はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

日々悪日 アルツハイマーか認知症か はたまた老化現象か

2019-06-03 15:54:44 | 躄日記
          
                     イヤリング(フクシャ)の生垣              2019/5/29写

 イヤリングとは10年以上前に花卉園芸関係ないサントリーが花苗を売り出し、園芸ブームを作った頃の花です。
その頃イヤリングと一緒に売られていたサフィニアは今でも人気が続き、その頃と同じ料金298円で売っています。
イヤリングはフクシャ、サフィニアはペチニュアの改良品で、最大の特徴はどちらの花も原種より強くなっていて、
花期が長くなった事です。また花付きも非常に多くなっています。
例えばサフィニアの場合、春先に1苗帰って、新芽が延びたらその芽を摘まんで土に差せば、ほぼ半分は活着します。
イヤリングはさらに強く挿した芽は9割近く活着します。
最初の頃はどちらも花の説明書の通り過保護に育てていたが、その内ほっおぽらかしでも育つことが分かり、余り手を
加えなくなりました。それで枯れる事なく咲き続けました。
イヤリングはさらに強く、冬でも鉢植えのまま外に放置しておいても春になれば新芽を伸ばし花を咲かせてくれます。
その内、鉢植えが面倒になり、苗を露地に下してみると、なんと鉢植えの時より威勢よくズンズン大きくなり、冬越えも
大丈夫でした。
それならと生垣の柘植が枯れて、醜くなっていたので、イヤリングを植えてみました。
どうです! いい生垣とは言えないが、イヤリングの変わった生垣になりました。
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慈雨  柚月裕子
  定年退職し、お遍路を旅する元警察官が、少女誘拐事件の発生を知る。
  それは16年前に自ら捜査にあたった事件に酷似していた。


なんて 「四国遍路」 と書かれた書評を読んで、すぐ大井川図書館のHPへ予約申込みをした。
新刊の割には空いていて2件待ちで手に入ったその本を読みだすと、筋そのものは分らないが、一つ一つのエピソードは
何故か既視感がある。新刊なので読んだ事は無い筈なので、多分少し前に読んだ篠田節子の「冬の光」の記憶なのだろうか?
あれも退職男性が東日本大震災のボランティア活動をした後、車で四国遍路をし、その帰路でフェリーから投身自殺を
図った話だった。
今回の慈雨の主人公は、奥さんと一緒の歩き遍路で結願するのだが、どちらも本も遍路の内容には不満が残った。
マ~それは良いとして、方や車、此方歩き遍路なので記憶減退が始まっている私でも間違いようがない。
するとこの既視感は何だろう? 分からないまま読み終わってしまった。

本を返す前にエクセルで作った読書済の本の管理表に記入して、並べ替えを行うと・・・・・・・・・・
何と何と既に読み終えた本の中に入っていた。慌てて完読日を見るとH29/8/16になっていた。
どうやら新聞の広告欄を見て、てっきり新刊だと思い込んだ私のミスだ。
多分本の広告は文庫本化した時の “慈雨” の広告だったのだろう。
しかし幾つかのエピソードを読んでも既読本だと気が付かないのだから呆れてしまう。それも2年前に読んだ本だ。
確かに私は乱読で、ただ読み散らすだけで頭の中の整理も何もできていない。
現役の頃も購入したら既に読んだ本を何度も買ってしまった事がある。
それでも文庫本には背表紙に “荒筋” が書いてあるので助かるが、単行本はそのようなものは一切なく、ただ最初の
1・2頁を立読みして判断したので誤購入仕方ないかもしれない。だが誤購入に気づいた時の悔しさと、自分の阿保さ
加減が情けなかった事は忘れられない。
会社を辞め本を購入する小遣いも無くなったので市の図書館を利用するようになった。
そこでも誤借り出しは度々起きたが今度は料金が絡まないので余り気にならなかった。
それでも誤借り出しが余りに多くなってきたH15年頃に、気になって本の管理表を作って時々投入してきた。
最初は記録された本が少なく管理表が効力を発する事は無かったが、最近は管理表が役目を果たすようになってきた。
現在投入済みの本は700冊余となり、逆に印刷するのが勿体なく感じるようになってしまいました。

オッと今回は自分の馬鹿さ加減に自分でも阿保たれてしまう話なのに、話が変な方向に進んでしまいました。
今回の事は自分では非常に情けなく感じたのだが、こうして文字にしてみればどうと云う事は無さそうに感じる。
ようは最初はエピソードに既視感を感じたが、その理由が分からずイライラした事。
次に読み終わってから管理表を見て、この本は既に読んだ事のある本だと分かった事。
次にこの本の新聞広告は、単行本の新刊でなく文庫本の新刊だった事。
本を読みだす時に、本の奥付にある発行日を見れば一目瞭然だった事。
これらの全てが分からず本を読み終わり、それらが分かった時は自分にも遂に “アルツハイマーか認知症か 
はたまた老化現象
” に陥ったのだと思ってしまった。

最初はそう思っていたが、今回アルツハイマーと認知症の違いを調べてみると、自分の思い違いが分かった。
認知症とアルツハイマーの関係についてこんな事が書いてあった。
 「アルツハイマー病(アルツハイマー型認知症)は認知症の原因疾患の一つです。「認知症」は病名ではなく、
認識力、記憶力、判断力が障害を受け、社会生活に支障をきたす状態のことです。
この状態を引き起こす原因にはさまざまなものがあります。
アルツハイマー病もその一つで、最も割合の多い疾患です。
他の原因疾患には、血管性認知症やレビー小体型認知症、前頭側頭型認知症などがあります。」


と、マ~認知症は病名ではなくアルツハイマー病などの総症だと分かった。
では、アルツハイマー病と老化現象の違いを調べると
          
こんな表があったので、それに自分の自覚症状の有無を〇△✖で表示して見ました。
こうしてみると私の記憶減少はアルツハイマー病ではなく、加齢による記憶減少だと分かった。だがどちらにせよ
私がやれる事は何もない。ただただこの症状の進行がCIDPの進行より少しでも遅くなる事を願うのみだ。

そうそう今朝こんな事があった。私の寝間着は昼間穿くジャージと同じ鼠色なので間違いやすい事確かだが、
昨晩寝るときにウエストを締める紐の片方が穴の中に入っている事に気づき、せめてもう片方は穴に入らに様にと
瘤をこしらえておいた。
なのに朝起きてみるとその瘤が見えなくなっていた。紐の両端とも穴の中に入ってしまったようだ。
穴の上から手で探っても瘤は見たらない。不思議に思ったがこうなったら仕方ない。妻に事情を話して直してもらおう。
パジャマを脱ぎ、ジャージのズボンを穿こうとしたら、アレー瘤がある。
何の事は無い。ジャージとパジャマを取り違ただけだった。だがそれに気づくのが遅すぎる。記憶だけでは思い出せない
事が問題なのだろう。
こんな事は日常枚挙にいとまがないのも困ったものです。

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