武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

風邪と我儘大王(作品紹介76・色鉛筆)

2012-01-13 17:26:58 | Weblog

風邪を引いて寝込んでいるはずが・・・・こんな作品を仕上げている。
あきれた奴だ。

素晴らしい人と言いたいところだが、風邪引いている間どれだけ我儘か!!
元々我儘な性格が、3倍我儘になる。「ゆっくり安心して休みなさい」と、言ったら制作する。では、だいぶよくなったのかなぁ?と思うと、また熱を出す。頭をタオルで冷やそうとすると「気持ち悪い」と言う。

中途半端に良くなってくると、変に元気が出てきていて「話を聞いて欲しい」という欲求が芽生えるようなのなけれど、その話が耐え難いのです。「僕は死ぬのかな」の質問も長い。「僕はこんな山里で死にたくない」(こんな山里とは、宝塚市のことらしい)とか、「帰って来いと島が呼んでる」等、気持ちの吐露だけで、「具体的こうしよう」ということは、全くない。最初は、聞きながら「そうだね」と言ってるのだが、長時間に及ぶので、すごく疲れる。
いつもの事ですが、「僕は死ぬのかな」と言われれば、「いつか人は死ぬのです」となり
「僕はこんな山里で死にたくない」ということに関しては、「どこがいいのか具体的に述べよ」と言い、
「島が呼んでる」に関しては、「島での生活はいいとしても、都会的感性のあなたが我慢出来る?」
この三つの質問が、テレコになってグルグル回るのだ。

しかし、わたしは、我儘な人間が決して嫌いじゃない。付け加えるとしたら「愉快な我儘人間」は好きなのである。
ヒロクニさんには、「まいった!!ゲロゲロ!!」と悲鳴とため息の日々を送ることが多いが、ヒロクニさんにも抜けたとこがあり、わたしの心ない言葉にもあまり傷つかないので、可笑しいのです。

「死にたい」と言うことをひつこく言われた時等は「そんなに死にたいのなら、自殺したら?芸術家で自殺って多いでしょ。」と言い、「自殺を考えなくても、もう‘死’の方から近づいてくれてるという事実を知ったら?」と意地悪なことを言うと、変に素直に「そうだな、自殺しても意味ないなぁ」「分かった、サホリ、痛い思いして死ぬことはないね♪」と能天気なのである。

そう、我儘大王は能天気で言葉が通じない生き物なのです。

そんな武内ヒロクニの個展が、2月7日~14日に東京・銀座で開催いたします。
会場でお会いできましたら、光栄です。

■武内ヒロクニ展■
日時 2012年 2月7日(火)~2月14(火)日

時間 11:30~19:00(日曜、最終日は17:00まで)
場所 ギャラリー枝香庵
   〒104-0061
   東京都中央区銀座3-3-12 銀座ビルディング8F
   ℡ 050-3452-8627
 

ギャラリー枝香庵のホームページ → http://echo-ann.jp/

武内ヒロクニの画集が挿入されているHPのページです。
よろしかったらのぞいてみて下さい。
(DEATH iS CANDY と書かれた白いページが画集です)
             ↓
http://www.hirokuni.com/mandara.html

コメント (2)
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