<上賀茂神社 かみがもじんじゃ>
陰陽道・陰陽師という言葉聞いて、
多くの人が思い浮かべるのは、
かの有名な安倍晴明でしょう。
数年前に、映画や小説の主人公として脚光を浴び、
陰陽師ブームを巻き起こしたのは記憶に新しいところ。
陰陽師のパワーにあやかるため、
晴明ゆかりの神社を訪れる人は後を絶たず、
中には自らを陰陽師と称し、
怪しげな術?を施す人もいます。
実は上賀茂神社というところは、
陰陽道と関わりの深い場所でして、
平安時代に朝廷で活躍した「陰陽師」の一族が、
こちらの上賀茂神社の神を氏神とし、
祭祀を執り行っていた賀茂氏なのです。
後に晴明の師匠となった賀茂忠行や、
古くは奈良時代の学者・吉備真備、
修験道の開祖である役小角なども、
賀茂一族の出身だといわれています。