謎めいた作品。
「絵画は、自由だ!!」というヒロクニさんです。
絵画の表現は、まさに自由である。
ゴックン・・と唾を飲み込んで絵の前で立ちすくむ私。
これは、人の顔の絵である。
この絵を見ていると、ヒロクニさんは天才か?バカか?
賢いのか?バカか?という気持ちになりました。
「俺に、バカをやらしてくれ!」というから、それをしているのか?
この世の中を見渡しても、こういう絵はないだろうと思われる。
既存の絵画の概念を壊してのヒロクニさんの絵です。
「絵画は、自由だ!」と言うヒロクニさんの自由な作品かもしれない。
この絵が出来上がってから、簡単に額縁に入れ、すごく怖い顔をしてこの絵を見ている姿をよく見ました。
食事の時もよそ向いているから、何だろう?と思うと、この絵を見ていたのでした。
台所で立ってじっとしているのを見るとこの絵を見ていたのです。
何か気になる絵らしく、難しい顔をしてこの絵を見ていることが多い。
私は違った意味で、眉間にしわをよせて見ています。
こういう絵を描いているという事は、一般的に簡単に認められるとは思えないないので生活は厳しそう・・・等と、
思うのです。難解な作品だし。
でも、この作品が持つ力強さは好きであるし、ヒロクニさんが平凡な絵を描くようになるのはつまらない。
ヒロクニさんは、戦後美術の話をしてくれたり、凄い知識を持っているので、賢い人なんですが、
そういう人が描く絵なのだから、意味はあるのでしょう。
この絵の横に、萬鉄五郎の絵が貼られている。
この絵が横に。
この絵を描いた「萬鉄五郎」は、大正~昭和初期の画家である。
当時は黒田清輝のアカデミックな画風が支配的だった。
そういう中、前衛絵画であったフォーヴィスムを導入した先駆者なんです。
その意味においては、「萬鉄五郎」の絵が横にあるのは、不思議でもなんでもなく当然なんです。
現在の地点からの前衛をヒロクニさんは、考えているのではないか?と察する妻であります。
話は変わるが、「ヒロクニさんは賢いのかバカなのかわからない」と思うと書いたが、
私自信も「君は、賢いのかあほなのかよくわからん」とアルバイト先で言われたことがあります。
行動が予測の範囲を超えるらしく、また的確な時もあり、普通はそんな事は思いつかないだろうと言うことを、
しでかしていたようで、上司は私の扱いに困っていたようです。
若い時の話です。
なんか、その時の上司の気持ちがわかるような気がします。
もしかしたら・・・、ヒロクニさんと私って似たもの同士?
なんか、ウッディ・アレンの名言に、「自分を会員にするようなクラブには入りたくない」というのが
あるのですが、そんな気持ち。
玄関前の花壇。
タマスダレが急に咲き出しました。
今は、花が少ない時期なので、ペンタス(赤)とユーフォルビア・ダイアモンドフロスを植えたしました。
長雨が続くので、庭の秋の準備が遅れています。
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妻は別のブログも書いています。
「さほりさんの自虐史観からの脱却」というブログです。
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今は、フーバー大統領回顧録「日米戦争を起こしたのは誰か」を紹介しています。
ついでに、私が良く見るブログも貼ってあります。
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