<犬吠埼 いぬぼうさき>
5年前の春、東日本大震災が起きたとき、
三陸沖の震源から広がったプレートの亀裂は、
鹿島灘~銚子沖で偶然その動きを止めたそうです。
本来であれば、さらに亀裂が伸びても
おかしくない状況だったにも関わらず、
関東の入り口でプレート破壊が収束したことにより、
首都圏の被害が最小限で済んだともいわれています。
また鹿島神宮は、周囲よりも高い場所にあるため、
津波や液状化の影響も出なかったのだとか。
不可解なプレートの動きの原因が、
要石のおかげかどうかは定かではありませんが、
古くから地震に関する伝承が伝わるこの地域で、
大地震が食い止められたのはやはり気になる現象です。