***** 丑年の展望 No.18 *****
現在の占星術的な星の動きと
今年の干支の暗示からイメージされるのは、
騒がしい天空の動きから逃れるようにして、
人々が地中へと身をひそめながら
静かに英気を養っている図でした。
2020年という年は、「内はほらほら、
外はすぶすぶ」という文言のように、
まさに「自粛」一色の年になりましたが、
「丑年」である今年に関しても、
まだ運気の芽は地中にある状態ですから、
家の中に閉じこもって過ごす
時間も多くなると思われます。
ただし、今年が去年と異なるのは、
「自発的な自粛」とでも
言うべき傾向が強まることで、
じっと地中に身をひそめるだけではなく、
その中でも「何かを生み出そう」
という気運が高まるような気がするのです。
特に、新型ウイルスの流行が
ひと段落する今年前半までは、
完全なる受け身の自粛ではなく、
各々が家にいる時間を有効に使いながら、
「新生活」に適応できるようなスキルを養い、
また「新時代」を生き抜くためのアイデア
をひねり出す期間なのかもしれません。
恐らくそれらの積み重ねが、
激動期の始まりを告げる今年後半の世界に、
少なからず影響を与えるのでしょう。
***** 丑年の展望 No.17 *****
少々専門的な話になりますが、
昨年末からスタートした「大変革期」は、
魚座時代から水瓶座時代への
切り替えという2,000年周期の変化とともに、
200年ごとに起こる地の時代から
風の時代への切り替え、
さらに20年に一度ほどの
グレートコンジャンクションが
重なるという稀有なタイミングでもあります。
また、地球創生レベルの規模からみると、
より長いスパンの節目も
重複しているそうですから、
何とも壮大な話になってまいりますね。
そして、水瓶座時代への移行が
完全終了する2023年あたりには、
今まで「絵空事」「オカルト」「都市伝説」
と一笑に付されてきた事象が、
「真実のこと」として露に
され始める可能性が高いのだとか……。
まあ、現在ネット等で流布されている
情報の真偽はともかく、
それらの中の少なくない事象が、
何らかの「証拠」を伴って
私たちの目前に現れるのかもしれません。
古代の日本人がそうだったように、
もしかすると「神仏」や「先祖霊」
といった存在も、「実在のもの」として
認識されるようになるのでしょうか……。
***** 丑年の展望 No.16 *****
年末に、占星学の考え方を元に
2021年の展望を俯瞰してみましたが、
それらの暗示の中に、これからの世の中は
「知識」「知恵」「情報」といった、
言わば「形のないもの」に
付加価値がつくという内容がございます。
「お金」「権力」「肩書」などが
幅を利かせた縦社会の世の中は終わりを告げ、
個々のアイデアやスキルなどを周囲に還元しつつ、
「横のつながり」を主体として
生きる時代が始まるのだとか……。
昨日の「辛丑」の意味と重ね合わせるなら、
各々の人間に与えられた「個性」を磨き、
じっくりと熟成させて行くような期間が、
2021年という年なのでしょう。
逆に言うと、既存の価値観に依存したり、
知識を得る・知恵を絞るなどの
労力を惜しんだりしていると、
人生が上手く回らなくなるのかもしれません。
社会活動が停滞しているこの時期、
「今しかできないこと」
「自分しかできないこと」
に集中して取り組みながら、
地中に潜む幸運の芽(命)に
たっぷりと滋養を与えて行きたいですね。
***** 丑年の展望 No.15 *****
さて、このあたりで西洋占術から
東洋占術のほうに目を移してみますと、
2021年は「辛丑(かのとうし)」
という干支が巡る年となります。
まあ、字面だけ見ても
来年の様相を暗示するような、
「ギシギシ」「ギスギス」
とした印象が伝わってまいりますが、
詳しく調べてみたところ「辛」とは
「辛抱」の「辛」であり、
我慢を強いられるという意味、
そして「丑」は五行で言う
「陰の土」の性質を持ち、
種子の中に芽があり土から
出られない状態を意味するのだとか……。
つまり、様々な「命」が生じているにも関わらず、
なかなか日の目を見ることができない様相、
あるいは殻を打ち破ろうとすると、
大きな痛みやエネルギーが伴う可能性、
などが示唆されているわけですね。
恐らく、ウイルス騒動がひと段落した後も、
元の生活に戻れるわけではなく、
ひとりひとりが自らの生き方を模索し、
「新たな日常」を構築せざるを得ないのでしょう。
そのためには、長い制約の中で生じた様々な
「命(知恵)」を、各々が大きく育てていく
必要があるのかもしれません。
***** 丑年の展望 No.14 *****
古代探索などを趣味としておりますと、
必然的に「暦」とか「予言」とか「占術」
といった情報も触れる機会も多く、
特に年末が近づく頃には、
自然と「来年の世情」などの
噂が耳に入ってまいります。
ゆえに、先日より2021年の「星の動き」を元に、
今年の展望などを書き連ねてきたわけですが、
その後様々な情報に接しておりましても、
やはり今年は「天空」というエリアが
非常に騒がしく感じる今日この頃……。
すでに記した「宇宙」「UFO」
「地球外生命体」などはもちろん、
「隕石」「電磁波」「ミサイル」……等々、
「空から何かが降りてきた」的な出来事が、
目に見えて増えるのではないかと思われるのです
(予言サイト風になってきたな^^)。
まあ、膨大な地球上の歴史から見れば、
これまで私たちが生きてきた時代というのは、
本当にわずかな「平和の期間」であり、
恐らく古代には「宇宙戦争」のようなイベントも、
日常的に繰り広げられてきたのでしょう。
飛鳥時代の遺物などを見てもわかるように、
当時の人々が「異形の者たち」
と関わってきたのは明白で、
言うなればそれらが再現され
始めるのが2021年なのかもしれません。
***** 丑年の展望 No.13 *****
新型ウイルスの再流行により、
各地の神社の初詣にも大きな影響が
出ているようです。一年を通じて、
執り行われるはずだった
「お祭り」が軒並み中止になるなど、
神社界隈にとって2020年という年は、
まさしくこれまでの歴史に
ないような特殊な一年でした。
「お祭り」を心の拠り所としてきた人にとっては、
何ともやるせない期間だったと思いますが、
逆に考ればお祭りが「元の形」
に戻ったとも捉えられるわけで、
これもまた神様の仕組んだ
「正常化」の一環だったのでしょう。
恐らくこれからは、「本当に必要な神事」
そして「本当に必要なお祭り」のみが残るよう、
世の中が進んで行くのかもしれません。
観光客の減った昨秋の紅葉の状況が、
「過去最高に素晴らしい色づきだった」
と、至る場所で言われるように、
今は自然も神も「人」の干渉を最小限に排除し、
本来の姿に立ち返る時期なのだと……。
ゆえに、私たちも改めて「神社の役目」
に意識を向けながら、「神との距離感」
を模索するタイミングだと感じるのです。
***** 丑年の展望 No.12 *****
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
新型ウイルス騒動で暮れ、新型ウイルス騒動で
明けた今回の年末年始でしたが、
「果たして2021年はどうなるのか……」と、
先の見えない状況に不安を感じながら、
年越しをされた方も多かったのではないでしょうか……。
恐らく、古の人々も「天災」「飢饉」
「疫病」などの災難を抑えるために、
様々な知恵を絞り出した結果、
「しめ縄」「松飾り」「鏡餅」……等々、
お正月ならではの縁起物を生み出たのかもしれません。
以前の記事でも触れたように、
日本の伝統行事やそれに付随する品々と言いますのは、
単なる迷信ではなく災難避けの「呪術」であり、
古神道を力の源泉とするような
「実践力のある仕掛け」が見て取れるのです。
私自身も毎年12月初旬ごろには、
新年用の縁起物などを準備し始めるのですが、
昨年は例年以上に早い段階で「完売」
という文字を見る機会がありました。
つまり、それだけたくさんの人が、
次の年に備えて「何かをしなければ」
という気持ちになっているのでしょう。