武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

「やあ!」と言う。(作品紹介705)と すすきの戦い

2022-10-24 12:04:47 | Weblog

「こんにちは!」と絵が言う。

描かれているのは、人型。

「やあ!」と言って手を上げているのが、男性で、右にいるのが女性だ。

そして、フムフムと眺めていました。

武内は、もう、絵で遊んでいるのだなぁ~と思いました。

蠅叩きのような手に、足先が四つもある。

左にある足では立っている姿、右にある足を見るとつま先立ちをしてバレエを踊っているみたいだ。

脳裏に、こういう光景が浮かんだ。

子供造形教室をしていた時に、バレエを習っている子がいて、

そのバレエが嫌だったらしく、居残る子がいた。

「そんなに嫌なの?」と聞くと、うなずく。

次がバレエの教室へ行く予定になっているらしく、

バレエの時間をなるべく少なくなるように時間稼ぎをしているのだと言う。

そんな話をしていると、武内がやってきて、

「ゆいなちゃん、そんなに嫌なのかぇ。」と言いい、

目の前で、タイツ姿にTシャツを着た武内が、バレエ風につま先立ちで踊っていた。

わたしとゆいなちゃんは、唖然としてその姿を眺める。

「どう、ゆいなちゃん?」と武内。

「・・・・・・・。」ゆいなちゃんの反応。

「・・・・・・・。」眉間にシワ。わたしの反応。

ゆいなちゃんは、「きもちわる。」とポツリ。

唾を飲み込み、うなずくわたし。

でも今となっては、武内のおちゃめな部分が面白くもあり、無邪気なところが憎めない。

分別がないところも凄いと思う。

この絵を見ている内に、変な思い出が出てきてしまった。

右下に描かれている女性は、横目で悪戯のある目を向けています。

夫のこういうことばかりを覚えているわたしのことを思うと、

右下の人物は、私かもと。

要するに、この絵は、武内とわたしという夫婦かもしれません。

なかなかお似合いな2人。

そんなことを思いました。

そんな思いはさておき、この絵は、

黒く太い線がリズミカルで、この線の感じがいいと思います。

鉛筆と色鉛筆を使用。

 

 

天気の良い日に、良人と散歩&リハビリで歩いてきました。

近所の御所川の沿って。

用水路を見ながら歩いていました。

鯉やフナ、雑草を見ながら。

そして、目に付いたのは、すすきとセイタカアワダチソウ。

「ああ、すすきとセイタカアワダチソウの戦いが繰り広げられているなぁ。」と思い、

「すすき、頑張れ!」と思う。

↑これが、御所川。

頑張れと思った状態。

すすきというのは、日本では万葉集などにも詠まれているくらい古い植物です。

また、茅葺の屋根の材料に使われていたり、家畜の餌や箒、すのこ、炭を入れる籠の素材として

非常に役立ってきた植物です。

茅葺の屋根を作るのには、大量のすすきが必要で、その為の“茅場“というのがあった。

それくらい、日本では無駄がない利用価値があった植物なんです。

また、すすきが生えた土地は栄養分がたっぷりあり、土も肥えていました。

それが、外国から来たセイタカアワダチソウによって、すすきが駆逐されていったのです。

強い植物であるセイタカアワダチソウの方がどんどん増えていった。

すすきのある肥えた土の養分で、どんどん増えた。

ところが養分を吸い尽くしたせいか、セイタカアワダチソウの増殖の勢いがなくなってきたそうで、

再び、すすきが復活してきているのが今だそう。

この御所川では、毎年その様子を見ていたので、

すすきが増えてきているのを実感したというわけです。

↑では、もう一箇所。

すすきの方が多くなってきています。

すすきとセイタカアワダチソウの因果関係を知ると、

「すすき、頑張れ!」もう、こう思わずにはおれません。(笑)

すすきの生えた土地は肥え、セイタカアワダチソウの生えたところは土が痩せるのです。

秋にぴったりなすすきの穂は風情があって好きです。

そんなことを思いながら、良人と歩いていました。

リハビリと言われているヒロク二さんは、どのぐらいで歩くのが辛くなるのかの把握をしました。

ちょっとの距離なのに、途中、パン屋でパン買う。

その後、煙草を買う。スシローで寿司食べる。珈琲豆買う。

寄り道の好きな人です。

少しの距離歩くだけで、こんなに散財するなんて、思いもしませんでした。

 

そんな日の夕食。

↑いわしが半額だった。300円なり。

オリーブオイルににんにくをいれ、塩こしょうして焼きました。

しじみも半額だったので、みそ汁に。

パプリカは素焼きにして、オリーブオイル、酢、塩、砂糖少量でマリネに。

バター風味のいり卵。

マカロニサラダ。きゅうりとスライスオニオン、パプリカ、鳥のささみを裂いたものを和えています。

カブの漬物。(自家製・塩味)

煮物は、昨晩の残り。

食卓の左の端に、拾ったカエデの葉も。

散歩したせいか、食事は美味しく感じました。

 

今日も変な思い出やら、毎年思っている“すすきとセイタカアワダチソウの戦い”の事などを

秋の陽射しを感じながら思ったことを書きました。

今日も最後まで読んで下さった方、ありがとうございます。

 

 

 

 

 

コメント (2)
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