災害協定締結、給食に「おにぎらず」 京都・大山崎町

2015-09-02 11:55:56 | 災 disaster
 京都府大山崎町と大阪府島本町は防災の日の1日、災害発生時に相互応援を行う協定を締結した。平常時から互いに情報交換をしながら、災害時には物資や人員を円滑に提供できる体制を目指す。大山崎町政策総務課は「協定として形にすることで、いざという時の連携がスムーズになる」としている。

■府境越え大阪・島本町と

 隣接した両町は地理的な共通点も多いことから、防災対策強化を打ち出している島本町から協定締結の打診があった。大山崎町はこれまで東京都羽村市や京都府向日市、長岡京市など15の市町村と災害時の応援に関する協定を結んでいる。

 洪水や地震などの災害発生時には、被害状況や必要な物資の品目、数量、搬送手段などを相互に連絡し、食料や生活必需品、人員などを確保する。避難収容施設での相互受け入れなども行う。

 両町はハザードマップや地域防災計画を共有しており、今後は備蓄物資の状況や緊急連絡先の確認などを定期的に行うという。

■児童ら非常食味わう

 防災の日を前に、京都府大山崎町円明寺の大山崎小児童が31日、非常時に簡単に作れる「おにぎらず」やみそ汁などの給食を味わい、災害への理解を深めた。

 献立は同小と第二大山崎小の栄養士が考案。家庭にある保存性の高い食材を選び、「おにぎらず」にはツナ缶や冷凍枝豆、みそ汁にはワカメや切り干し大根などを使用した。

 3年2組では、児童約30人が大きなノリの上にごはんと具材を載せ、「おにぎらず」を作った。藤原美和さん(9)は「ごはんをノリで巻くのは大変だったけど、(非常食の中で)一番おいしかった」と話していた。

【 2015年09月02日 11時38分 】


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