<三内丸山遺跡>
いわずと知れた「キングオブ縄文遺跡」の三内丸山遺跡は、
縄文前期~中期にかけて青森県を中心に繁栄した
「円筒土器文化圏」を代表する場所です。
当時、この一帯はいわゆる「縄文の大都会」でして、
特にこの三内丸山遺跡の周辺には、
現在の県庁所在地に匹敵するほどの
「大規模集落」があったと聞きます。
ゆえに、この巨大遺跡から発掘された出土品は、
なんと段ボール箱4万個分、
土偶だけでも2千点以上にも及ぶのだとか……。
つまり、私などの微々たる知識では、
到底太刀打ちできないレベルの規模でありますので、
興味のある方はぜひ現地に行かれるか、
専門書をお読みいただくかして下されば幸いです。
で、三内丸山遺跡と聞いてまず思い浮かぶのが、
この遺跡のシンボルでもある、
6本柱の大型掘立柱建造物でしょう。
この建物については、「灯台」
「物見やぐら」「宗教施設」「御柱」など
様々な説が取り沙汰されているものの、
やはり未だに結論は出ていないようなのでした。