「手の自由」2014 と書き込まれた作品。
“自由”について“手”のみに絞られているところがいい。
漠然とした自由じゃないところがとてもはっきりしている。
普段、ヒロクニさんと「手って凄いよね」。と2人で意気投合する時があるのです。
人類は手によって、発展してきているといっても良いくらい。
もう少し考えてみると、脳と手の関係、脳のみについて・・・と、順番に考えていくと面白いかもしれない。
脳には、心も宿っている。
絵を描くということは、心というか思いや感覚などを手を通して描いているわけだけど、
手が先に動いてから、心というか脳が反応する時もあるわけで、
この辺の微妙な関係が心憎い。
一々意識しなくても、自然に手はあらゆることをやっている。
そうして、あらゆるものを築いてきた。
ヒロクニさんがどういう思いでこの絵を描いたのかは、聞いてないから知らないのだけど、
(聞けよ・・・と言われそう・・・。)
「手の自由」という不思議なタイトルから、ヒロクニさんは絵を描くことで自由を感じているのだと思います。
いつも「精神の自由」を大切にしていてます。
実生活では、よく言われる事ですが、「自由業は、不自由業」。を実践中。
そんなヒロクニさんに“朝顔”がたくさん咲いているから、庭に出てと促しました。
↑この日は、うす曇で空が白っぽい日でした。
普段のヒロクニさんは、股引姿。
今は、あまり花はなく、チューリップの植え付けを待つ庭です。
私にうるさく言われて、嫌々庭に出た感じの表情が憎憎しい。
私の手作業も少しづつ出来上がっていて、またケースを作りました。
↑眼鏡ケース兼ペンケース。
ハーフステッチで全面刺繍のもの。
18カウントのものに、25番刺繍糸6本取りで刺しています。
ステッチで埋め尽くすと、生地が厚くなって硬くなり温もりが出る所が気に入っています。
中世の財布は、このようなステッチした布で作られていることが多いよう。
左は、クロスステッチで詳しい図案がありました。
中央は、オリジナルをアレンジ
右は、オリジナルをアレンジ
↑裏はこんな感じ。
私のオリジナルではなく、
こういう刺繍図柄をアレンジして、細長くしています。
こちらのパターンの刺繍は、
↑オックスバーグハンギングと言われています。
1569年頃、エリザベス女王の妹であるスコットランド女王メアリーが、
エリザベス女王に監禁されていた時に作ったもの。
監禁といっても、幽閉ではなく比較的緩やかなものだったらしい。
このシリーズがとても気に入ってしまい、この絵柄、この色味に魅力を感じています。
絵柄や文字に、謎解きの要素もあるらしく、イギリスらしい感覚が盛り込まれている模様。
↑中世の時代によく使われていた袋の綴じ方を見つけて、やってみました。
このタイプの物によく合う感じがします。
中世の頃って、ローマ帝国が滅んでから、文化が衰退したと思っていましたが、
それまでの写実ではない、不思議な世界の世界への転換期だったのかもしれません。
これらの刺繍は、どれだけ手間隙をかけたのか?と、刺繍の手作業の量に驚きます。
また、どんな図案にしようかな?と思案中!!
私も、「神戸音楽日記」におじゃましています。
しかし、月日は流れたと感じますが、動画でお姿を拝見したら、あっという間のように感じてしまいました。ヒロクニさんとギーターを弾く、たーさんの姿を見て、感慨深い時間を過ごしました。
ヒロクニさんは、「たーやんから、勇気貰った」。と言っていました。私は、新しいたーさんを見て、感激のあまり泣きそうになったわ。
それと、君は、キョーレツなキャラなんだから、忘れられるという事はないと思うよ。
ヒロクニさんの動画もありがとうございます。楽しんでおります。しかし、ヒロクニさんって、永遠の老け顔ののかしら?なんか、若い頃も老けてるよね。またね。