武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

郷愁(作品紹介124・色鉛筆作品)

2013-07-04 16:36:31 | Weblog

抽象的な作品。もちろん色鉛筆画。
「郷愁」という題が付けられている。

ヒロクニ画伯は、今も制作中。
絵は、毎日長時間描いて、描いている。
飽くことなく追求することがあるのである。

ヒロクニさんは、最近「僕が死んだら、僕の絵で食べていって・・・」。と、云う。

正宗得三郎書集という明治生まれの画家の画集を眺めていて、あとがきを奥様が書いていらしゃったページを指して、「いい文章だ」と云い、「サホリも、書いてね」のようなことを、云うのです。

終始無言のわたしなのですが、正直いって「ヒロクニさんの死」を今考えながら過すことは、出来ない。いつか、それは来ることは分かっているのですが。兎に角、今は生きて絵を描いているのだから、そんなことを考えながら過すことは、出来ない、しない。ヒロクニさんには、「生きて、生きて死んでほしい」「絵画を追求して描いて、描いて、死んで欲しい」。と、思っている。

わたしも、美術大学を卒業してからも、絵に対して一途な思いがある。若い頃は、浮かれた気持ちや、ワーワーと、この絵、あの絵と熱に浮かされたようになっていた時期もあるが、ヒロクニさんの横にいて、学んだこともあり、絵画の面白さを深く知るようになったと思う。ヒロクニさんとわたしが、絵画について思うことは、「面白み」なのです。その面白みを違う言葉で云うと「哲学させてくれる絵画」とでも云えばいいのでしょうか。うまく説明出来ませんが・・・・。

「郷愁」という絵も、突然出来上がり、横にいるわたしは、突然スタイルが変わった絵だったので、驚きましたが、やはり「故郷を思う」という武内の郷愁があると思います。5年程前、生まれ故郷の徳之島に行く、きっかけを作って下さった方がいて、60年ぶりに、武内が、徳之島の地を踏んだ日のことを、思い出します。

私たち、本当にいろいろな方に、心をかけてもらていて、恵まれていると思います。
東京の個展が3度目も実現するとは、思いませんでした。
いつか、恩返ししなければと、思います。

東京での個展が近づいてきました。

もし、よければお越し下さい。


武内ヒロクニ個展  

期間:'13年7月20日(土)~27日(土) (会期中無休)
   11:30~19:00
   日曜、最終日は17:00まで

会場:ギャラリー枝香庵[東京]
   〒104-0061
   東京都中央区銀座3-3-12 銀座ビルディング 8F
   TEL&FAX 050-3452-8627
   WEB / http://echo-ann.jp/

武内ヒロクニのHP↓
http://www.hirokuni.com/

武内ヒロクニの絵や我が家の写真が載っている 
ヒロクニ・マンダラのページ↓
http://www.hirokuni.com/mandara.html


今日は、雨が降ったり、やんだりと梅雨らしい天気
雨に濡れた葉や草の緑が綺麗です。

やたら矯正のトマトが植えてあり、夏は緑に赤い実がたくさん付けるのを楽しみにしています。緑と赤の対比にも期待しています。


コメント (1)
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