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東京、銀座での個展に展示した作品の中でも、一番新しい作品。作品を梱包する直前まで、ヒロクニさんが描いていた絵でした。作品のタイトルは、「徳之島電鉄開通記念」という色鉛筆作品。
徳之島には、電車はなく、島を一蹴するバスがあり、いつも同じ方向をグルグルまわる片道バスがある。そう、徳之島には、電車はないのです。ヒロクニさんには、「浮遊感覚」という夢想があり、電車というモチーフを使っているが、「浮遊感覚」を描いた作品ではないか?と思っている。純粋に郷里を思う気持ちとヒロクニさんの絵画表現が微妙に絡まって、懐かしいような、少年らしい思いがあるのではないかと思うのです。
子供の頃、よくガジュマルの木に登って、海を見ていたというヒロクニさんは、どんな少年だったのか、気になるところです。今は、ガジュマルの妖怪とも言われるヒロクニさんになってしまいましたが・・・・。
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ギャラリー枝香庵の入り口には、タイトル「運転士」という作品。
この作品をきっかけに、「徳之島電鉄」のシリーズが作られるきっかけに。
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この作品も、シリーズです。
タイトルは、「運転士」
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一階の小部屋には、色鉛筆作品が。
左からタイトル、「頭部」「ペイパーハウス」「季節と人」。
やはり、色鉛筆作品です。
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階段を上がっていく途中に、色鉛筆作品。
左からタイトルは、「方向」「花びらのように」「コンポジション」「歯の痛い運転士」「巨な街 巨な人」
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左からタイトルは、「街とオブジェ」「駅と園」
「街とオブジェ」は、ミクストメデアといってもよく、色鉛筆や、ボールペン、アクリル、所々にプラスティックや、紙などが使用されている。
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階段を上がって、一番奥の壁面は、しっとりとした色鉛筆作品でまとまっている。
左からタイトルは、「湖沿」「むねの方へ」。
どちらの作品も色鉛筆で描いたとは思えない力強い作品で、ヒロクニさんの絵画の広がりを感じています。ヒロクニさんしかしない、色鉛筆画への表現の追求はまだまだ続く・・・。
個展に来て下さった方、ほんとうにありがとうございます。
個展会場では「自由」という言葉を語られる方が多く印象に残りました。