ついこの間、新年を迎えたと思っていたら、
すでに本日は春分の日でございます。
東日本大震災からは11年の月日が経過し、
世界中の人々が恐れていた戦禍という名の災いも、
とうとう現実のものとなってしまいました。
まずは、様々な天災・人災により、
被害を被った方々へお見舞い申し上げるとともに、
一見表立った災害とは無関係に見える
水面下の「被災者」の方々に対しても、
心より哀悼の意を捧げたいと思います。
先日発生した最大震度6強の地震の余波で、
今なお東北地方を中心に影響が続いておりますが、
果たしてあの日(3/11)以降、私たちの意識の中には、
何らかの変化が生まれたのでしょうか……。
それとも相変わらず、「あの日以前」のまま
漫然と日常生活を送っているのでしょうか……。
「時代は確実に変わっている」と思いつつも、
何の対処法も見つからないまま、
「あの日以前」を繰り返している人々。
そして、「何とかしなければ……」と思いつつも、
具体的な行動に移せないまま、
日々のノルマに追われている方々がほとんどでしょう。
かく言う私も、「やるべきこと」を先延ばしにしつつ、
目の前の雑務に忙殺され続けているのが現状です。
ただし、そんなバタバタとした毎日の中でも
ほんの少しの意識を「大事な何か」に振り向けることで、
様々な物事が悪意から守られ、
凶が吉へと変化して行く現実を感じております。
本日春分の日からの一年は、
「元に戻る」ために力を注ぐのではなく、
「新たな日常」を受け入れるために、
自分自身を変容させなければならない時期です。
「周囲(情報)が変わったから自分も変わる」のではなく、
自分自身が変わるからこそ様々な物事が変化すると心得て、
ほんの少しの意識を「見えない何か」
に振り向けていただければ幸いです。