<高塚の森 たかつかのもり>
長い間「願望成就の聖地」として、
人間の欲望を浴びせられ続けた、
日本各地の巨岩や磐座たちには、
私たちの願いを叶えるどころか、
限られた太陽からの恵みの時間を
待つくらいの力しか残っていないのかもしれません。
太陽活動の低下が著しい近年は、
もしかすると自身を祓い清めることすら、
難しい状況なのでしょう。
「念」を溜める性質を持つ石の前では、
私たちが念じる「感謝の心」だけが、
疲弊した磐座たちに、古代のような力を
よみがえらせることができるのだと思います。
ひとつの磐座が息を吹き返せば、
太陽軌道に沿って並ぶ他の磐座も生き返り、
日本全国に張り巡らされたレイラインが、
まさしく「光の道」となって輝き始めるのですね。