武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

執念の色鉛筆のぬり(無題・色鉛筆作品紹介374)

2015-03-13 16:18:55 | Weblog


武内ヒロク二の独壇場の絵。
色鉛筆を使っている作品ですが、まじかにして観るともう印刷物のようにマットになっていて、
「これ?色鉛筆で描いたのか?」と思える作品です。
奇妙な絵ですが、温かみも感じるような、とぼけたユーモアがあってなにか捨てがたい作品だなァと、
眺めています。
追随を許さないヒロク二さんの芸術家としての執念も感じています。

淋しがりやのヒロク二さんでありますが、こういう絵を描いたあと「孤独」にさいなまれるのです。
いきつく世界に行ってしまった自分は、人との距離が空いてしまって、人と話に合わせることばかりで、
自分の話が通じる人が減ってしまって悲しむのです。
観念の世界でそう思うらしい・・・・。
よく、絵を描いている友人で家に来る方がいるのだけれど、その話をヒロク二さんは聞いてあげている。
「人のことはいいから、自分自身のことを考えたらいいと思うよ」と優しく言う。
その方には「人の事はいいから・・・」。を何度もアドバイスしている。
帰られた後、ヒロク二さんは「フ~」と大きなため息をつき、
「ズバッといったら、怒り出すに決まっているから~、言い方を考えて言ってるのだけど・・・・」。
と言いぐったり疲れています。

ヒロク二さんのデリケートで優しい一面です。
素人で絵を描いている人にでも、面白い表現や味がある作品には
「面白いね」「もっと、描けよ」と自然体でアドバイスしている。
そういう人は、自分の世界を持っているから認めていたりする。

淋しがる原因に、私じゃ間に合わないところがあるのでしょう。
話し相手は私だけじゃ、無理なところもある。
単純で、天然が入っている私じゃ・・言い甲斐がないだろうと思う。

春になって暖かくなったら、散歩にさそわなくっちゃ!と現在思っています。
「散歩という対話に出かけようね」です。それしか、対処の方法が考えられないのです。
あくまでも「具体的な私」です。

私はヒロク二さんと違って「ズバッと言う」タイプなんですが、
私自身にズバッと言う人がいても怒ったりせず「あ~そうか」と思うタイプなんです。
子供の絵画教室で、生徒に怒って説教をしたときに、
生徒に「全然こわくない」と声をそろえて言われた時、
「ハッと我にかえり、確かにそうだろうな」と思った時、
ゲラゲラ笑ってしまった。「確かに、そうやね」と言い、笑っていたら、
「何がおもしろいのかわからん」とか生徒に言われつつ「本質をよく突いているワ」と笑っていました。
「いちおう、怒っておこうかという乗りを見破られていたのでした」

人間ってタイプがありますよね。
ヒロク二さんのようなデリケートな対処するタイプの人もいる。
私は心の中で、グチグチ思うのがめんどくさいので、言ってみる、聞いてみるというという態度なんです。
ヒロク二さんは優しい分溜め込んでしまうところもあるようです。
まあ、どちらが良いという事はありませんが、
タイプが違うものが一緒にいるというのが夫婦の微妙な組み合わせだなァと思います。醍醐味というかネ。

急に寒さがぶり返し、元気をつけるためにヒロク二さんが聞いていたCDです。
私もこのアルバムはけっこう好きです。久しぶりにこのアルバムを聴きました。

The Spiritual
クリエーター情報なし
Black Lion




そんな寒い日の夕食です。
「量は作るな」と言われているのでこんなメニューでした。
やや、冷蔵庫の整理メニューなのですが。
キャベツ、にんじん、たまねぎ、豚ばら肉の炒めもの(味は市販の鶏がらスープのみ)
牛スジ肉とこんにゃくの味噌煮。(出しとみりん、しょうゆ油、味噌、砂糖で味付け)
なめこの煮物(みりん、しょうゆ、出し汁)
白菜の朝漬け、昨晩の残りの鮭のほぐし身(自家製)など

牛スジの煮込みがあったので、焼酎で晩酌しました。
上記の作品じゃなくて、別のフォルムが美しい新作がこの日仕上がったので、2人で乾杯です。


昨年の10月に植えたヒヤシンスがやっと芽を出してきました。
3年前に購入したヒヤシンスなので、少し花が小さくなってきているようです。
鉢には、小さくなった球根ヒヤシンスを植えています。
今年は、久々に新しい球根を買った方がいいかな?と思案中。
この花が咲く頃は、春が一段と強く感じる季節です。






コメント
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