隊長が、観賞した「テレビ番組」を紹介するシリーズの第542回は、『ドラマ 「だが、情熱はある」』をお送りします。
民放各局の4月から始まった“春の連続TVドラマ(連ドラ)”、多くの作品が放送されています。その中で隊長が観始めたのは、五作品です。以前は、8本前後を観ていましたが、最近は事前の情報を元に、興味を惹くドラマだけに絞っています。
その“春の連ドラ” を批評するコーナーの一作品目は、日本テレビ系列「日曜ドラマ」枠で、4月9日から放送開始された『だが、情熱はある』です。放送時間は、毎週日曜日の 22:30 ~ 23:25。
尚、「日曜ドラマ」の前々作は、『霊媒探偵・城塚翡翠』 ・『Invert 城塚翡翠 倒叙集』 。
本作品は、漫才コンビ「オードリー」の若林正恭と、「南海キャンディーズ」 山里亮太の半生を描いた、コメディタッチのドキュメンタリードラマです。
原案は、若林・山里両名のエッセイ本。
脚本は、放送作家の今井太郎。
主役の、若林正恭を演じるのは、髙橋海人(King & Prince)。山里亮太役が、森本慎太郎(SixTONES)。
共演:戸塚純貴(春日俊彰役)、富田望生(山崎静代役)、光石研、白石加代子、薬師丸ひろ子 、坂井真紀、ほか。
主題歌は、 SixTONES の「こっから」。
第1話のあらすじ:2021年5月31日。世にコロナウイルスがまん延する中、オードリー・若林正恭(髙橋海人)と南海キャンディーズ・山里亮太(森本慎太郎)は、無観客配信ライブのステージに立とうとしていました。それぞれコンビとしての活動がある一方で、コンプレックスを抱える者同士で、新しいネタを見せようと結成したユニット『たりないふたり』の解散ライブです。
ライブを見守るTVプロデューサー・島(薬師丸ひろ子)が、ふたりを引き合わせたのは、それより12年も前、2009年までさかのぼります。どちらもコンビとして売れてはいましたが、注目されるのは相方ばかりで、若林も山里も、いわゆる “じゃない方” 。
そんな時期に、初対面でいきなり居酒屋にふたりきりにされた若林と山里は、お互いメニューを見つめたまま沈黙。。。自意識過剰で人見知りな若林は、何を話してもおもしろくないと思われそうでしゃべれません。
人をうらやみ嫉妬にまみれる山里は、先に口を開いたら負けだと思ってしゃべれない。ふたりとも幼少期に大人から植え付けられた“呪いの言葉”によって、人と関わることが異常なほど苦手になってしまったのでした。しかし、そんなふたりが、そもそもなぜお笑い芸人になったのか?
全ては、有り余るエネルギーの使い道すら知らなかった青春時代の、ほろ苦い事件が始まりでした。。。極度に人見知りな超ネガティブ男(若林)と、被害妄想と嫉妬に狂う男(山里)が、いばらの道をもがき苦しみながら突き進みます。。。
第3話までの感想:番宣では、「笑いと涙の青春サバイバルストーリー」、「ほぼ実話」のキャッコピーが踊ります。しかし、このドラマ、再現ドキュメンタリーなのか、青春群像劇なのか、コメディなのか、さっぱり分かりません。
ジャニーズ系アイドルの髙橋海人さんと、森本慎太郎さん。本人になり切ろうとする演技と、熱演は認めるのですが、ちっとも笑えません。
『たりないふたり』の解散ライブシーンは、ご本人登場の実写と、髙橋海人さんと森本慎太郎さんが演じているシーンを、織り交ぜて放送しているのですが、当然のことながら、ご本人たちのライブの方が、断然面白いです。
ドラマなのですから、芸人役は、アイドルでもお笑いタレントでもなく、役者が演じた方が、ドラマとして成り立ちます。
その証拠に、光石研さん、白石加代子さん、坂井真紀さん、などのベテラン俳優が演じるシーンは、場が引き締まります。
もう一人、注目しているキャストは、ふたりを引き合わせたプロデューサー・島貴子役の薬師丸ひろ子さんです。
3話までの登場シーンは、少ないのですが、前述した俳優さんたちと、彼女が絡むシーンが多くなると、少しはドラマらしくなるのでは、ないでしょうか。
尚、『だが、情熱はある』次回・第4話は、明日・4月30日(日) よる10時30分からの、放送予定です。
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Vol.1~530 省略。
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Vol.532 2023/3/9 『大河ドラマ「花の生涯」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/2f484cd8a39c9975d005405447cbaec9
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Vol.534 2023/3/18 『ドラマ「青い鳥」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4add8e71f83a34b35a8896a31492c93f
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