桑の海 光る雲

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2009礼文の旅・2

2009-06-04 23:11:07 | 旅行記
2日目は、港で見送りをした後に、知人のる~さん達と一緒に、島の南の方をのんびりと花を見ながら歩きました。

この時期はこのあたりはレブンコザクラ、エゾノハクサンイチゲ、レブンハナシノブなどが見頃で、私は特にレブンコザクラとレブンハナシノブが好きなので、楽しみにしていました。

レブンコザクラもエゾノハクサンイチゲもややピークを過ぎていて今ひとつでしたが、でもまだあちこちにきれいな株があり、見つけるたびに立ち止まってカメラを向けていました。

レブンハナシノブは青紫の花びらと黄色い雄しべの色の取り合わせが美しい花ですが、花期が短いので、今まできれいな時期にぶつかったことがなかったのです。しかし、今回は咲き始めのきれいな花を数多く見ることができました。このあたりはクロユリも数多く見られるのですが、これまた今まで花期を外しており、今回はちょうど咲き始めのところにぶつかり、色濃く咲いている株を目にすることができました。クロユリ群生地の近くには、毎年八重咲きのエゾノハクサンイチゲが咲きます。今年はそれを直に教えてもらい、ちょうど見頃の花を見ることができました。エゾノハクサンイチゲは花も大きく、緑の中で真っ白な花をつけ、その上群落を作るのでよく目につきますが、八重咲きは珍しいものです。八重咲きのものは他のふつうのものよりもいっそう華やかでした。

桃岩までの花を愛でながらののんびり歩きは、風が強くしかも冷たく、写真も写しにくかったですが、まあ満足しました。

日本で最も遅い桜を見て香深の町に下り、ちどりという店でホッケのちゃんちゃん焼きを食べました。実に15年ぶり。ここの店では炭火の上に金網を置いて焼きます。食べ終わった後の皮までいただけました。懐かしく美味しかった!

その後夕方まで時間があったので、バスで島の北にある船泊まで行き、そこから歩いて、礼文島特産のレブンアツモリソウを見に行きました。

レブンアツモリソウを見るのもすごく久しぶりでした。クリーム色の独特な形の花は、これが特別に保護された花だということを忘れさせる清楚さがありました。見られたのは、群生地の公開が終わる時間までのたった15分でしたが、それでも十分に満足しました。見足らない分は翌日に改めて見ることにして、群生地を後にしました。
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