武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

王と王姫(色鉛筆作品紹介757)と 正月に向けてあれこれ

2023-12-20 19:01:51 | Weblog

思いっきり抽象画で、いろいろな形が組み合わさっています。

しかし、タイトルは古風で、「王と王姫」。

王と王姫が尾赤いゴンドラ、または船に着飾って乗っているように思えます。

着飾ってと書きましたが、服なんか全く描かれてない。

何故そう思ったのか?

赤のゴンドラの曲線の優美さ、使われている赤色、

そしてカラフルな水玉、くちびるの形を総合すると、

キラキラ感が出ているように感じました。

全体的に可憐な印象も。

右上上がりの曲線によって、方向性がありそれが風を感じさせます。

渦巻きは、巻いた布のようで柔らか味があり、

中近東のエキゾチックな雰囲気も。

しかし、いきなり「王と王姫」というタイトル。

普段のタイトルの付け方ではありません。

ロマンティックな気分になっていたのか?

わたしからすると、粗野な人なのですがね・・・。

風変わりな絵ですが、モダンな感覚を楽しんでもらえればと思います。

クリスマスが近づいてきましたので、

なるだけクリスマスにいい絵を選んでみました。

 

 

気持ちはクリスマスを素通りして、師走、正月に突入します。

ヒロクニさんは、「クリスマス?それと俺がどうだというのだ。」と、

言うぐらいクリスマスに興味がありません。

イエス・キリスト、クリスマスツリー、トナカイ、サンタクロース、クリスマスプレゼントと

主要なクリスマスの要素を知りません。

以前依頼ががあったクリスマスカードの仕事も、

十字架の横に髪の毛が爆発しているキャラ?を描いた。

不穏な感じのクリスマスカードで、展示している絵を見に行ったが、

浮いていました。

祝福ムードがないカードでした。

そのせいか、そのカードの絵以後、その仕事はぱったり途絶えたのです。

それぐらい興味がないので、

「クリスマスだね。」と言っても睨まれるだけなので、

師走のムードと正月がわたしにとってのお祝い事であります。

お料理をするのも、正月にハレの日を味わいたいから。

おせちもどきを家で作った方が、味わいがあるし、

普段と張り切りもいつもと違う感じを感じるのです。

切り替わりを感じたい。

こうやって自分の中で、正月ムードと勢いを奮い立たせるのです。

その方が、来年を迎えるにあたり良い1年が送れそうな気がするんです。

 

それに合わせ、着物を着ようと思い、

封をといていなかったダンボール箱を開け、着物を物色しています。

着物にうっとりはまり、安くで買った着物はダンボール5箱。

帯だけで、ダンボール1個とふろしき包みが2個。

祖母の家にあったアンティークの着物や自分で購入したもの、

もらった着物など。

好きだと言っていると、あちらこちらから「もらってくれる?」という声がかかる。

そんなわけで、増え続けたわけです。

高価な着物はないけれど、十分楽しめるぐらいの量が。

着物の楽しみとして着物、帯、帯上げの組み合わせを考えるのは快感があります。

年を重ねたら、着物をきよう!と思っていたので、いい頃合いだ。

わたしが着物を着ると、ヒロクニさんも気分が変わるらしく、

非日常を感じるみたい。

ヒロクニさんの正月は、描き始めとしてやっぱり絵を描くことにしているようなのですが、

わたしからは、「普段と一緒だ。」と言われています。

わたしは大抵、お雑煮を作りヒロクニさんと一緒に食べ、

気が向けばお酒をちょっぴり飲みながらおせち料理を食べる。

ヒロクニさんが絵を描いている近くで。

以前の家は、庭があったので、

庭に出て新鮮な空気を吸って、まだ咲かない花を見たりしていました。

食べるものをあれやこれやと作り置きしていると、

主婦は気ままな感じを味わえます。

もう、脳内で妄想さながらシュミレーションしていますが、

現実はどうなることやら・・・。

さあ、苦手な掃除も取り掛からなくてはいけません。

ちらかっていても平気という弱点がわたしにはあります。

「掃除しなくても死なない。」という言葉も口にしてしまったことがあるぐらいだ。

本当は、邪気が一杯なんですよね。

汚いと。

そんな邪気の一杯の家ではいけないと思うので、苦手な掃除も頑張ってみるつもり。

まだ、今年も残すところ後10日ぐらい。

とにかく爽やかな正月を目指しています。

 

 

最後は、可愛いピーちゃんを。

新居に移ってから、人懐っこさがさらにました我家の愛猫。

名前はピピ。もっぱらピーちゃんと呼んでいます。

↑以前の家は階段がありませんでしたので、

ピーのこんな姿を始めてみて写真に収めました。

ここに乗って階段から人が上ってくる様子を見ているようなんです。

たまたま階段を上る時に、顔を上げたら、

覗き込んでいるピーの顔が見えるのです。

上の写真は、パソコンの前にいるわたしをひたすら見ていたという・・。

おもわず写真を撮りました。

↑顔が分かりにくい猫なのです。

だからアップで。

鼻がどこにあるのかよくわからない猫なんです。

かまって欲しいらしく、目を見開いています。

 

今日は気合を入れないと、正月らしくならない!という話。

子供の頃は、自然にお正月がハレの日でした。

大人になったせいか、自分で演出しなくてはいけない。

そんなことを思いながら・・・。

今日も私事ばかり書いてしまいました。

最後までお読み頂いた方、ありがとうございます。

 

 

 


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2 コメント

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クリスマス的に感じてもらえて、光栄です。 (さほりん)
2023-12-27 11:28:16
コメントありがとうございます。
「王と王姫」の絵から、クリスマス的な雰囲気を感じて頂き光栄です。興味がないことには、徹底して感心を持たないという性格・・・。私は、クリスマスの持つ聖な感じが好きなんですがね。オーナメントとか、キラキラした感じに宗教色のある祝祭で。
今日の絵は、鋭角が多く派手に線が右上がりに。そこから確かにヒゲ、音符のヒゲに思える箇所があります。そう思うと、クリスマスソングが聞こえたりして・・、とあらぬことを考えていました。ちょっと無理がある?

着物は、普段着になるものを着ることにしています。自分で洗濯できる綿の着物やウールの着物を。帯は、半幅帯で。正月だけ、晴れやかなものを着ると。着物の小物の組み合わせは、1つの小物でもガラッと雰囲気が変わったりするので、面白く、楽しい。ともりんの言うように、組み合わせで芸術の粋までいくことは、あると思います。色の微妙な美しさを追求している生地や染めの帯揚げの存在を知ると、工芸という芸術です。私の着物は、今年は気楽に着てみるをやってみようと。

お正月は、私もゆっくりしたい。2人で過ごすので、ヒロクニさんが言いつけ事をあまりしないでくれるとありがたい。大変な正月は、親戚縁者で集まったりする家の場合かな?何か気働きをしないといけないことがありそうなともりん。究極は寝たフリして(疲れているフリ)して、ゆっくりして下さい。(ひどいアドバイスだ。)お互い思った正月を過ごしましょう!

「新宿中央公園」のこと、覚えていてくれたのですね。そうか、犯罪の匂いがあるんだ!そして、そういう場所の特徴で、ある種のけだるさもありそうです。深夜は、かなりやっかいそう。公園の雰囲気が、そういう人さらにを呼び込み、集まるのですね。異様な雰囲気がするでしょうね。新宿はちらっと通りを歩いただけですが、新宿は新宿の感じがあります。その感じと混ざり合っているような気がしました。

ピーちゃん、ちょっと太り気味。かまってほしいそうです。

今年もあと少し。買い物を終えられたとあり、偉いです。私も冷凍庫は一杯だが、野菜を買っておくのが残っています。餅はこれから購入の予定。
ほんと、お互い、いい正月を迎えられると嬉しいな、と思いつつ。
コメント、ありがとう。
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Unknown (ともりん)
2023-12-25 21:32:21
赤い色の感じがクリスマスっぽいです。少しずつあちこちにある緑色がそんな風に感じさせるのでしょうか。色々な形が組み合わさっていて難しい感じです。
なんとなく、「音符(八分音符)」を感じました。赤いヒゲのようなものの右上がりがそれを感じさせたのでしょうか。そして、これがゴンドラだとすると、トランペットの音をバックに勇壮に水面を進むような気もしてきました。
優雅な風が大きくゆったり吹いているようです。旗もはためいているかな? 色々想像すると、どんどん中世の色彩と風景が見えてきて、異世界に旅行しているような気分になってきました。

クリスマスは雰囲気があるイベントなのでついついそれに乗ってしまいますが、イエス・キリストの誕生日祝いなので、キリスト教以外は確かに微妙なイベントですね。
ヒロクニ先生のクリスマスカードは、ハロウィンカード向けかなと思いました(キリスト教的にはどうなのかわかりませんが)。なかなか難しいですね。

着物、良いですね。着ることと着た後の始末が大変で私は遠ざかってしまいましたが、「良いなあ」という気持ちは変わりません。着物は全身着用した姿が作品だと思います。
半襟や帯揚げ、他小物で表情が全く変わり、服飾の芸術だと思っています。

まあ!ピーちゃんはなんという場所にいるのでしょう!器用に座るものですね。「ここは私の場所よ」と言っているようです。

お正月はゆっくり過ごしたいですね。封建制度の強い時代の習慣は踏襲したくないです。お料理や住居の整え等の準備は大変ですが、ゆっくりと新年の空気を味わいたいものです。
とはいえ、家のお正月は主婦が演出しないと始まらないという厳しい現実があると思います。お正月だからといってゆっくりできないのも事実ですね。
とはいえ!やっぱりゆっくりしたいので、なんとかうまいことを、お互いにいたしたいものです。


前回のコメントに書きました「新宿中央公園」。東京の新宿駅西口にある公園です。同駅東口には歓楽街の歌舞伎町、同公園のすぐそばには新宿警察署があります。そのような性質の公園です。
最近はまったく行っていませんが、20年前の記憶を思いおこしました。ホームレスの人、何かを売っている人、おかしな言動をしている人、家出をした女の子や男の子に何かをしようとしている人たちが蠢いていました。
深夜は、魑魅魍魎、有象無象、混沌、ダークな怖い公園でした。今は健全になっているかもしれませんが。


クリスマスも終わり、あっという間に年の瀬です。
去年は年末に買い物をせざるを得なくなりあたふたしましたが、今年は20日までにだいぶ買いだめをしました。年末年始乗り切れるかな?
お互い、良いお正月を演出できたらよいですね。
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