<多賀宮 たかのみや>
伊勢外宮の第一別宮である多賀宮の
「たか」の部分を「鷹」と置き換えると、
外宮と忌部氏との歴史上のつながりが、
より鮮明に浮かび上がるような気がします。
鷹を象徴とする「忌部氏」が、
自らの神様をお祀りするために、
多賀宮の創建を指示した可能性も、
決してゼロとは言えないのでしょう。
古代イスラエルとの関連が
噂される伊勢神宮の中でも、
「ユダヤ色」が強いとされるのが、
この多賀宮という特殊なお宮でして、
「世界一の超能力者」と称された
ブルガリアのベラ・コチェフスカさんも、
多賀宮の前で「ヤハウェが祀られている」
と地面にひれ伏して涙を流したそうです。
一説には「ご正殿より高いところにあるから
タカノミヤと呼ばれるようになった」
という話も聞きますが、もしかすると、
阿波国や紀伊国の神社で見られる
「異様に長い参道の石段」と同様、
忌部氏の「高所」へのこだわりが、
多賀宮が鎮座する「小高い丘」
を作り出したのかもしれません。