気が付けばすでに9月に入り、
今年も残すところあと4か月となりました。
これから年末に向かうに従い、
世の中の空気感はどうなっていくのか……。
日々あれこれと想像するに従い、
何とも言えない感情が沸き上がってまいります。
恐らく、多くの人たちが望むように、
「コロナ以前」に戻ることはないかもしれません。
今現在、平穏な日常を取り戻すために人々が努力していることが、
これからの時代の「正解」であるかどうかはわからないのです。
世間の人たちを見ておりますと、
もはや「正解を考えること」すらやめて、
「みんなやっているから」「とにかく今を乗り切ればいい」……等々、
抗えない流れに無抵抗で身をゆだねている様子が伺えます。
「もう少し我慢すれば」「もう少し知恵をひねり出せば」
もしかしたら正解が見えてくるかもしれないのに、
「今楽になる方法」を優先するがあまり、
自らの思考を停止してしまうのでしょう。
「正解がない」と言われている時代に、
正解を考え続けるのは本当にエネルギーを使うもので、
私自身も答えの出ない問題を自らに問い続ける毎日に、
かなりのメンタル疲労を感じているのも事実です。
ただ、「この先」の苦難に対処するために、
今できることを思案し実践を積み重ねて行かないと、
本当に多くの犠牲を払わなければなくなると、
心の底から危機感を覚えております。
間近に迫った衆議院選挙しかり、
自分自身に迫られた選択しかり、
自らの頭で考え、調べ、判断するという小さな積み重ねが、
「最善」を引き出す大きなきっかけとなるはず。
私たちが「正解」にたどり着くまでのスピードは、
以前とは比べ物にならないくらい早まっています。
「天は自ら助くる者を助く」をしっかりと心に留め置き、
すべての事象を「心の目で」見守っていただければ幸いです。