<国立民族学博物館>
一説によりますと、「白石崇拝」の風習を今に伝える
チベットの少数民族・チャン族は、古代イスラエルの
「失われた10支族の末裔」という話があるそうです。
「失われた10支族」という言葉を聞くと、
神武東征の時代を思い浮かべる方も多いと思いますが、
神武天皇が南方の海から日本にやって来たのは、
恐らく渡来人の移住が定着してからであり、
それ以前にすでにたくさんの古代ユダヤ人が、
日本に到着していたものと思われます。
故郷を追われた古代イスラエルの10支族の人々は、
大きく2つのルートに分かれて東に向かったとされ、
そのひとつが神武天皇が選択した南側の海ルート、
もうひとつがチャン族の暮らすチベット周辺を通り、
ユーラシア大陸を横断する北側の山ルートなのだとか。
2008年(そして先日も)発生した四川の大地震により、
チャン族の居住地には甚大な被害が出ました。
ユーラシア大陸を東西に貫く「カナンへの道」の周辺には、
紛争地や災害被災地などが点在しているのも意味深です。