隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

上海城市新聞 Vol.30 『中国東方航空ビジネスクラスで行く武漢・信陽8日間』 (その2)

2024年06月25日 | 上海城市新聞

『中国東方航空ビジネスクラスで行く武漢・信陽8日間』 (その1)   https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/58a8b47d22cce157af095da32c2eef7e

 

旅の一日目。隊長の乗った中国東方航空(以降:MU)2616便は、定刻の17時40分より約10分早い17時30分頃、中国武漢天河国際空港第3ターミナルに到着しました。


ビジネスクラスキャビンだったので、一番最初に機外へ。同空港の国際線利用客、以前は “沖留め”  で、バスでターミナルビルへの移動でしたが、前回の2018年5月 同様、ボーディング・ブリッジから降機しました。


ただ、前回は六年も前のことだったので、入国審査場への行き方が分かりません。すると、前述したビジネスクラスのもう一人の日本人の方が、迷うことなくスタスタと歩き始めました。


手荷物も少なく、機内の旅慣れた様子から、武漢の駐在員の方ではないかと思い、その人の後を追いました。


入国審査場に到着したのは、その方に次いで二番目。審査場は、中国人と外国人に分かれていました。


誰も並んでいない、外国人用ブースに近づこうとしたら、手前にいた職員が、「入国カード」を記入したかと聞かれました。


成田空港の、MUのチェックインカウンターで、係員に「入国カードは、機内で配るのか」聞いたところ、「そうです」との答えでした。


ところが、機内で入国カードを配り始めず、武漢駐在員と思われる男性からCAさんに要求しないし、ビザも取得しているので入国カード記入不要かと、勝手に思い込んでいました。


カウンターに置いたあった入国カードに記入し始めたら、以前の入国カードより記入項目が多く、その殆どがビザ取得時に申告しています。


記入後、入国審査官の前に行き、ビザが貼付されているパスポートを提示すると、パスポートの顔写真と私の顔を見比べながら、「中国での滞在都市はどこか?」、「ホテル名は?予約は取れているのか?」、「出国はいつか?チケットは取れているのか?」など、有明にある「中国ビザ申請センター」での申告内容・提出書類及び入国カードに書いたと同じ内容を聞いてきます。

 

 


それらの情報は、「中国ビザ申請センター」のサーバーと繋がっているはずで、審査官の見ている画面にも表示されていると思います。


ちなみに、同センターでのビザ発給費用は、7,750円でした。


時間はそこまで掛からなかったのでしょうが、入国許可になるまで五分ほどかかった様に感じました。


一方、税関検査は荷物をX線検査機に通さなければいけないものの、日本と違い「税関申告書」の記入・提出は不要でスムースに通過出来ました。


入国審査に時間が掛かりましたが、18時前後にはロビーに出ることが出来ました。


「空港総合交通センター」地下にある「武漢地下鉄2号線天河空港駅」に向かいます。


人口 約1,374万人(2022年末)の武漢の地下鉄は、現在11路線、総距離は435kmです。人口約1,417万人(2024年5月末)の東京が、13路線、301.3kmですので、武漢の方が地下鉄網が発達していると言えるでしょう。


延長キロ数もそうですが、東京の地下鉄の開業が、1927年なのに対して、武漢は2004年ですから、僅か20年で、これだけの路線を開通したことが、驚きです。


今回は、2号線路線図上の赤で囲った「天河机场(空港)」から「汉口火车站(漢口駅)」まで10駅、約24kmを利用します。運賃は、5元(約111円)。

 

 

重厚感のある漢口駅駅舎の前に降り立ったのが、19時頃。小雨が降っていました。

 


駅舎内の乗車券売り場に向かいます。窓口が10以上ある大きな売り場なのですが、チケットレス乗車が浸透している中国、開いている窓口は一つだけ。


中国では、乗車券購入には、中国人はマイナンバーカードのような「身分証」、外国人は「パスポート番号」の申告が必要です。


この日は、6月8日(土)~10日(月)の「端午節」三連休前日とあって、目的地の「信陽東駅」までの列車は、ほぼ満席状態で、空席があったのは、20時54分発の “G1794号” だけでした。


列車番号の “G” は、高速鉄道を意味する「高鉄(Gao Tie)」の “G” でしょう。


料金は、二等座(普通席)で、74元(約1,640円)。


渡されたのは、プラスチック磁気式の乗車券ではなく、写真のようなQRコードが記載されたレシートの様な紙製でした。

 

赤枠内に、「外国人护照(パスポート)」の記載。その左は隊長のパスパート番号(一部マスキング))


日本では、QRコード乗車券の実証実験が始まった段階で、中国は進んでいると思いました。


出発時間まで約2時間あるので、機内食のおかげでお腹はそれほど空いてませんでしたが、駅前の「湘味農家菜」の看板がかかる食堂で時間を過ごすことに。

 

 


注文したのは、名物の “牛肉面”  18元(約400円)。陶器製の器かと思いきや、インスタントラーメンの様なプラ容器で出てきました。味もイマイチだったな。

 

 


お客もそれほどいない店内で、四人組の男性がビールを飲みながら、煙草をふかしながら、トランプ賭博をしていました。中国では、賭博は違法行為です。


外国人の入国審査が厳しい中国ですが、庶民のささやかな違法行為には、眼をつぶっているのでしょうね。


改札時間が迫り、駅舎内に入ろうと、ゲートで購入した乗車券のQRコードをリーダーにかざしても反応しません。


周りの中国人乗客を見ていると、「身分証」をリーダーにかざすと、ゲートが開きます。それではと、パスポートをかざしても反応しません。


「身分証」のICチップとサーバーを繋いで、認証しているのでしょうね。結局、有人ゲートで、パスポートのパーコードを読み取ってもらい、入場できました。


ちなみに、スマホでQRコードを読み取ってみたら、何も表示されませんでした。結局、紙製のレシートだったのですね。


同駅から “G1794号” に乗車し、「信陽東駅」に到着したのは、定刻の21時40分でした。


以前は、駅周辺には建物が殆どなく、タクシー乗り場も駅前広場に有りましたが、現在のタクシー乗り場は地下にありました。


河南省信陽市のタクシーの運賃は、最初の2kmmの初乗り料金が、6元(約133円)。以降、1km毎に1.4元(約31円)と、上海の初乗り料金が、14元(約310円)と比べても、信じられない程の安さです。


宿泊先の信陽羊山新区にある「信陽中楽百花酒店」に着いたのが、22時頃。

 

(写真は、翌朝撮影)


疲れ切っていたので、シャワーを浴びると、ベッドに倒れ込む様に横たわりました。


こうして、旅の一日目は終わりました。


★続きは 『中国東方航空ビジネスクラスで行く武漢・信陽8日間』 (その2)で★


* 料金の情報、人民元の円換算レート (1元≒22.2円) は、2024年6月現在のものです *

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