武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

街の散歩(作品紹介737)と 神戸の小道

2023-07-11 12:18:46 | Weblog

B5サイズより少し大きめの薄紙に描かれた絵を、

A4サイズより少し大きめの厚紙に右詰め貼っています。

厚紙は、鉛筆で黒く塗り込められ全体が絵なのか?

わたしにとっては、謎めいた状態の絵になります。

描かれた絵の方は謎めいていなくて、元気に街を繰り出し、街歩きというふうに見受けられる。

元気で、躍動感すら感じます。

武内は、「よく街を抜けて行ってね。」という言葉を使う。

それは、こういう感じだったのだろうか?

この絵を描いた頃は、明石に住んでいた頃だ。

若かった???頃の作品だ。

思い返して見ると武内も随分歳を取ったものだと思う。

明石のアトリエで、6Bの鉛筆を買い込み、白黒の作品ばかり描いていた姿が思い浮かぶ。

一時、集中してこのタイプの絵を描いていました。

そして、ある日、白黒の絵に色が取り入れられ、次のスタイルに。

こうやって変化をくり返していくのが武内流のようです。

 

こういう街の絵を見ながら、

現在、引っ越し疲れで、武内は、なかなか街歩きができないでいます。

そんなことを思うと、この絵に若さを感じます。

若いといっても、60歳に入ったばかりの頃。

 

さて、引っ越しを終え、新居に移って早一ヶ月。

ヒロクニさんは、「神戸。」「神戸だ。」と言いながら、

街に行けないでいます。

物の配置に苦心していて、画室を使いやすいように何度も配置換え。

歩くゆとりがないようだ。

今現在開催中のギャラリー島田でのオープニングの会場へ行く時も、

「歩いていくと30分ぐらいかかるよ。」と言っているにも関わらず、「歩いて行く。」と言い張る。

いきなり疲れが溜まった身体には、無理があると思っての配慮。

わたしは地下鉄か、高速神戸に乗った方がいいと言うのだが、聞き入れられなかった。

家を出て5分。

坂を何回か上って、ふり向いた顔が怖い。

その顔を見て、「もう疲れているのと違うの?」と言い、

「タクシーに乗った方がいいのと違う?」と。

そう言いながら知らない所で「タクシーをどうやって呼ぶの?」と内心取り残されたような気分。

土地勘もなく、スマホすらうまく使えないわたしは、固まっていた。

よく分らないなりに坂を下りると、大通りに。

そして、なんとか呼び止めた。

分らないというのは、ハラハラするなぁ~と思いながら、ギャラリー島田に着く。

ギャラリーでは、簡単な作家紹介では、ヒロクニさんは野次をよく飛ばし、

人を和ましていました。

自分の紹介が始まると、言う内容が脈絡なく、思いを羅列。

自分の住所を書いた紙を手に持っていて、引っ越ししましたの報告で、

番地まで言いそうになっていたのを、

「個人情報をすべて言っていいんですか?」とスタッフが諭してくれてホッと一息。

自由に交流が始まると、ヒロクニさんはモテモテ状態でいろんな作家が挨拶に。

コロナ禍では、ギャラリーでは交流会をしないようにしていましたので、新鮮な感じでした。

そして、「急に帰ろうサホリ。」と帰りの合図。

まだまだ、引っ越し疲れが身体に残っているのだと。

そうだと思う。

わたしもまだまだ、疲れが取れていない。

やっと、近くの図書館に行くことが出来たくらい。

そして、今は「所変われば品変わる」これを感じている最中。

引っ越してみて分ったことは、以前住んでいた“宝塚”は、やや大阪圏の影響が大きいということ。

スーパーでも、同じ地域から来ているもの、例えば同じ愛媛産のキャベツでも何かが違う。

ヒロクニさんまで、「万代スーパーは、良かった。」とか言い出す始末。

わたしは、食品を入手するのは重要なので、

歩いて(坂があるから自転車を押していかないといけないのが嫌で)行ける食材のある所を狙って、

あちこちへ出かけています。

行きは必ず迷うか遠回りして着き、

帰りは少し気持ちにゆとりが出来るのか、景色を見ながら帰ります。

ムシムシして暑い中、汗だくで歩き、

帽子だけだと腕が焼け、夏になる前から日焼けする始末。

今まで、坂道というものを知らずに過ごしていたので、今更ながら鍛えられているという感じだ。

細い路地のような坂や、斜めに延びる小道、いきなり曲がりくねる細道。

神戸は、小道が多く今まで住んだことのある地域とは違う。

たぶん、こういう小道を散歩してきたのがヒロクニさんなんだ。

ハッとしました。

小学校の頃に神戸に来て、神戸を転々としながら過ごしたヒロクニさん。

好きな道や、路地への思いがあちらこちらにありそうです。

早くヒロクニさんの疲れが取れて一緒に散歩が出来ますように。

やはり、85歳なので疲れが取れるのが遅いようです。

瞬発力はあるが、持続力が難しいのですよ。

一緒に行けるようになるまでは、食品を買っては、食べて点検に励みます。

野菜の味も違うとは、思いませんでした。

蒸し暑いので、スイカをあれこれ買っています。

小玉スイカは、以前の所より安くつい購入。

肩にカバンの紐が食い込むくらい荷物が重くなる。

自分でカットすいかを作り、冷蔵庫に入れ「これで良し!」と冷蔵庫の前でつぶやく。

とても満足。

冷えた麦茶があれば、もう夏!という感じです。

 

 

蒸し暑い雨の日に、ピピ(猫)の首輪を作りました。

↑布を見たとたんいきなり。

ピーちゃんの茶色の毛に合うと思って。

ボンドで首輪の輪のところは、古い首輪にまいて。

リボン部分は手縫いで、ふくらみをもたせるのに綿を少量入れて。

同系色だけど、合うとにらんだ。

↑付けてみました。

ヒロクニさんは、「やっぱい首輪はあるほうがいい。」と言う。

わたしは、「ピーちゃん、可愛いわ。」と言い、ピーを抱き上げピーの頬にスリスリ。

↑いつも2階にいるピピ。

このゲージでも寝ています。

寝る前にこの部屋で、1匹と2人になると嬉しいのか目が爛々としてきます。

そして、隣の部屋から走ってきたりしてはしゃぎます。

 

まだまだ、疲れが残る身体ですが、一安堵ついています。

ゴミの出し方にもなれたところ。

分別の仕方が違うので、コレをココに入れていいのか?と混乱するのです。

「習慣とは、強い力を持っているのね。」とその切り替えの出来なさに驚くのです。

今日は、まだまだ疲れている編という内容になってしまいました。

最後までお読み頂いた方、ありがとうございます。

 

 

 

コメント (2)
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