<伊太祁曽神社 いたきそじんじゃ>
日本の神社の祭神には、三柱一組の神がよく見られます。
例えば、底筒男命( そこつつのおのみこと)、
中筒男命(なかつつのおのみこと)、
表筒男命(うわつつのお のみこと)の住吉三神。
多紀理毘売命(たきりびめ)
市寸島比売命(いちきしまひめ)
多岐都比売命(たぎつひめ)の宗像三女神など…。
三神をひとまとめお祀りしている場所は、
海人系の神社が多いといわれます。
紀伊国を代表する古社・伊太祁曽神社では、
五十猛命(いたけるのみこと)、
大屋津姫命(おおやつひめのみこと)、
都麻津姫命(つまつひめのみこと) の三神をお祭りしてますし、
日前神宮・國懸神宮、伊太祁曽神社、竈山神社の
三社を詣でる西国三社参りも古くから盛んなのだとか。
そして何より名草戸畔の遺体が「3つ」に分けられています。
海人族にはなぜか「3」の数字が付きまとっているようです。