たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

土偶精霊説

2019-10-14 09:58:27 | 縄文への旅

<是川縄文館>

 

「土偶=宇宙人」説と同様に、

多くの賛同者を集めているのが「土偶=精霊」説です。

まあ、どちらも「人間ではない人間のような生き物」

という意味では同意義ですが、「宇宙人説」に比べると、

「精霊説」のほうが日本人には馴染みやすく、

また縄文前半の「地母神系土偶」の存在を踏まえても、

土偶が精霊を模したという話には、

さほど違和感がないかもしれません。

 

ちなみに「土偶」という造形物を見た当初、

私が第一印象として抱いたのは

「縄文時代には、こんな人たちが

たくさんいたんじゃないか」という感覚でした。

恐らく縄文人は、自らが造り上げた造形物に、

常に深遠なメッセージを込めていたわけではなく、

「当たり前の日常」を素直に

模写したケースも多いのでしょう。

 

彼ら・彼女らの周りには、

当然のように精霊が行き交い、

また頻繁に地球外生物と

交流していたとも考えられます。

もしかすると、現代人である私たちのほうが、

勝手に「見えないものはいない」

という固定観念に縛られているだけで、

実際の縄文時代というのは、

もっと多種多様な生き物が共存する

バラエティーに富んだ世界だったのかもしれません。