加賀の旅人

郷土の凧と歴史の狭間に埋もれた凧の歴史を尋ねる旅人です。

令和5年 凧島駅(いかじまえき)が誕生

2023年04月28日 | 日々雑感

令和5年4月28日 地元新聞の朝刊で旧珠洲駅が「凧島駅(いかじまえき)」に変身したと載っていました。
珠洲市では29日から地元ゆかりの人気漫画に登場する凧島(いかじま)を観光客の誘致に向けて様々なイベントを計画しているようです。

のと鉄道の旧珠洲駅ですが歴史をさかのぼると、珠洲駅(すずえき)は、昭和39年に
国鉄能登線の開業で出来た駅で、昭和62年の国鉄民営化で西日本鉄道の駅となりました。
昭和63年に第三セクターの「のと鉄道能登線」に移管されたが、乗降客の減退で平成17年に穴水駅から蛸島駅までの能登線が廃止され珠洲駅は廃駅となりました。
能登線は穴水駅から終着の蛸島駅までに30駅あり約11.7㎞の区間でした。
珠洲駅から正院駅、そして蛸島駅が終着となっていました。
珠洲駅の駅舎は一時保存され、珠洲市が待合室ならびに駅事務室を改装のうえ「奥能登すずなり市場」と称し地元特産物を販売しています。



月刊「アフターヌーン」で連載された「スキップとローファー」という漫画がアニメ化されたそうで、珠洲市をモデルにした主人公が東京の進学校に入学し、学校生活を描いたもののようです。
主人公が生まれ育った町は蛸島町(たこじままち)をもじって凧島町(いかじままち)と表現しています。

凧(たこ)を凧(いか)と呼ぶ地域は新潟県ですが、実は成巽閣の「婦くら雀凧」の描かれた絵図にも凧の文字の横にいかとルビが振ってあり、凧を調べていた時に昔、能登地方でも
イカと呼んでいたそうです。

漫画の物語ですが凧(たこ)を凧(いか)と呼ぶことで、凧という文字が広まることに期待しています。
凧の聖地として若者たちが観光に訪れて欲しいものです。

九十九湾の石川県鳳珠郡能登町にはイカのモニュメントのイカキングもあります。

イカの凧を思い出して探したら、小関章さんの凧をまねたイカの凧がありました。
小関さんは大小さまざまの大きさのイカの凧を沢山作っていました。



コメント    この記事についてブログを書く
« 令和5年 今日は夏日 | トップ | 令和5年 今日は子供の日 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。