はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

この木なんの木 気になる木

2017-02-09 10:32:56 | その他
 この木なんの木 気になる木
 見たこともない 木ですから 
 見たこともない 種ができるでしょう

何てCMソングの替歌が口に出てきました。
清水山で老夫婦に取ってもらった実のその後を報告します。

1日目 山にて

 藪状の木の葉は細長くギザギザの鋸歯がない全縁で対生です。
 葉は榊(サカキ)や樒(シキミ)と似ているが、それよりは細長い。木の幹は見えなかった。 
   
1日目 山にて

 実は対に付いていて長さは10cmほどで、太さは太い所で2cmほど。

3日目12:00

 3日経っても変化なし。実が萎びてきたので枯れたかと思った。

3日目12:39

 実の裏側を見たら割れ目が入っていた。

4日目10:49

 割れ目が広がり中に白い線状の物が見えた

4日目14:40

 割れ目は更に広がり線状の物も幅が広くなり種も見えてきた。

4日目21:18

 最初の種が実から顔を出すと次の種も見えていた。白い束は膨らみをもってきた。

4日目21:22

 今まで遅かった進化の模様は早まってきて、見ていても種が外へ動くのも、白い束から外れた糸(?)が飛び出すのも分かる。

4日目21:42

 最初の種は糸?の先だけが莢に挟まっていたが、その上は丸く膨らんできた。
 それにしても純白な糸(?)は細いペン先で書いたように細く、とっても綺麗だ。 

4日目21:48

 2個目は糸の先が外れている部分が多く、種が外に出る前から糸が広がりだした。

4日目21:59

 2個が種は外に出たが糸の先っぽだけがさやに付いていて宙に浮かんだ状態になった。

4日目22:06

 次々と誕生?してきて最初の種はかろうじて糸同士でつながっているようだ。

4日目22:28

 種の重みで糸が離れて下に落ちていく。自然ではこのとき風に舞って飛んでいくのだろう。
 もう一つの実も割れ目が大きくなってなってきたが脱皮?は、まだ先のようなので諦めて寝る。 

5日目08:50

 翌朝朝2つ目の莢を見ると、種が3個ほど残して他は外に出ていた。一つの莢に12個の種が入っていた。


 散らばっていた種を集めて写す。

5日目08:50

 残っている種。種を取り出すと綿毛と言うか真綿の先を長く伸ばしたような繊細な糸が一気に開いて丸くなる。
 山で女性が強引に種を取り出した時は湿っているのか開かず、女性が手で広げようとしたが駄目だった。
 それが今は取り出した途端に丸く広がる。

5日目08:50

 空っぽの莢はカラカラに乾燥しているように見える。
 出てきた種は発芽するか分からないが蒔いておきます。

 清水山の木に小さな名札を付けて老夫婦に名前を伝えたいと思います。
                              「名前を教えてください」