新しい花が咲くと、最初に訪れるのがミツバチです。
花粉だらけになりながらも、一つのエリアを長い時間をかけて、花から花へと
飛び回ります。
もちろん花のミツを吸うためですが、受粉ボランティアもやって、ずいぶん
みんなのために働いている昆虫です。
一匹のミツバチが一生かけて集めるミツは、わずかティースプーン一杯ほど
とのこと、意外と少ないです。
毎日あれほど忙しく動き回っているのに。
そしてミツバチは、人が攻撃しない限り人を刺すことはありません。
性質も穏やかなのです。
まさに益虫の鏡といえます。
野の花の名前はあまり知りません。
一応図鑑を持っているので、開いてみますが、それでも分からないことが多い
です。
今ではすっかり、あきらめモードに入っています。
野の花どころか、アヤメ、ショウブ、カキツバタ、アイリス、などの違いも良
く分かりません。
でも、花の名前を知らなくても、人は生きていけることを知りました。
このところ内地の梅雨に似た、ぐずついたお天気が続いています。
早朝は決まって小雨が降り、じきに止みはしますがその後は終日曇り空です。
そんな中で植物たちが、やたらと生き生きしています。
来週の夏至のころにはこの窓も、名前の知らない植物たちで埋め尽くされる
ことでしょう。