隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

映画 Film275 『ベニスに死す』

2023年10月07日 | 映画

隊長が、これまでに鑑賞した「映画」を紹介するシリーズの第275作品目は、『ベニスに死す』をお送りします。

 

 

『シビックシシアター☆トークショー 軽部真一の 「映画とクラシック音楽の素敵な出会い」』、と題したイベントが、9月27日 (水) の午後に開催されました。

 

イタリアの ヴェネツィア(ベニス)に行ったことがあり 、 いつか『ベニスに死す』を観たいと思っていた隊長には、絶好の機会でした。


この催しは、「公益財団法人 文京アカデミー」の主催で、第1部が 『ベニスに死す』 の上映、第2部が軽部真一氏のトークショーです。

 

 


「シビックシシアター☆トークショー」を観覧するのは、2017年1月の 『「母と暮せば」 上映と井上麻矢氏トークショー』  以来。

 


会場は、文京シビックセンター 2階にある座席数 341の「文京シビックホール小ホール」です。

 

 


同小ホールに行くのは、今年8月の 『桂宮治独演会』  以来。

 

『ベニスに死す』(英語: Death in Venice、イタリア語: Morte a Venezia、フランス語: Mort à Venise)は、1971年に公開されたアメリカ資本のイタリア・フランス合作映画。配給:ワーナー・ブラザース(Warner Bros. Entertainment Inc.)。上映時間:131分。


原作は、ドイツ出身の文豪トーマス・マン(Thomas Mann)の同名小説。


監督は、イタリア出身のルキーノ・ヴィスコンティ(Luchino Visconti)。


脚本:ルキーノ・ヴィスコンティ、ニコラ・バラルッコ(Nicola Badalucco)。


出演者:ダーク・ボガード(Dirk Bogarde)、ビョルン・アンドレセン(Björn Johan Andrésen)、シルヴァーナ・マンガーノ((Silvana Mangano)、ほか。

 

 

あらすじ:静養のため、イタリアのベニスを訪れた老作曲家のグスタフ・フォン・アッシェンバッハ(ダーク・ボガード)は、定宿のホテルに逗留します。


多くの観光客で賑わうホテルのレストランで、ひときわ目立つ美しい少年タジオ(ビョルン・アンドレセン)に、一瞬で目を奪われてしまいます。


それ以来、母親(シルヴァーナ・マンガーノ)ら家族と滞在しているタジオのことが、頭の中から離れられなくなってしまいます。


ある日、アッシェンバッハが海外の新聞を読んでいると、ベニスでの感染症に注意するようにと、警察からの勧告が記されていました。その事を、ホテルの支配人などに問いただすものの、観光収入に頼る人々は、誰も真実を話しません。


ベニスの街中で消毒が始まり、真実を知りたいと、両替所の職員の男性に話しかけたところ、コレラ菌が蔓延していて、間もなく街が封鎖されると、重い口を開きました。


意を決して、この事をタジオの母親に交通が遮断される前に立ち去る様に伝え、自分も立ち去ろうとしていました。


しかし、その前に立ち寄った海岸のタジオの前で、コレラに感染したアッシェンバッハは、息を引き取るのでした。。。

 

 

約30分間の休憩後の第2部には、フジテレビのエグゼクティブアナウンサー・軽部真一氏が登壇。


冒頭、自宅には『ベニスに死す』のDVD、レーザーディスク、Blu-rayがあり、何度も観ているが、久し振りに大きな画面で観たかったので、最後列で皆さんと一緒に観ていましたと、語り始めました。


文京区の「シビックシシアター☆トークショー」のゲストには、これまで映画の専門家が招かれているが、自分は素人ですと、謙遜しながら、トークの中で、映画とクラシック音楽に対する造詣の深さが、至る所で垣間見ることが出来ました。


この映画には、「マーラーの交響曲第5番 アダージェットが、あまりにも美しく使われている」と称賛する軽部氏は、高校・大学時代にグリークラブに所属していたという、美声まで披露してくれました。


それにしても、さすが喋りのプロ。壇上には、机と椅子、飲料水が用意されていたものの、一度も座ることも、水を飲むこともなく、約1時間のトークショー中、声が枯れることもなく、喋り続けていました。


最後の質疑応答のセッションでは、会場から「回顧シーンに登場する娼婦の名前・エスメラルダと、アッシェンバッハがベニスに来る時に乗った蒸気船の名前も同じエスメラルダだった」との指摘があり、軽部氏はそれは初めて知ったと答える場面もありました。


文京アカデミーに一つだけ注文を付けるとしたら、約30分間の休憩は長すぎます。映画だけで、トークショーを聴かずに帰られた人も少なくなく、ゲストに失礼だと感じました。15分程度のトイレ休憩で充分でしょう。

 

 

 

 

 

==「映画」バックナンバー =
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/226e9f0193a60e6a012384176360666f
Film1~260 省略

Film261 2023/4/27 『コンフィデンスマンJP プリンセス編』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/381ba15a9e8aa9d8c6794ce162990d6f

Film262 2023/5/3  『わが母の記』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f5b5239b3001d929da058399a3532216

Film263 2023/5/7  『ビリギャル』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b4ff5279b0e1c8542ee6c132028530bf

Film264 2023/5/13 『ミリオンダラー・ベイビー』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d9fa6de59525e7a93812ce11842371a0

Film265 2023/5/25 『君に届け』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0887bcfa0c9d11d33a381c1b289204aa

Film266 2023/6/3  『劇場版 奥様は、取り扱い注意』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/00b12d8b9e497667f223739375d7bf53

Film267 2023/6/26 『男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b82ac487cc77aa80d2ca313b8fc8da94

Film268 2023/6/30 『怪しい彼女』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9f4880700651f5a0dd2a73739bbc1ed0

Film269 2023/7/5  『花の生涯~梅蘭芳~』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e1df49eb7fcf19bb89cedb38912fe873

Film270 2023/7/10 『グラン・トリノ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8ae6da27e5e09ef2ba07ea99fbfc514e

Film271 2023/8/2  『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bddd6e6c4b208b05fdd08fcf0865dc30

Film272 2023/8/21 『涙そうそう』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3e87272dac5e83432751056c2093d639

Film273  2023/8/30  『忠臣蔵 (昭和33年)』

Film274  2023/9/8  『こんにちは、母さん』


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「イタリア映画」 記事一覧 | トップ | グルメ383食 『中秋の名月と... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿