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礼文島断章8・星観荘のお気に入りメニュー

2005-04-15 22:30:37 | 旅行記
星観荘は、礼文を訪れると必ず泊まる宿である。そして、初めて行くようになって十数年、毎年訪れている宿でもある。星観荘のお気に入りメニューを独断と偏見で紹介しようと思う。

1 ギョウジャニンニク入りジンギスカン

GWでないと食べられない。某所に生えるギョウジャニンニクを採集してきてたっぷりとジンギスカンに入れていただく。これが実に美味い。ギョウジャニンニクはニラとよく似ているのだが、ニラ以上に味も香りも強烈で、また独特の甘い味と甘やかな後味を持っている。翌日の口臭がいささか気になるので、ブレスケアは必需品。

2 タコカレー

生のタコを冷凍させたものを煮込んで作ったカレー。煮込んだタコは柔らかく、茹でたタコを冷凍したものではこうはならないという。カレーソースとの調和も絶妙。普段はお代わりをしない私も、ついついお代わりせずにはおれない逸品。

3 ウニ汁

以前も書いたが、だし汁にウニを入れ、さっと煮立てた澄まし汁。タマネギやネギが入ることもあり、私はその方が好きである。ウニは濃厚な味だが、だし汁にウニの味がほどよく出ていて、一度食べたら忘れられない味。

4 ニンジンサラダ

生のニンジンをすり下ろし、バナナの輪切りを入れ、ワインやマヨネーズ、レモン汁等を加えて交ぜ、サラダ菜の上に盛りつけたサラダ。意外な組み合わせだが、これが美味しい。再現しようといろいろ試みたことがあるのだが、秘伝の技があるらしく、どうしても同じ味が出せない。

5 タケノコいろいろ

6月頭には、礼文島の山の中ではネマガリダケのタケノコがたくさん出る。これが夕食に出る。私はフライと焼きタケノコ、塩漬けしたものの三種類を食べ、それぞれに美味しかったが、一番はやはり焼きタケノコだった。

番外編 ちょっとした総菜いろいろ

これ以外にもちょっとした総菜で美味しいものがいろいろあるので、それを列挙してみよう。
○茹でササゲの黒胡麻ダレかけ:ササゲを茹でて千切りしたものに、黒胡麻をすって醤油や砂糖を加えて味を調えたものを上からかけたもの。和えていないので、ササゲが水っぽくなく美味しい。ササゲの代わりにオカヒジキのこともある。これも歯ごたえがあって美味しい。
○ホッケかまぼこ:ホッケをすり下ろし、野菜のみじん切りなどを加えて交ぜ、油で揚げたもの。薩摩揚げのような食感だが、すり鉢でよくすってあるので、市販のものよりずっとふんわりとして美味しい。
○小松菜炒め:小松菜と油揚げ、鶏の挽肉を炒めたもの。炒め物なのにさっぱりして、それでいて水っぽくなく仕上げられて美味しい。

これ以外にもいろいろあるはずなのだが、繰り返し頂いて記憶しているのはこれくらいである。

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