たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

保険と見舞金

2020-01-31 09:45:14 | 自然災害・参拝マナー

 

***** 災害備忘録 No.22 *****

◆ 床下浸水への補填 ◆

豪雨や河川の氾濫などで「浸水」の被害に遭った場合、

災害保険や災害見舞金などの基準は意外にシビアでして、

多くの住宅に起こりがちな「床下浸水」のケースでは、

通常の保険はほぼ使えないと想定したほうが無難です。

災害保険に関しては各々の契約内容が異なりますし、

また災害見舞金に関しても各々の

自治体の細かい規則があるため、

何とも言えない部分はありますが、

「床下浸水」に見舞われた知り合いの家々については、

ほとんどが保険の適応外だったと聞きます。

(「床上浸水」も同様に、「浸水度」により

保障される金額が変わるそうです)

 

ちなみに、家が床上浸水の被害を被った知人いわく

「玄関のシャッターを閉めなければ、

もう少し水位が上がっていたのに……」とのこと。

何でも「どのくらいまで水が来たか」によって、

対象となる保証額が異なるのだとか……。

特に、水害が懸念される地域に住んでいる方は、

今のうちに保険内容を確認し、必要であれば

増額などを検討してみるのも良いのでしょう。

(保険金や見舞金に関しては、

不正確な部分もあるかもしれませんので、

各自でお調べいただければ幸いです)


マスコミ対応

2020-01-30 09:40:56 | 自然災害・参拝マナー

 

***** 災害備忘録 No.21 *****

◆ マスコミの取材 ◆

被災地を歩いておりますと、

時折「マスコミ関係者」

と思われる人たちに遭遇します。

かく言う私も、被災した町に出向き、

被害状況などを確認していた際、

おもむろに取材クルーに囲まれて、

うろたえる体験をいたしました。

 

被害状況や当時の様子などを

聞かれるならともかく、そのときは

なぜか「政治的な話」を振られたこともあり、

何とも不愉快な気分になったもの。

自らの身元(TV局名や新聞名)は伏せたまま、

政治家が発したコメントの「一部」を切り取り、

「どう思われますか?」などと聞く姿には、

やはり何らかの「作為」を感じてしまうものです。

 

また、マスコミというのは、被災地の中でも

「最も絵になる場所」を選ぶのが常でして、

報道されなかった地域への支援が

遅れる要因にもなっています。

 

今回、全国各地から多くの方が

ボランティアに訪れたようですが、

TVなどを通じて繰り返し被害状況が

伝えられた地域に人数が偏り、

人手不足になってしまった場所も

たくさんあったのだとか……。

 

人々の善意をなるべく公平に分配できるよう、

また「災害を政治利用する」ことのないよう、

マスコミ側の意識改革が必要なのかもしれません。


断水対策

2020-01-29 09:36:16 | 自然災害・参拝マナー

 

***** 災害備忘録 No.20 *****

◆ 断水への心構え ◆

猛烈な風を伴った台風15号の上陸により、

千葉県中南部を中心にして長期間に渡り、

停電・断水・通信遮断などの影響が続きました。

また、台風の発生率が高い9月から10月にかけては、

一日ごとに気温が激しく変化する時期のため、

暑さと寒さという両極端の対策が必要です。

 

ちなみに、数日間の断水を経験した

知人に話を聞きますと、最も役に立ったのは

「お風呂にためておいた水」だったのだとか……。

台風の通り道でもある「沖縄」の人たちも、

台風の進路に入るような場合には、

浴槽やポリタンクだけでなく、

洗濯機の中などありとあらゆる

ところに水をためておくのだそうです。

 

知人いわく「家族の人数が少なければ

3日程度は大丈夫」とのことですが、

問題はトイレに使う水の量が意外と多いため、

なるべくなら「簡易トイレ」を

使用したほうが無難とのこと。

やはり、被災をして一番が困るのが、

「トイレ問題」だと聞きますから、

避難グッズを揃える際には、

まず何を差し置いても「トイレ対策」

を念頭においたほうが良いのでしょう。


川の豹変

2020-01-28 09:30:00 | 自然災害・参拝マナー

 

***** 災害備忘録 No.19 *****

◆ 小河川や用水路 ◆

昨年の台風被害において特徴的だったのが、

「中小河川の氾濫」でした。

特に、普段は意識もしない「小さな川」や

「用水路」があふれたという報告が目立ち、

大河川と遜色のないほどの被害を出した地域もあります。

 

浸水被害の相次いだエリアで暮らす知人によれば、

「家の前を流れる農業用水路」があふれ、

水流の勢いがピークに達したときには、

「数メートル幅の川」と化して、

敷地内を濁流が流れ下って行ったそうです。

 

隣に住む足の不自由なお年寄りを

助けようと玄関を出たものの、

水に足を取られて歩くことすらままならず、

結局救出を断念して家に戻ってきたのだとか……。

 

私自身もこの用水路を見たことがありますが、

普段は「春の小川」を思わせるような穏やかな流れで、

近くを歩いていても危険を感じたことはありません。

 

知人いわく、「近くを流れる大きな川ばかり

気にしていたけど、まさか用水路が最大の

障害になるとは考えられなかった」とのこと。

次に同じような状況になったら、

まず用水路があふれるものと想定して、

早めのタイミングで避難をするか、用水路には

絶対に近づかないよう気を付けると言っておりました。


水の意思

2020-01-27 09:22:33 | 自然災害・参拝マナー

 

***** 災害備忘録 No.18 *****

◆ 紙一重の被害 ◆

昨年の台風襲来時の豪雨により、

大小問わず多くの河川が決壊・氾濫・越水

をしましたが、ハザードマップなどで

「浸水エリア」に指定された地域内でも、

川の右岸と左岸では被害の差が顕著だったそうです。

 

平時は同じような高さに見えても、

水はいったん流れ始めると、

「より低いほう」を目指して流れるのが常でして、

ほんの数十センチ土地が下がっていたがために、

数件の住宅のみが水に浸かってしまった……、

あるいは数十センチ土地が上がっていたために、

母屋だけは被害を免れた……例などが散見されました。

 

また、「川の形状」も被災度を左右する

要因のひとつであり、川の右岸に向かって

川筋がカーブしていたことから、

右岸の堤防のみが崩れ大量の水が

流失したというケースも……。

いずれも、被害の少なかったほうの住民は、

朝になってから「対岸の被害」

の大きさに気づいたと言います。

 

「土地の標高」に関しては、

国土交通省のサイトなどでも確認できますし、

普段から「雨はどの方向に流れて行くのか」

を注視しておくべきなのでしょう。

とにもかくにも「水は正直」ゆえ、

私たちは「水の意思」に従うしかないのですね。 


依存的な人々

2020-01-26 09:16:43 | 自然災害・参拝マナー

 

***** 災害備忘録 No.17 *****

◆ 誰かが知らせにきてくれる ◆

これまで、自治体に対する苦言ばかりに

なってしまいましたが、私たち住民側にも

反省すべき点があるということもまた事実です。

例えば、田舎の地区の班長を務めていた知人によりますと、

消防自動車がサイレンを鳴らしながら避難を呼びかける中で、

不安そうに家の前に出てきたご近所さんは数人のみ。

特にお年寄りの人たちは、まるで「自分とは無関係」

と言わんばかりに家に籠っていたそうです。

 

幸いにもこの地区は大きな被害を免れたため、

後日様子を確認がてら近隣の家を訪問してみたところ、

お年寄りは口々に「何かあれば班長が教えてくれると思った」

「何かあれば誰かが助けに来てくれると思った」

と訴えるのだとか……。知人は知人で

「何かあれば町内会長から連絡が来る」

と考えていたそうですから、

お互い様と言えばお互い様ではあるものの、

いかに人間が「依存的」「人任せ」

であるかを証明するような話です。

 

住民通しのつながりが深いと言われる

田舎でもこの程度の意識ゆえ、

こと都市部においては「近隣の助けは得られない」

と覚悟しておいたほうが良いのでしょう。

いずれにせよ、自分が避難すべきタイミングは

「誰も教えてくれない」、そして自分の命を

「人任せにしていけない」ことだけは確かかもしれません。


情報発信

2020-01-25 09:07:33 | 自然災害・参拝マナー

 

***** 災害備忘録 No.16 *****

◆ 更新されない情報 ◆

昨日記した「不慣れな自治体」の内容とも

絡みますが、災害時に必要な「地域の情報」が、

住民に届きにくいという話を良く耳にします。

「電話がつながらない」「SNSが更新されない」

「市のHPがダウンしていた」……等々、

「今知らせなくてどうする」という緊急時に限って、

肝心の市役所等の機能がマヒし、住民が必要な

情報を受け取れない事態が発生しがちなのです。

 

また、「避難所開設情報」「河川水位情報」

「道路の被害状況」など、災害時に入手したい

情報のほとんどがバラバラに発信されているため、

市役所などのHPからリンクを経由したり、

ネット検索を繰り返したりすることでしか、

該当ページを見つけられないという不便さも……。

 

ネット扱いに慣れた世代であればともかく、

お年寄りしかいないような世帯では、

自分の周りに迫りつつある危険を

認知することもできないのでしょう。

いずれにせよ、「人員と電話回線を確保すること」

「災害時に必要な情報をまとめること」

「HPのデザインをわかりやすくすること」

「SNSの更新頻度を上げること」……などは、

重要な防災対策のひとつだと個人的には感じます。


自治体の役目

2020-01-24 09:02:06 | 自然災害・参拝マナー

 

***** 災害備忘録 No.15 *****

◆ 不慣れな自治体 ◆

これまで、大きな災害見舞われなかった

ような場所で有事が発生すると、

自治体の担当者の狼狽ぶりが

否が応でも目につきます。

確かに、正誤の入り混じった情報を見極め、

正確な被害状況を周囲と共有認識し、

的確なタイミングで避難を促すのは、

その道の専門家でさえ難しいものです。

 

特に、台風上陸時のように、

「避難準備・高齢者等避難開始」

「大雨特別警報」「土砂災害警戒情報」

「避難指示(緊急)」……等々、

似たような名称の警報が数分おきに

飛び込んでくるような災害の場合、

該当区域の住民に対し正しい情報を

伝えるのは至難の業でしょう。

 

ちなみに、昨年の台風襲来後によく耳にしたのが、

「お役所に聞いても避難しろと

言うばかりで、どこに逃げればよいかは

教えてくれない」という話でした。

「自分の身は自分で守る」ことを前提とすれば、

避難経路を確認しておかない

住民側にも責任がありますが、

これまで自治体が「真剣に」災害対策を

考えていたかと言えばそうとも言い切れず……。

 

「避難場所の選定」はもちろん

「被災情報の分析」や「地区担当者との連携」など、

多方面からの「救命」を模索する義務が、

自治体側の人たちには求められるのですね。


協力体制

2020-01-23 09:54:31 | 自然災害・参拝マナー

 

***** 災害備忘録 No.14 *****

◆ 知事と自治体の対応 ◆

大きな災害が起こるたびに注目しているのが、

「該当する自治体の対応」でして、

特に「自衛隊派遣の要請」に関しては

注意深く見守っております。

 

昨年の台風被害に遭われた地域

(ただし一部の県を除く)については、

事前の協力体制が上手く行っていたのか、

国や自衛隊への被害報告や救助要請も、

そこそこスムーズだったように感じるのですが、

過去の災害時には危機意識の薄い

地方トップの方も散見され、被災者の方々が

非常に気の毒だった記憶がございます。

 

今回のように広域で被害が発生する自然災害では、

どの場所へどの規模のチームを派遣するかなど、

一瞬の判断を迫られることも多かったはずですし、

国や自衛隊などとの連携作りは

「首長の重要な役目」でもあるのでしょう。

 

ちなみに、昨年の豪雨被災地を訪れた際には、

自衛隊の車と引っ切り無しにすれ違うなど、

自衛官を始め消防・警察などの方々が昼夜を問わず、

人命救助と復旧に努めていることを実感しました。

実際に被災者となって初めて、

「国の支援」や「自衛隊の活動」

のありがたさを知るのではなく、

普段から意識してこれらの動きを

支援していくべきなのかもしれません。


駐車場の選択

2020-01-22 09:48:57 | 自然災害・参拝マナー

 

***** 災害備忘録 No.13 *****

◆ 駐車場の選択について ◆

先日、「避難所の立地」と「車の置き場」

に関するテーマを取り上げましたが、

今回の台風時の避難においては、

避難所の駐車場が冠水し、

避難してきた人々の車が

水没するというケースが見られました。

 

多くの車が水没したその避難所は

「浸水地区」に位置するため、

本来は水害の避難所としては

指定されていなかったものの、

他の避難所が閉鎖されたり、

収容人数が足りなかったり……などの理由で、

あぶれた人たちを受け入れなければならず、

急遽その公共施設が開放されたのだとか……。

案の定、河川の氾濫により一帯が浸水し、

駐車場に停めてあったほとんどの車が

水没したと聞きます。

 

被災をした上に「車がない」という状況は、

想像以上の不便を強いられるわけで、

以前ご紹介した「高台に移動した車」のように、

普段から「退避場所」を考え

確保しておくべきなのでしょう。

知人のお宅でも、床上浸水は免れたものの、

家族全員の車が使い物にならなくなったそうですし、

家族の避難と同時に「車の避難」も

考えておいたほうが良いのかもしれません。


それぞれの事情

2020-01-21 09:40:24 | 自然災害・参拝マナー

 

***** 災害備忘録 No.12 *****

◆ ご近所関係の難しさ ◆

地震や台風などの自然災害が過ぎ去ったあと、

「一人の犠牲者も出さなかった地区」などのタイトルで、

集落の人々が助け合いながら

被害を最小限に食い止めた話が度々報道されます。

例えば、緊急時には地区内の安全な場所

にある住宅を避難所として開放したり、

逃げ遅れた家の人をご近所さんが助けてあげたり……

といった具合に、「助け合いの精神」を

称えるような話があちこちから聞こえてくるものです。

 

ただし、こういったケースは

「ごく一部」であるのが現実で、

知人から聞いた話によりますと、

昨年の台風接近時に、平屋に住む知人の友だちが、

「浸水が怖いので避難させてほしい」

と二階家のお隣さんにお願いしたところ、

「それは無理です」とにべもなく

断られてしまったのだとか……。

 

まあ、普段の交流の様子がわからないので、

何とも言えない部分はあるのですが、

特に「都市部」においては、

「他人を家に入れたくない」

「面倒に巻き込まれたくない」という風潮が強いゆえ、

「困ったときはお互い様」は通じないと

覚悟しておくべきなのでしょう。

逆に言えば、近隣の人々との適度の交流が、

緊急時の助け合いにつながるということです。

「困ったときだけお互い様」とならないよう、

生活環境の見直しも必要かもしれません。


ペット問題

2020-01-20 09:31:36 | 自然災害・参拝マナー

 

***** 災害備忘録 No.11 *****

◆ ペットと一緒に避難する ◆

災害発生時「ペットをどうするか」という判断は、

愛猫家・愛犬家の人たちにとっては、

非常に悩ましい問題のようで、

昨年の台風襲来に際しても、

「ペットがいたので自宅に留まった」

「ペットを連れて行ったら、避難所に入れなかった」

などの話を耳にします。

 

最近では、ペット同伴可の避難所もあるようですが、

犬を飼っている知人が市役所に問い合わせたところ、

「連れてきても構いませんが、建物には入れません」と、

やんわりとけん制されてしまったのだとか……。

つまり緊急時には、ペットを守るために、

「自らと家族の命を危険にさらす」

ような事態が起こり得るわけですね。

 

被災後に報道される「動物」関連の逸話は、

どれも美談に仕立て上げられているだけで、

本来なら「ペットの救命」という課題は、

自衛隊や消防などの手を煩わせずに、

飼い主自身が対処しておかなければ

いけないのかもしれません。


感情の抑制

2020-01-19 09:26:40 | 自然災害・参拝マナー

 

***** 災害備忘録 No.10 *****

◆ 自分の家や会社の状況が気になる ◆

中古車や自動車の修理などに

携わる知人から聞いた話ですが、

台風が襲来する前に冠水被害を見越して、

低地にある店舗から高台の親せきの家に、

「商品(車)」をすべて移動させていたそうです。

そのおかげで、会社の損害はさほどひどくは

なかったものの、自分の愛車だけが水没して

使いものにならなくなってしまったのだとか……。

 

何でも、一度は本人も高台へ避難したにも関わらず、

「どうしても会社の様子が気になり」

豪雨の中、自らの車を走らせていたら、

「水没地帯」に突入してしまったとのこと。

親せきの人の「絶対に行かないほうが良い」

という制止を振り切り、「すぐに戻るから」

と車を出して数十分後、決壊・氾濫した

川の近くで身動きが取れなくなり、

結局親せきの家に救助を求めたと話しておりました。

 

台風が過ぎ去るたびに

「川や田んぼの様子などを見に出かけて」

命を落とす人が散見されますが、

「行きたい」「見たい」という感情を抑える

自制心も緊急時には必要なのでしょう。

幸いその知人は無事だったものの、

ひとりの身勝手な行動が、救助に向かう

人々をも危険にさらす可能性が高いのですね。


避難からの避難

2020-01-18 09:19:36 | 自然災害・参拝マナー

 

***** 災害備忘録 No.9 *****

◆ 避難の途中で戻る ◆

近くの川が氾濫したことを知り、

慌てて車で避難所へと向かった人の中には、

道路の浸水や橋の崩落、

水流の勢いなどに行く手を阻まれて、

立ち往生をしたりそのままUターンせざるを

得なくなったりしたケースが散見されました。

 

彼らいわく「逃げるのであれば雨が

強まる前でなければ無理」だそうで、

不安を感じるほどの雨が降り出したときには、

外に出るだけでも命取りになるのは確実です。

特に、避難所へのルートの途中に川がある、

あるいは低地を通って避難所へ向かうような場合、

避難行為が逆の結果を招きかねないため、

慎重にリスクを見極めなければいけないのでしょう。

 

被災した知人の話では、避難所までのルートの途中に、

今回の台風で決壊や氾濫を起こした河川が2本もあり、

車を走らせてから5分もしないうちに、

水にはまって動けなくなったのだとか……。

生活エリア内の河川周りの状況

(川の規模、土地の高低差、橋の位置や数、

川の蛇行状態……等々)を日頃から

確認しておくことは非常に大切なのです。


避難所の立地

2020-01-17 09:14:47 | 自然災害・参拝マナー

 

***** 災害備忘録 No.8 *****

◆ 避難所の立地に疑問符 ◆

住民の命を救う場所である「避難所」が、

適切な環境・適切な規模で設定されて

いない自治体を間々見かけます。

例えば、すべての地域の人々を

収容するだけのスペースがない、

あるいは指定された避難所が

災害警戒区域にある……等々、

昔から「災害が少ない」と言われていた

地域ほど、避難所の設定がある意味

「いい加減」だったりするのです。

 

昨年の台風襲来時においても、

せっかく避難所に逃げ込んだにも関わらず、

別の避難所へと再避難させられた

ような話を頻繁に聞きますし、

「避難所に行ったら川のそばだった」

「土砂崩れ地帯を通って避難所へ向かった」など、

少々笑えない話もあちこちで飛び交っておりました。

 

もし仮に、生活エリア内の避難所が

このようなケースに当てはまる場合は、

自宅や知人宅に留まるリスクと

避難所に向かうリスクを天秤にかけて、

より安全なほうを選ぶべきなのでしょう。

そのためにも、日頃から生活エリアの立地を

ハザードマップやネットなどで確認し、

「川筋」や「地形」にも注意を払いながら、

いざというときの「救命ルート」を

頭に入れておくべきなのですね。