森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

夏至に向かう

2021-06-18 | 日記


  新しい花が咲くと、最初に訪れるのがミツバチです。
 花粉だらけになりながらも、一つのエリアを長い時間をかけて、花から花へと
 飛び回ります。
 もちろん花のミツを吸うためですが、受粉ボランティアもやって、ずいぶん
 みんなのために働いている昆虫です。
 一匹のミツバチが一生かけて集めるミツは、わずかティースプーン一杯ほど
 とのこと、意外と少ないです。
 毎日あれほど忙しく動き回っているのに。

 そしてミツバチは、人が攻撃しない限り人を刺すことはありません。
 性質も穏やかなのです。
 まさに益虫の鏡といえます。



 野の花の名前はあまり知りません。
 一応図鑑を持っているので、開いてみますが、それでも分からないことが多い
 です。
 今ではすっかり、あきらめモードに入っています。
 野の花どころか、アヤメ、ショウブ、カキツバタ、アイリス、などの違いも良
 く分かりません。
 でも、花の名前を知らなくても、人は生きていけることを知りました。



 このところ内地の梅雨に似た、ぐずついたお天気が続いています。
 早朝は決まって小雨が降り、じきに止みはしますがその後は終日曇り空です。
 そんな中で植物たちが、やたらと生き生きしています。
 来週の夏至のころにはこの窓も、名前の知らない植物たちで埋め尽くされる
 ことでしょう。