加賀の旅人

郷土の凧と歴史の狭間に埋もれた凧の歴史を尋ねる旅人です。

さるふつの凧友から(2)

2015年07月05日 | 凧を作る
ビニールにセロテープで竹ヒゴを貼り付け凧を作っていきます。
送られて来たビニールは94枚あり、そのうちの40枚を四国の凧友のYさんに製作をお願いしたところ快諾して頂きました。
彼はどのような凧を作るのかとても楽しみです。
私は50枚をを引き受けて、簡単に揚がる凧を作ることにしました。
1日に5枚~10枚位づつ作り約1週間で制作することができました。
余った1枚でホタテ貝の凧を作ることにしました。

ホタテ貝の語源に関して和漢三才図絵(1716年、寺島良安編)のなかでは次のように書かれています。
「その殻、上の一片は扁くして蓋のごとく、蚶(あかがい)、蛤(はまぐり)の輩と同じからず、大なるもの径1~2尺(30~60cm)、数百群行し、口を開いて一の殻は舟のごとく、一の殻は帆のごとくにし、風にのって走る。故に帆立蛤と名づく。」

(ホタテ貝凧)

ホタテ貝が青い海の上を走っているようにイメージして凧を作ってみました。
揚がっている様はホタテが青い波をかきわけているようにしたのですが、果たして見た方の感想はどのようなものになるか楽しみです。

簡単に揚がる横凧とホタテ貝の凧を猿払に発送する前に試し揚げをしました。
どちらの凧も簡単に曇り空の中に飛揚していきました。これで猿払の仲間が簡単にあげてくれることと思いました。

(ホタテの絵凧の飛揚)

(ホタテ貝の飛揚)

出来上がった凧を箱に入れて北海道へ発送しました。
到着したら早々に揚げて欲しいとしたためた手紙とともに。
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