隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

テレビ Vol.567 『朝ドラ 「さくら」』

2023年10月26日 | テレビ番組

隊長が、観賞した「テレビ番組」を紹介するシリーズの第567回は、『朝ドラ 「さくら』をお送りします。

 

 


平成14年(2002)4月1日~9月28日にかけて放送されていた、NHK「連続テレビ小説」(通称:朝ドラ)第66作の『さくら』が、9月4日(月)から、NHK総合テレビで、毎週月曜~金曜 午後2時45分~午後3時に、再放送されています。(放送回数:全156話)


隊長のブログ」では、“朝ドラ” を、これで32作品を紹介したことになります。詳細は、こちらをご参照下さい  。


本作品は、ハワイ生まれ、日系四世のヒロイン・さくらが、一年限定の約束で、岐阜県にある中学校に英語指導助手として赴任します。自らのルーツを辿る中で、飛騨高山の文化や日本の「心」に魅せられていく物語です。


脚本:田淵久美子。


田淵久美子さん脚本のドラマは、2020年5月放送 『路~台湾エクスプレス~』  を、取り上げています。


音楽は、小六禮次郎(ころく れいじろう)。


挿入歌:森公美子 「桜景 (オーケー)」。


ヒロインの松下さくらを演じるのは、2512人が応募したオーディションで選ばれた、高野志穂。


共演者:大滝秀治、津島恵子、寺泉憲、太田裕美、セイン・カミュ、小林亜星、中村メイコ、奥村公延(こうえん)、佐々木すみ江、浅田美代子、長澤まさみ、熊谷真実、江守徹、小澤征悦(ゆきよし)、野口五郎、ほか。

 

 


語りは、大滝秀治。

 

第1話のあらすじ:常夏の島、ハワイ。大学院修了を間近に控えた日系四世のさくら・エリザベス・松下(高野志穂)は、亡き祖父・武郎(大滝秀治)の影響で、大の日本好きに育ちました。


その祖父の三回忌の法要で、ボーイフレンドのロバート(セイン・カミュ)に、ニューヨークへの転勤が決まったと告げられます。別れるべきか、それとも。。。

 

思い悩むさくらは、大学の掲示板で日本での英語指導助手募集の貼り紙を、見かけます。その夜、家族とロバートの前で、日本に行くと宣言するのでしたが。。。

 

 

第32話迄の感想:ハワイ生まれ、日系四世のさくら。顔は日本人で、日本語も堪能ですが、考え方は生まれ育ったアメリカ人。そんなさくらが、東京や大阪のような大都会ではなく、保守的な思考や習慣が色濃く残る飛騨高山にある私立男子中学校の英語指導助手として、赴任します。


下宿先も副担任クラスの生徒の家で、伝統的な和蝋燭(わろうそく)店。まさに異文化コミュニケーション満載のドラマです。


勤務先の中学校では、今では考えられないような、パワハラ・セクハラが横行していて、さくらは孤軍奮闘します。それでも、担任教師の桂木慶介(小澤征悦)が、段々とさくらの味方をしてくれるようになります。


こうして書くと、ギスギスしたドラマの様ですが、ハワイの家族、さくらの母方の家族、下宿先の家族との、ファミリードラマとも言えるでしょう。


“朝ドラ” のヒロイン役。最近では、2015年度前期『まれ』の 土屋太鳳  から始まり、波瑠  、高畑充希、芳根京子  、有村架純  、葵わかな、永野芽郁、安藤さくら、広瀬すず   、戸田恵梨香  、二階堂ふみ、杉咲花、清原果耶、上白石萌音、深津絵里、川栄李奈、黒島結菜  、 福原遥 、そして最新作の趣里と、実績のある女優さんが、起用されています。


しかし、かって、“朝ドラ” のヒロイン役は、新人女優の「登竜門(とうりゅうもん)」 と呼ばれ、オーディションで選ばれていました。当初は演技がぎこちなかった無名の女優さんが、ドラマの中の主人公の成長とともに、女優として成長していく姿を、急流をさかのぼることのできる鯉(こい)は、竜になるという中国の故事「登竜門」になぞらえていました。


今回の高野志穂さんも、前述した様に、これまで大きな実績のなかった女優さんでしたが、オーディションで “朝ドラ” のヒロインとなり、お茶の間の顔となりました。


高野志穂が、その後、結婚したのは俳優の北村有起哉(ゆきや)さんです。


キャストで、注目すべきは、下宿先の孫娘で高校生役の沼田佳奈子を、当時15歳の長澤まさみさんが演じていることです。今では、トップ女優となった長澤まさみさんの初々しい演技も見どころです。

 

 

長澤まさみさんが出演する作品・番組の記事一覧は、こちらです  。


さらに、セイン・カミュ、マーティ・キーナート、ラモス瑠偉、ケント・デリカットなど、日本語の喋れる在日外国出身者が多く出演しているのが、特徴です。この頃から、外国人タレントがドラマやバラエティー番組で、活躍するようになったのでは、ないでしょうか。


 
最後になりますが、初回放送から21年、多くの出演者が、鬼籍に入られています;


大滝秀治、津島恵子、奥村公延、佐々木すみ江、江守徹、(敬称略)。


亡くなられた皆さんのご冥福をお祈りいたします。

 

尚、『さくら』次回、第33話「人は見かけによらぬもの」は、10月30日(月)午後2時45分からの放送予定です。

 

2023/11/13 追記:高野志穂さん。テレビで最近はお見掛けしないと思っていたら、現在、BSテレビ東京・BSテレ東4Kで放送中のドラマ 『たそがれ優作』  で、主人公の優作を演じている北村有起哉(ゆきや)さんと結婚していたのですね。

女優も続けられているとのことなので、どこかで拝見することもあるでしょう。

 

2024/1/7 追記:このドラマで、主人公・さくらの母方の祖母・神山はまを演じた中村メイコさんが、12月31日に肺塞栓症のため亡くなりました。89歳でした。

 

 

今頃は、天国で夫役の故・小林亜星さんと、ドラマの中の様な夫婦喧嘩を演じているのではないでしょうか。ご冥福をお祈りいたします。

また、1月5日には、NHK BSプレミアム4Kで『よみがえる新日本紀行「飛騨古川・一之町」』が放送されました。この番組は、昭和55年(1980)、岐阜県北部の古川町を訪ねた「新日本紀行」を4K映像で、リマスターされました。さらに、初回放送から44年経った飛騨市古川を再訪し、収録されました。

 

 

放送では、江戸から続く和ろうそく作り、祭りの呼び物からくり人形を手掛ける宮大工など飛騨の職人たちが登場しました。一月半ばに行われる恒例の「三寺まいり」。この行事に欠かせない大ろうそくを作る和ろうそく店は、さくらが下宿した「沼田ろうそく店」のモデルになったことを窺わせるシーンが、『よみがえる新日本紀行』で紹介されました。

 

 

==「テレビ番組」 バックナンバー 一覧 ==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/17de26ad35859fd865f52645aba1b27d

Vol.1~555 省略。

Vol.556 2023/7/24  『ドラマ「真夏のシンデレラ」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/021e27499c17871172220e96008b9c18

Vol.557 2023/7/29  『ドラマ「18/40~ふたりなら夢も恋も~」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6230d9a9c2b24f7b9b393ba9c5ef4bc0

Vol.558 2023/8/3   『ドラマ「こっち向いてよ向井くん」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/05a12634a3579c7f4b67cffc95b8c71a

Vol.559 2023/8/7  『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/872aa0ef258b33527f89260c72b8eb97

Vol.560 2023/8/13  『ドラマ「VIVANT」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5dd16b6fe15da52b12caf5e844369210

Vol.561 2023/8/26  『A-Studio+「2023年3月~7月放送ピックアップ」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5e62ca3fc3f121fd6b7541354b6e6a8d

Vol.562  2023/9/2 『鶴瓶の家族に乾杯「2022年8月~9月放送ピックアップ」』 

Vol.563  2023/9/7  『アナザースカイ「2023年4月~6月放送ピックアップ」』

Vol.564  2023/9/25  『2023年夏の連ドラ総括』

Vol.565  2023/9/29  『中国ドラマ「暴風眼暴風眼-特命捜査官-」』

Vol.566  2023/10/4 『世界ふしぎ発見「2023年7月~8月放送ピックアップ」』


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