<つがる市・木造駅>
青森県つがる市で出土した、
土偶界のスター「遮光器土偶」は、
現在東京国立博物館に所蔵されており、
残念ながら通常は青森県内では
お目にかかることができません。
ゆえに、今回つがる市周辺には
立ち寄らないつもりでいたのですが、
どうしても一か所だけ見ておきたい
「有名スポット」があったがゆえに、
例のごとく予定を無理やり調整して
駆けつけてまいりました。
そのスポットとはずばり
「JR五能線の木造駅」でして、
こちらの駅舎正面には、実にリアルな
遮光器土偶(通称:しゃこちゃん)の
巨大レプリカが張り付いているのです。
さらに駅舎内の売店に入りますと、
何ともマニア心をくすぐる
「しゃこちゃんグッズ」が多数並べられ、
たとえ本物を見られなくても、
木造駅を訪れれば十分に「遮光器土偶」
との邂逅を味わえる仕組みになっております
(異論はあるでしょうが……)。
ちなみに、こちらの巨大しゃこちゃん、
電車の発車に合わせて「目が光る」という噂を耳にし、
今か今かとその瞬間を待っていたものの、
どういうわけか点灯せず……。
のちに聞いたところによると、
近所の子供たちが怖がるので、
駅員さんに「見たい」と申告しないと
目は光らないとのことでした(真偽は不明)。