武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

ドローイング・作品紹介583 と 庭の木達

2021-01-09 08:47:54 | Weblog

年末から正月にかけて、台所に貼られていた絵。

これは、ドローイングになります。

サイズは、いつもより大きめの絵で、A2の紙に描かれている。

走り描きというか、気持ちの動くままに線とか、形を描いていったものになります。

下書きというものをして、写すことのないヒロクニ流は、

こういう運動のような絵を描いて、描いて、気になるところはまた個別にたくさん描いて、

形が決まってきたら、色鉛筆の絵に登場します。

こういうドローイングの類は、未分化なのですが、見ていると気持ちがいいことが多い。

アトリエの紙の山は、こういうものが積みあがっていて、

時々、覗きます。

こういう山が三箇所ぐらいあり、見ていると頭がガチャガチャと音を立てるような感じで、気持ちが忙しい。

激しいのやら、頭がこんぐらがるものや、ユニークなものや、何考えているの?と思うものや、

可愛いと思うもの、この感じが好きと思うもの、これいかん感じーがするわと、

あらゆる感情が沸き起こります。

今回、取り上げた絵は、ちょっと由緒正しい感じで安心して見れるような。

形が、太陽、人、街に思えるので、何となく安心なのです。

 

急に、寒さが強さを増し、冬という感じがしてきました。

ピピちゃんも布団の上で丸くなって、熟睡して動かなくなるので冬が強調されます。

ヒロクニさんは、毎年のことだが、冬になると機嫌が悪い。

しかし、今年は熊さんにはならず、制作に忙しいらしく机の前に座っていることが多い。

ヒロクニさんは、「絵が動くから・・・。」と言っていて、

そういう時は、机に向かって手を動かしていないといけないみたい。

あまりにも疲れたら、仮眠といって寝る。

寝ている時は、私は平和である。

まあ、お歳のせいもあって、人使いが前より荒いから、ホッと一息タイムというところでしょうか。

冷蔵庫の中身をよく聞かれるというのも、増えた。

どういう分けか、入っているものを見つけられないらしい。

そうは言っても、私も冷蔵庫の前で、「何を探しに来たのだったけ?」が増え、怖く感じることがあります。

こういう事って以前は無かったような・・・・。

今年の夏は、冷蔵庫が壊れ、何だか冷えてないような・・・。と思ったことがありました。

このことも「あれ?何だっけ?」と云うノリで、

いや、気のせいよね。と言いきかせていた矢先に、牛乳を飲んだらエグイ味がして、

冷蔵庫は壊れているわけ????と。

(牛乳の腐った味って、吐き気がします。)

電器屋さんに電話して、修理を頼むことにした。

その間、スーパーに行って氷を4袋分ぐらい持って帰って、その氷に塩をして

冷蔵庫の中の上部にのせ、何とかしのぎました。

修理だったら、5000円位で納まると思っていたが、冷蔵庫は15年使っていたらしく、

いきなり買い換えないといけなくなった。

そんな時、「この絵とあの絵はありますか?」とお尋ねのメールが来たのです。

何と、作品を欲しいと言う返事が来て、いいのですか?という気持ちと共に、

タイミングがあまりにも冷蔵庫の買い換える時と一致していて、きつねに包まれたような気持ちになった。

冷蔵庫が壊れただけで、絶望に近いというか、身をよじるような苦しみを感じる我家だ。

この申し出の方は、神戸にある創業25年老舗の味、懐石風創作料理のお店「わ田る」のご主人なのです。

何だか、創作の和食と赤い眼鏡が印象的な主人と冷蔵庫が今でもピッタッと合わさってしまって、

冷蔵庫を見ると思い出すのです。

ご主人の言う「私は、男性ファーストなんです。」という言葉も印象的だった。

私は、「女ガーとかしましく、男女平等ガー。」と言いつつ、

女性を男性より優遇しろという平等を履き違えているフェミニズムの人達が嫌いなので、

「男性ファーストっていいよね。」と新鮮な気持ちになったのでした。

男性はやっぱり女性より精神性の部分で、秀でていることが多い。

女性は、やっぱり現実的な思考の部分で秀でていると思う。

全般的にの話だけど。(例外もある)

そして、男尊女卑的なところがあるヒロクニさんは、

女、即ち妻の書いているブログの文章には興味がなく、私は好き勝手に書いています。

これって、いい関係で快適なのです。

そのご主人も精神についてをヒロクニさんに語ることもあって、

「わ田る」のお料理は、主婦の料理とは全く違う世界のお料理なのです。

次元の違う方に、バーモンドカレーのルーの話をしてしまって、

後からしまった!と思ったことがありました。

友人を誘って、食事を楽しんだことがありますが、

私は、「へー。」「ホー。」と感嘆しきりで、

小鉢で出てきた料理は、「もっと食べたい。」と思い、

今でも小鉢で出てきたお料理が「また、食べたい。」と思い続けています。

気安いお袋の味と違う、別のお料理なのです。

私は、男性って素晴らしいなぁ~と、思う。

そして、違いを発見するのは、とても楽しい。

私は、男性がいい意味で、光って欲しいと思う女なのです。

男女平等よりは、「男女は、協力しあうもの。」という方がいい。

ヒロクニさんをブログでこき下ろす時もありますが、

心のどこかで、しょうがない人だけど、男性の良さがあるからな・・と許します。

「わ田る」の店内で、ヒロクニ画伯の絵がかけられていることがあるのは、

そんな背景があります。

お店のご主人も、ピリリとした感じがする風貌のいい方であります。

 

「わ田る」に、ご興味のある方の為に、住所を置いておきます。

 〒650-0001 兵庫県神戸市中央区加納町4丁目7−26 藤嶋ビル1F にあります。

ちょっと背筋が伸びる感じのお店。それに美味。

 

 

我家の庭も冬に入り、花の少ない季節になりました。

ビオラも朝見ると、凍っていたりして霜が降りています。

↑我家の庭の奥では、ひっそりと万両の木が大きくなってきていて、

赤い実をつけました。

千両という木もありますが、私は万両の木の方が好きなのです。

葉が覆いかぶさるようになっている姿が愛らしく感じるし、

赤い実もローズ系なところもいいようなのです。

たぶん、鳥が木の実を銜えて落としていったものなんだろうけど、

自然に生えてきた所に愛着を感じています。

玄関の南天のところへは、「へこき草」の実を落としてくれていて、

南天にからまっている「へこき草」を取り除いていると、

本当に臭い匂いが充満して、こちらは迷惑などと思っています。

 

↑こちらは、クコの実が成っています。

↑大きく成長しているようで、枝がたくさん垂れ下がっています。

実をちぎって食べてみたら、少しの酸味、甘み?と苦い味がしました。

苦さが口に残って、食べるのは無理と判断。

クコの実の乾燥させたものが売っていますが、美味しいのでしょうか?

杏仁豆腐などに入っていると思うのですが、どんな味だったか思い出せません。

奥に大木になっているように見える木がありますが、夾竹桃と金木犀、クコの木が絡み合っていて、

3種の木の幹が合わさっています。

どの木も植木屋さんの手に負えなくなっていて、

毎年背が伸び続けています。

もう、植木屋さんが、大きな梯子を使っても枝がきれなくて、

途中の幹の部分からばっさりといかないとだめな状態なんです。

こちらに住まれていた奥様が、木がどんどん大きくなるのが好きな方で、

木の先を止めなっかたようで、その名残で私達もそのままにしてしまっています。

代々、こちらの植木の剪定をしている植木屋さんから、その事を教えてもらいました。

時々、住まれていた方の思いを感じるこの家が、とても好き。

どんどん大きくなあれ!と、先住の方の思いに共感しています。

どんどん大きくなあれ!

なんかいい!とてもいい!そんな事を思った冬。

 

 

 

コメント (2)
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