「こんにちは!」と絵が言う。
描かれているのは、人型。
「やあ!」と言って手を上げているのが、男性で、右にいるのが女性だ。
そして、フムフムと眺めていました。
武内は、もう、絵で遊んでいるのだなぁ~と思いました。
蠅叩きのような手に、足先が四つもある。
左にある足では立っている姿、右にある足を見るとつま先立ちをしてバレエを踊っているみたいだ。
脳裏に、こういう光景が浮かんだ。
子供造形教室をしていた時に、バレエを習っている子がいて、
そのバレエが嫌だったらしく、居残る子がいた。
「そんなに嫌なの?」と聞くと、うなずく。
次がバレエの教室へ行く予定になっているらしく、
バレエの時間をなるべく少なくなるように時間稼ぎをしているのだと言う。
そんな話をしていると、武内がやってきて、
「ゆいなちゃん、そんなに嫌なのかぇ。」と言いい、
目の前で、タイツ姿にTシャツを着た武内が、バレエ風につま先立ちで踊っていた。
わたしとゆいなちゃんは、唖然としてその姿を眺める。
「どう、ゆいなちゃん?」と武内。
「・・・・・・・。」ゆいなちゃんの反応。
「・・・・・・・。」眉間にシワ。わたしの反応。
ゆいなちゃんは、「きもちわる。」とポツリ。
唾を飲み込み、うなずくわたし。
でも今となっては、武内のおちゃめな部分が面白くもあり、無邪気なところが憎めない。
分別がないところも凄いと思う。
この絵を見ている内に、変な思い出が出てきてしまった。
右下に描かれている女性は、横目で悪戯のある目を向けています。
夫のこういうことばかりを覚えているわたしのことを思うと、
右下の人物は、私かもと。
要するに、この絵は、武内とわたしという夫婦かもしれません。
なかなかお似合いな2人。
そんなことを思いました。
そんな思いはさておき、この絵は、
黒く太い線がリズミカルで、この線の感じがいいと思います。
鉛筆と色鉛筆を使用。
天気の良い日に、良人と散歩&リハビリで歩いてきました。
近所の御所川の沿って。
用水路を見ながら歩いていました。
鯉やフナ、雑草を見ながら。
そして、目に付いたのは、すすきとセイタカアワダチソウ。
「ああ、すすきとセイタカアワダチソウの戦いが繰り広げられているなぁ。」と思い、
「すすき、頑張れ!」と思う。
↑これが、御所川。
頑張れと思った状態。
すすきというのは、日本では万葉集などにも詠まれているくらい古い植物です。
また、茅葺の屋根の材料に使われていたり、家畜の餌や箒、すのこ、炭を入れる籠の素材として
非常に役立ってきた植物です。
茅葺の屋根を作るのには、大量のすすきが必要で、その為の“茅場“というのがあった。
それくらい、日本では無駄がない利用価値があった植物なんです。
また、すすきが生えた土地は栄養分がたっぷりあり、土も肥えていました。
それが、外国から来たセイタカアワダチソウによって、すすきが駆逐されていったのです。
強い植物であるセイタカアワダチソウの方がどんどん増えていった。
すすきのある肥えた土の養分で、どんどん増えた。
ところが養分を吸い尽くしたせいか、セイタカアワダチソウの増殖の勢いがなくなってきたそうで、
再び、すすきが復活してきているのが今だそう。
この御所川では、毎年その様子を見ていたので、
すすきが増えてきているのを実感したというわけです。
↑では、もう一箇所。
すすきの方が多くなってきています。
すすきとセイタカアワダチソウの因果関係を知ると、
「すすき、頑張れ!」もう、こう思わずにはおれません。(笑)
すすきの生えた土地は肥え、セイタカアワダチソウの生えたところは土が痩せるのです。
秋にぴったりなすすきの穂は風情があって好きです。
そんなことを思いながら、良人と歩いていました。
リハビリと言われているヒロク二さんは、どのぐらいで歩くのが辛くなるのかの把握をしました。
ちょっとの距離なのに、途中、パン屋でパン買う。
その後、煙草を買う。スシローで寿司食べる。珈琲豆買う。
寄り道の好きな人です。
少しの距離歩くだけで、こんなに散財するなんて、思いもしませんでした。
そんな日の夕食。
↑いわしが半額だった。300円なり。
オリーブオイルににんにくをいれ、塩こしょうして焼きました。
しじみも半額だったので、みそ汁に。
パプリカは素焼きにして、オリーブオイル、酢、塩、砂糖少量でマリネに。
バター風味のいり卵。
マカロニサラダ。きゅうりとスライスオニオン、パプリカ、鳥のささみを裂いたものを和えています。
カブの漬物。(自家製・塩味)
煮物は、昨晩の残り。
食卓の左の端に、拾ったカエデの葉も。
散歩したせいか、食事は美味しく感じました。
今日も変な思い出やら、毎年思っている“すすきとセイタカアワダチソウの戦い”の事などを
秋の陽射しを感じながら思ったことを書きました。
今日も最後まで読んで下さった方、ありがとうございます。
手も足も、すべてのパーツがくるくるとまわって踊りだしそうな感じがします。向かって右下の足?手?の緑色がすてきです。
バレエのゆいなちゃんのお話は、苦笑いが出てしまいました。ヒロクニ先生のタイツで踊る姿に対して、「・・・」の女性二人が、ちょっといたたまれないような・・・。
満月を見ると、すすきを連想します。十五夜のお月見からの連想なのだと思います。すすきは、あの枯れた色と穂が下を向いている風情が寒い季節に向かう、もの悲しさを感じます。
散財は複雑な気持ちですが、パン屋さんに寄ってスシローでちょっとお寿司を召し上がって、煙草と珈琲豆を買うお散歩は、気持ち良さそうです。
珈琲豆を選ぶあの感じは気持ちが高揚します。どれにしようかな・・・と考えているときは、頭の中でその珈琲の味を感じながら「今回はもうちょっと酸味の強いの」とか「ふわっと軽い味がいいかな・・・」などととても迷ってしまいます。
想像しているうちに、それを味わったような気持ちになって満足してしまうことも多々あります(笑)
いわし、安いですね!オリーブオイルでカリッと焼いた香ばしさを想像しました。生でも焼いても煮ても、つみれにしても美味しいのに、安くてとっても大好きなお魚です。
いわしとしじみ、すごく安心するごはんです。いつもおかずがたくさんで、美味しそうだな~と何度も画像を見てしまいます。
私はお酒が大好きなので、さほりんのおかずを目の前にしたら、お酒がぐんぐん進んでしまいそうです。
ブログとコメントのやり取りで、気負わず、軽い気持ちの書簡のやり取りをしているように楽しめれば、とても嬉しいです。
こちらこそ、いつもお返事ありがとうございます。
この絵の踊りは、タンゴだと合うような。ヒロク二さんのイメージは最初は渋めな男性だったのですが、特異なことをしてくれるからイメージがどんどん変わりました。いい意味で、私の前では開放されていて、可笑しなことをするのかもしれません。この光景、やっぱり、苦笑いするしかありませんよね。
満月に月。本当によく合います。ともりんの物悲しさを感じるという感性に日本人的な侘びの感性を感じました。
珈琲店は、ひきたての珈琲の豆の匂いが立ち込めていました。この感じいいですよね。ヒロク二さんは、「深入りの豆はどれ?」と言い、この日は苦めの珈琲豆にしました。この感じも久しぶりでした。
半額に弱い私です。それにいわしは、頭の回転が良くなると言われているので、迷わず買いました。(笑)簡単なもの(大根おろしやきゅうり短冊、小さい卵焼き、夏は枝豆とか)を添えているのは、食前に小さいお猪口(写真に写っている伏せてあるもの)で、氷を入れて焼酎を少量飲むからであります。酒飲みのためのおかずかも。自分の為だったりして・・・。しじみのみそ汁もお酒を飲んだ後には、美味しく感じるという・・・。
コメントありがとうね。
コメント、いつも嬉しく思っています。