<宇佐神宮 うさじんぐう>
どこの神社もそうですが、
神社が今のような形式に収まるまでは、
私たちの知らない様々な経緯を経ているものです。
特に宇佐神宮のように、古来から交通の要所に位置し、
ありとあらゆる種類の人たちが関わっていた場所は、
時代に応じて目まぐるしく形態が変わるのが通常。
あるときは海人族の拠点として、
あるときは渡来人の氏神として、
またあるときは神仏習合の形を取り入れながら、
日本と日本人の行く末を見守ってきたのですね。
宇佐神宮はもともと、
地域の土着神(国津神)を祀っていた場所です。
宇佐神宮の社殿のある亀山(小倉山)は、
かつては古墳だったという話があり、
ご祭神の一柱である比売大神は、
ヒメミコ=卑弥呼だという説も
まことしやかにささやかれております。