桑の海 光る雲

桑の海の旅行記・エッセー・書作品と旅の写真

’05・8月の北海道・その5

2005-08-31 21:32:15 | 旅行記
8/17

今日は天気も良さそうなので、念願の音更山から石狩岳へ続く尾根を歩くことにした。朝食前に準備を済ませ、朝食後すぐに出発した。

ゆわんと村近辺では曇っていたのだが、層雲峡にさしかかると空が晴れはじめ、大雪湖辺りではきれいに晴れ渡った。

ユニ石狩岳への登山口となる林道を進む。駐車場には3台の車があり、入山届けを見ると、皆6~7時にスタートしている。私は8時スタートである。(以下、ゆわんと村HPの歳時記に掲載した文章を引用する。)          

以前音更山と石狩岳には別々に登ったことがある。石狩岳に登った時はガスの中だったのだが、音更山に登った時は快晴で、石狩岳に続く尾根をそのままたどっていきたい衝動に駆られた。けれどもその時はあまりの暑さにへばってしまっていたので、そのまま下山してしまった。
今回は初めから石狩岳まで足を伸ばすつもりでいたので、音更山までのきつい登りも切り抜けることができた。8時から登り始めたのだが、音更山の山頂に近いところで、6時から登り始めた人たちに追いついてしまった。表大雪は少し雲がかかっていたが、それ以外は雲海の上で、鋭くそそり立つニペソツ山、トムラウシと、そこから続く十勝岳連峰が一望できた。
音更山から眺める石狩岳の山容は実に雄大であった。「日本百名山」で深田久弥が浅間山を「膨大な容積」と評していたのを思い出したが、石狩岳の山容もその言葉がぴったりのように感じられた。それでいて山頂はあんなに狭く、また大きく張り出す東側斜面に対し、西側斜面は大きく窪んでいるのだから面白い。
比較的歩きやすいと思われた尾根は実際はそうではなかった。かなりのアップダウンがあり、ごろごろした岩場や、ざらざらとした砂礫地、ハイマツ帯が続き、歩きにくかった。それをやり過ごした後の石狩岳山頂直下の登りは実にきつかった。
午後になると雲が上がってきて、午前中のような素晴らしい眺めはもう見られなくなってしまったので、早々に下山した。6時から登り始めた人たちは、音更山往復であったが、鳴兎園で再び追いついてしまった。鳴兎園周辺は、昨年の台風の倒木がひどく、コースが一部変更になっていた。
結局、9時間以上かかるコースを7時間ほどで歩いたのだが、ニペソツ山並みのアップダウンで、かなりへばってしまった。なお、音更山-ブヨ沼間で、クマらしき動物を見かけた。このコースでは鈴が必需品である。

下山したのは3時過ぎであった。一緒に下山した人より早くスタートし、車がほこりまみれになるのを防いだ。

層雲峡に到着し、例によって黒岳の湯に浸かった。ゆわんと村には4時半頃に着いた。今日はGW以来の宿泊者一人である。初めての時はかなりドキドキしたが、2回目なので、今回は大丈夫である。山で撮した写真をUPしたりして過ごした。コーヒー勝負は昨日も今日もkojiさんとサシでの勝負だったが、昨日は勝ち、今日は負けた。どうも今年は負け癖がついてしまっている。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ’05・8月の北海道・その4 | トップ | ’05・8月の北海道・その6 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

旅行記」カテゴリの最新記事