歩行記録 H28-4-23(土)
歩行時間:11時間05分 休憩時間:1時間35分 延時間:12時間40分
出発時刻:6時20分 到着時刻:19時00分
歩 数: 43、104歩(推定距離30.6km) GPS距離22.0km
行程表
妙立寺登山道入口 0:30> 梶原山 0:20> 帆掛山 0:25> 柏尾峠 2:25> 高山 1:15> 帆掛山 0:10> 穂積神社
0:50> 薬師岳 0:15> 文珠岳 0:40> 若山分岐 1:05> 見晴 0:50> 桜峠 0:35> 福成神社 0:55> 農道出合
0:30> 賎機山 0:20> 赤鳥居
コアジサイの群落か
梶原山・竜爪山・賎機山縦走路概略図(標高は参考値)
賢パパさんに聞いた 「竜爪のミツマタの大群落」 を遅ればせながら見に行こうとコースを考えた。
“草薙駅-平山-竜爪-則沢分岐-ミツマタ群落-則沢-草薙駅” としたが、行きも帰りも同じになり面白くない。なら
“草薙駅-梶原山-竜爪-則沢分岐-ミツマタ群落-則沢-草薙駅” なら変化もあり距離も伸びると出発をした。
それがどうした事かコ-スがいつの間にか変わってしまい、昨年日没敗退した “梶原山-竜爪-賎機山” になってしまった。
その原因についてはおいおい説明していきます。
妙立寺裏の登山道入口(地図の場所) 日本平が見えた
妙立寺裏にある登山道入口から上り坂は始まる。標高差270mを一気に登る道だが、後ろを振り返れば草薙の街や日本平を
眺める事の出来る。
昨年は気がつかなかったが、今年は明るい黄色い花を付けた木が何本もあった。こんなにハッキリした花に気が付かないわけは
ないので、きっと咲いていなかったのだろう。 そんな道も中間点の看板辺りから林の中の道になってしまう。
梶原山山頂 清水港が見えた
梶原山山頂には早朝登山と思しき人が3人休憩していたが、一般ハイカーはいなかった。
それもそのはずで今に時間はまだ7時前。こんな早い時間にこんな低い山に登るハイカーはいなくて当然だろう。
四阿から清水方面を見ると雲の合間から弱い光が天子の梯子になって駿河湾に注いでいる。クレーンの伸びた櫓も何本か見えて
いた。今日の天気予報は曇り時々晴れで、昼頃は日が射すと云っていた。降水確率は日中は10%で、朝夕は20%と、雨の心配は
ない一日だと予報されていた。
なのに上空は雲に覆いつくされていてこれから行く高山、竜爪などは雲が覆っていて見る事が出来ない。
マーこれも一時の我慢で、その内明るくなるはずだ。
帆立山山頂 大内村の二等三角点
帆立山にも早朝登山の人が一人いて山頂の鐘を鳴らしていた。鐘の近くにある三角点の標石の上に方位磁石を置き、標石の
向きを調べると西方向を向いていた。
このように向きが南向きでない三角点は明治時代の物と、先日知ったばかりなので、ネットの 「基準点成果等サービス」 で調べて
みると 「選点年大正明治18年 設置年 昭和4年」 となっていた。(大正は私の誤記入でした)
ウーン! それならここの三角点は南向きの筈だが・・・・・
前方の高山は見えなかった 賎機山の山稜が見える(2本目)
空が明るくなってきたが前方に見えるはずの高山や竜爪は相変わらず雲の中で見えていない。
後ろを振り返るとさっきは見えなかった賎機山の山稜が見えるようになった。天気予報通り徐々に晴れていくようだ。
茶畑の中の登山道 バナナ林?
静岡の里山を歩けばお馴染み茶畑の中の登山道だが、雨の跡とか、霜の降りた朝だと服がビッショリ濡れてしまう事もある。
また農家の人が茶畑で作業中だと歩くのに結構気を遣う道でもあります。
登山道と農道が接近した所に芭蕉らしき葉を持った木が何本も見えていた。
まさかバナナではないよな。こんな路地でバナナが実るわけはない。かといって芭蕉を何の為にこんな沢山植えたのだろう。
まさか芭蕉布の材料にするためか・・・・
柏尾峠 天保時代の地蔵尊
芭蕉らしき植物の写真を写すため農道に下りたので、そのまま農道を柏尾峠まで歩けば5分は短縮になるのではないかと、
ケチな考えが頭をかすめ即実行する。自称 “歩きが趣味” なケチな男でした。
柏尾峠については、昨年梶原山からの縦走記でクドクド書いたの こちらを 参考にしてください。
破れ傘? ではスペードグサか ハチノジグサ?いえミズヒキです
ブログの山の花の写真で 「ヤブレガサ」 をよく見かけるが、それに似た傘が破れ様な草はあちこちに雑草のように生えている。
それこそ写真の葉がヤブレガサならネットでわざわざ紹介するわけもないし、と植物図鑑をみると矢張り違うようだ。
ヤブレガサの名の起こりは写真のように開いた傘が破れたからではなく、笠を半開きの状態の時に破れたように見えるとある。
その写真を見て、なるほどヤブレガサだと納得ができた。
写真の草が生えていた付近にそのような半開き状態の物は見当たらなかった。と、なるとこの葉は単なる雑草か?
写真がヤブレガサなら次なる葉はスペードグサと名付けてもよさそうだ。
そして次なる草はハチノジグサ(八の字草)か、はたまたハノジグサ(ハの字草)か。イエイエこの草の名前は知っています。
もう少し立つと花茎が伸びてきて小さな花が幾つも咲いてきます。種類にもよるがこの辺りのミズヒキは上から見ると赤く、下から
見ると白くなり、あたかも紅白の水引のように見える事から名が付いたという。花が咲く頃には八の字模様は消えてしまいます。
吊 橋 山原中継所
山頂に中継所がある通称 「山原(やんばら)」 の大道山が随分近くに見えてきた。この山は山原地区から登り、山伝いに
柏尾峠に行こうとしたが、道が分からず梅ケ谷集落に下ってしまい、そこから柏尾峠に戻り直したことがある。
そのため何時かは再度歩き直そうと思っているのだが、最近はその気持ちが強くなってきた。
その理由は 「黒ラブ賢と賢パパの薔薇と酒の日々・・・たま~に山」 の賢パパさんが時折大道山の写真をアップしてくれる。
その中で雲海が漂う第二東名と富士山の写真が素晴らしく一度はその景色を見てみたいと思いだした。
だが雲海がいつ出るか分からず家から来るには遠すぎるので、所詮は儚い夢に過ぎないでしょう。
ならせめて大道山からの富士山は見ておきたいと思うこの頃です。
雲海と云えば最近有名になった兵庫県の竹田城は、地元の愛好家が雲海の出そうなときに写真を撮りに通いつめたそうです。
その写真がコンテストに選ばれたのがブームの切っ掛けとか。
賢パパさんも傑作写真を物にして大道山を世に知らしめてください。
放置茶畑の中の道 いずれはこうなる 第2東名
放置茶畑の中の道もこの程度なら何ら問題が無いが、登山道の手入れがされないと2枚目の写真のようになり次第に歩く事が
難しくなってくる。
大崩山塊でも以前はメインのコースだったのが途中の茶畑が放置されてからは、雑草が生い茂り夏には歩く人が少なくなった
道もある。せめて草刈りぐらいは協力したいと思うのだが、草刈鎌や鋸も無い状態では購入してまではと二の足を踏んでしまう。
結局思うだけで何の協力もしないで文句ばかり言う年寄りに成り下がってしまっている。
山原中継所への道(右) 灌漑施設
ここが大道山への分岐点です。高山に向かう道より大分歩かれているように見えるので、こちらから歩けば苦労しないで大道山に
行けそうです。
山道近くの場所に土管を立たような物が所々にあり、鉄の蓋をどかして中を覗くと蛇口が見えた。
途中の道脇には水道のバルブの様な物もあり、茶畑用の灌漑設備だろうと思っていた。だがそれにしてはいささか大袈裟すぎると
思っていたら、今度は茶畑も何もない山林の中にも土管が出て来た。
ではこの灌漑設備は山林にも水を供給しているのか? あまり聞いたことはないなー。逆に山林が水源地の自然の溜池としての
効能があるとは聞いているが、その山林に水を撒く?
この程度の低山ならそれも可能だが、大井川や天竜川奥の山林に果たしてそんな事が可能だろうか???
薄紫のスミレ 白っぽいスミレ マムシグサ
たまには花の写真をと思ってもこの程度の写真しか写せなかった。
実は昨日地元の山野草展を見てきたが、その中にテンナンショウの仲間のマムシグサ(蝮草)、ウラシマソウ(浦島草)、ムサシ
アブミ(武蔵鐙)、ユキモチソウ(雪餅草)が展示されていた。
この中で私が山で見た事のあるのはマムシクサとウラシマソウの2種だが、ウラシマソウは一昨年一度見ただけだった。
そのとき見たウラシマソウソウの釣り糸(蔓)の出先は、仏炎苞(ぶつえんほう)の先から伸びていたと思った。
だが展示会のウラシマソウの蔓は全て仏炎苞の中から出ていた。中を覗いてみたかったが展示物なので触るわけにはいかない。
家に帰り調べてみると私の勘違いで蔓は仏炎苞の中から伸びていた。
ネットにあった写真を利用して説明を加えました
マムシグサ= 仏炎苞は緑のものや紫のものがあり、葉よりも上に出る。棒状の付属体を持つ。
ウラシマソウ= 仏炎苞は褐色の舌状の舷部を持ち葉の下につく。付属体の先が長く糸状に伸びて垂れ下がるた。
ユキモチソウ= 仏炎苞は筒部の外側が紫、内側は白く先端は垂れない。付属帯は餅のように丸く白く膨らんでいる。
ムサシアブミ= 鐙の名は仏炎苞の形状から。私見だが展示会の仏炎苞の先端は丸まっていた。
この山にもマムシグサは沢山あるが他の種類は見当たらなかった。そこでマムシグサの仏炎苞の付属体を見てみようと
そーとスカートを捲るように剥がしてみた。(なんか隠微な感じで胸がドキッとした)
中には白い棒のような1本延びていた。マムシグサは雌雄異株とあったがこれは雄だろうか?
800m峰 高山南峰の標識
大道山(山原)への2カ所目の分岐を過ぎた辺りからは、傾斜がきつい長い道が始まる。
最初にここに来た時は、薄い踏み跡と目印が少ない道で、登りは良いが下りは道を見失いそうで嫌だと思った。
それが昨年登ってみると、ジクサクのはっきりした道になっていたので歩く人が増えたのだと思った。
ところが今年は3度目で落ち着いていたのか、その2本の道がある事に気がついた。ナ~んだだった。
柏尾峠の標高が225mで高山南峰は800m。標高差575mだからきつい筈だ。
だがいずれにしてもその傾斜のきつい道は高山の南手前の南峰までで終りで、そこから高山は楽になる。
コアジサイか? コアジサイの群落?
高山南峰を下りだすと西側の斜面にコアジサイ(小紫陽花)と思われる小木が出て来た。葉はコアジサイにそっくりだし蕾は小さくて
定かではないが付き方がアジサイに似ている。多分コアジサイだろうと思っていたが、更に先に進むと同じ木が群落を作っていた。
そうなると急にコアジサイかどうか自信を持てなくなってしまった。
だって、これだけの群落のコアジサイなら 「高山のコアジサイ」 として知られているだろうが、そんな話は聞いた事が無い。
家で “高山 コアジサイ” で検索するとヒットしました。間違いなく静岡の高山です。
しかし中を開いてみると、いずれも静岡市葵区水見色にある 「高山・市民の森」 の記事でした。
残念というかシメタというか、若しこれがコアジサイなら 「竜爪・高山のコアジサイ」 ネット初登場の栄冠に輝く事ができる。
なんて想像してしまいました。
高草山のコアジサイ
参考までに、これが一昨年5月24日に写した高草山のコアジサイです。10本程度だったが中々良かった。
この花が群落を作っていれば、ボヤッと浮かび上がるような花園の中に一人佇むなんて素敵じゃないですか。
また宿題が出来てしまったようだ。
高山の鉄塔 真下から
高山の送電線の鉄塔は、ここより西の方向から良く見える鉄塔で、竜爪の山座固定に使っています。
鉄塔の場所は登山路より少し離れているが今日はここに来る目的があった。最初にここに来た時は鉄塔から再度登山路に戻り、
高山の北を巻く登山道で山頂に向かった。
昨年は鉄塔の先に山頂への道はないかと探したが分からず、登山道に引き返して途中から道と離れ上に向かって山頂に行った。
今回は鉄塔の下からの道が無くても強引に山頂に向かうつもりだ。
将来は植物園? ヒメイワダレソウ
何だろう鉄塔を過ぎた所にバラ線やロープで囲んだ所がある。名札らしき物が各所に下がっていたので、読んでみると “ハーブ”
とか “ヒメイワダレソウ” など書かれている。そのヒメイワダレソウのしたには赤い花が見えている。
ここの植物園でも開くのかしら? それにしても鉄条網はいただけないな。
因みにヒメイワダレソウを調べてみると 「地面を這うように広がり、ピンクの花をたくさんつけグラウンドカバーに最適」 とか
「雑草を駆逐するほどの繁殖力で手間も掛らず、あっという間に広がる小さな花が集まった花です」 とあった。
それならここは雑草で一杯なのだから最適かもしれない。だが載っていた写真と、ここの赤い花とは違うような気がする。
高山山頂 山名表示
鉄条網の横に着いている踏み跡を登り、林の中に入ると。ナ~ンだ。山頂の表示はすぐ先にあった。
登山道は送電線の点検路を利用しているので遠回りになっているのだろう。
高山山頂に10時8分到着。昨年は10時7分だから10分ほど早い到着になった。これは柏尾峠の農道歩きと、ここの近道が
影響しているのだろう。と云う事は脚力は去年より下がっていないと云う事だ。たまたまでも嬉しい事だった。
山名表示の下に今来た道をさして 「50m先 鉄塔下 展望地」 となっていたが眺めのいい場所があったけかな?
曇っていたので良く分からないまま歩いてしまった。
歩行時間:11時間05分 休憩時間:1時間35分 延時間:12時間40分
出発時刻:6時20分 到着時刻:19時00分
歩 数: 43、104歩(推定距離30.6km) GPS距離22.0km
行程表
妙立寺登山道入口 0:30> 梶原山 0:20> 帆掛山 0:25> 柏尾峠 2:25> 高山 1:15> 帆掛山 0:10> 穂積神社
0:50> 薬師岳 0:15> 文珠岳 0:40> 若山分岐 1:05> 見晴 0:50> 桜峠 0:35> 福成神社 0:55> 農道出合
0:30> 賎機山 0:20> 赤鳥居
コアジサイの群落か
梶原山・竜爪山・賎機山縦走路概略図(標高は参考値)
賢パパさんに聞いた 「竜爪のミツマタの大群落」 を遅ればせながら見に行こうとコースを考えた。
“草薙駅-平山-竜爪-則沢分岐-ミツマタ群落-則沢-草薙駅” としたが、行きも帰りも同じになり面白くない。なら
“草薙駅-梶原山-竜爪-則沢分岐-ミツマタ群落-則沢-草薙駅” なら変化もあり距離も伸びると出発をした。
それがどうした事かコ-スがいつの間にか変わってしまい、昨年日没敗退した “梶原山-竜爪-賎機山” になってしまった。
その原因についてはおいおい説明していきます。
妙立寺裏の登山道入口(地図の場所) 日本平が見えた
妙立寺裏にある登山道入口から上り坂は始まる。標高差270mを一気に登る道だが、後ろを振り返れば草薙の街や日本平を
眺める事の出来る。
昨年は気がつかなかったが、今年は明るい黄色い花を付けた木が何本もあった。こんなにハッキリした花に気が付かないわけは
ないので、きっと咲いていなかったのだろう。 そんな道も中間点の看板辺りから林の中の道になってしまう。
梶原山山頂 清水港が見えた
梶原山山頂には早朝登山と思しき人が3人休憩していたが、一般ハイカーはいなかった。
それもそのはずで今に時間はまだ7時前。こんな早い時間にこんな低い山に登るハイカーはいなくて当然だろう。
四阿から清水方面を見ると雲の合間から弱い光が天子の梯子になって駿河湾に注いでいる。クレーンの伸びた櫓も何本か見えて
いた。今日の天気予報は曇り時々晴れで、昼頃は日が射すと云っていた。降水確率は日中は10%で、朝夕は20%と、雨の心配は
ない一日だと予報されていた。
なのに上空は雲に覆いつくされていてこれから行く高山、竜爪などは雲が覆っていて見る事が出来ない。
マーこれも一時の我慢で、その内明るくなるはずだ。
帆立山山頂 大内村の二等三角点
帆立山にも早朝登山の人が一人いて山頂の鐘を鳴らしていた。鐘の近くにある三角点の標石の上に方位磁石を置き、標石の
向きを調べると西方向を向いていた。
このように向きが南向きでない三角点は明治時代の物と、先日知ったばかりなので、ネットの 「基準点成果等サービス」 で調べて
みると 「選点年
ウーン! それならここの三角点は南向きの筈だが・・・・・
前方の高山は見えなかった 賎機山の山稜が見える(2本目)
空が明るくなってきたが前方に見えるはずの高山や竜爪は相変わらず雲の中で見えていない。
後ろを振り返るとさっきは見えなかった賎機山の山稜が見えるようになった。天気予報通り徐々に晴れていくようだ。
茶畑の中の登山道 バナナ林?
静岡の里山を歩けばお馴染み茶畑の中の登山道だが、雨の跡とか、霜の降りた朝だと服がビッショリ濡れてしまう事もある。
また農家の人が茶畑で作業中だと歩くのに結構気を遣う道でもあります。
登山道と農道が接近した所に芭蕉らしき葉を持った木が何本も見えていた。
まさかバナナではないよな。こんな路地でバナナが実るわけはない。かといって芭蕉を何の為にこんな沢山植えたのだろう。
まさか芭蕉布の材料にするためか・・・・
柏尾峠 天保時代の地蔵尊
芭蕉らしき植物の写真を写すため農道に下りたので、そのまま農道を柏尾峠まで歩けば5分は短縮になるのではないかと、
ケチな考えが頭をかすめ即実行する。自称 “歩きが趣味” なケチな男でした。
柏尾峠については、昨年梶原山からの縦走記でクドクド書いたの こちらを 参考にしてください。
破れ傘? ではスペードグサか ハチノジグサ?いえミズヒキです
ブログの山の花の写真で 「ヤブレガサ」 をよく見かけるが、それに似た傘が破れ様な草はあちこちに雑草のように生えている。
それこそ写真の葉がヤブレガサならネットでわざわざ紹介するわけもないし、と植物図鑑をみると矢張り違うようだ。
ヤブレガサの名の起こりは写真のように開いた傘が破れたからではなく、笠を半開きの状態の時に破れたように見えるとある。
その写真を見て、なるほどヤブレガサだと納得ができた。
写真の草が生えていた付近にそのような半開き状態の物は見当たらなかった。と、なるとこの葉は単なる雑草か?
写真がヤブレガサなら次なる葉はスペードグサと名付けてもよさそうだ。
そして次なる草はハチノジグサ(八の字草)か、はたまたハノジグサ(ハの字草)か。イエイエこの草の名前は知っています。
もう少し立つと花茎が伸びてきて小さな花が幾つも咲いてきます。種類にもよるがこの辺りのミズヒキは上から見ると赤く、下から
見ると白くなり、あたかも紅白の水引のように見える事から名が付いたという。花が咲く頃には八の字模様は消えてしまいます。
吊 橋 山原中継所
山頂に中継所がある通称 「山原(やんばら)」 の大道山が随分近くに見えてきた。この山は山原地区から登り、山伝いに
柏尾峠に行こうとしたが、道が分からず梅ケ谷集落に下ってしまい、そこから柏尾峠に戻り直したことがある。
そのため何時かは再度歩き直そうと思っているのだが、最近はその気持ちが強くなってきた。
その理由は 「黒ラブ賢と賢パパの薔薇と酒の日々・・・たま~に山」 の賢パパさんが時折大道山の写真をアップしてくれる。
その中で雲海が漂う第二東名と富士山の写真が素晴らしく一度はその景色を見てみたいと思いだした。
だが雲海がいつ出るか分からず家から来るには遠すぎるので、所詮は儚い夢に過ぎないでしょう。
ならせめて大道山からの富士山は見ておきたいと思うこの頃です。
雲海と云えば最近有名になった兵庫県の竹田城は、地元の愛好家が雲海の出そうなときに写真を撮りに通いつめたそうです。
その写真がコンテストに選ばれたのがブームの切っ掛けとか。
賢パパさんも傑作写真を物にして大道山を世に知らしめてください。
放置茶畑の中の道 いずれはこうなる 第2東名
放置茶畑の中の道もこの程度なら何ら問題が無いが、登山道の手入れがされないと2枚目の写真のようになり次第に歩く事が
難しくなってくる。
大崩山塊でも以前はメインのコースだったのが途中の茶畑が放置されてからは、雑草が生い茂り夏には歩く人が少なくなった
道もある。せめて草刈りぐらいは協力したいと思うのだが、草刈鎌や鋸も無い状態では購入してまではと二の足を踏んでしまう。
結局思うだけで何の協力もしないで文句ばかり言う年寄りに成り下がってしまっている。
山原中継所への道(右) 灌漑施設
ここが大道山への分岐点です。高山に向かう道より大分歩かれているように見えるので、こちらから歩けば苦労しないで大道山に
行けそうです。
山道近くの場所に土管を立たような物が所々にあり、鉄の蓋をどかして中を覗くと蛇口が見えた。
途中の道脇には水道のバルブの様な物もあり、茶畑用の灌漑設備だろうと思っていた。だがそれにしてはいささか大袈裟すぎると
思っていたら、今度は茶畑も何もない山林の中にも土管が出て来た。
ではこの灌漑設備は山林にも水を供給しているのか? あまり聞いたことはないなー。逆に山林が水源地の自然の溜池としての
効能があるとは聞いているが、その山林に水を撒く?
この程度の低山ならそれも可能だが、大井川や天竜川奥の山林に果たしてそんな事が可能だろうか???
薄紫のスミレ 白っぽいスミレ マムシグサ
たまには花の写真をと思ってもこの程度の写真しか写せなかった。
実は昨日地元の山野草展を見てきたが、その中にテンナンショウの仲間のマムシグサ(蝮草)、ウラシマソウ(浦島草)、ムサシ
アブミ(武蔵鐙)、ユキモチソウ(雪餅草)が展示されていた。
この中で私が山で見た事のあるのはマムシクサとウラシマソウの2種だが、ウラシマソウは一昨年一度見ただけだった。
そのとき見たウラシマソウソウの釣り糸(蔓)の出先は、仏炎苞(ぶつえんほう)の先から伸びていたと思った。
だが展示会のウラシマソウの蔓は全て仏炎苞の中から出ていた。中を覗いてみたかったが展示物なので触るわけにはいかない。
家に帰り調べてみると私の勘違いで蔓は仏炎苞の中から伸びていた。
ネットにあった写真を利用して説明を加えました
マムシグサ= 仏炎苞は緑のものや紫のものがあり、葉よりも上に出る。棒状の付属体を持つ。
ウラシマソウ= 仏炎苞は褐色の舌状の舷部を持ち葉の下につく。付属体の先が長く糸状に伸びて垂れ下がるた。
ユキモチソウ= 仏炎苞は筒部の外側が紫、内側は白く先端は垂れない。付属帯は餅のように丸く白く膨らんでいる。
ムサシアブミ= 鐙の名は仏炎苞の形状から。私見だが展示会の仏炎苞の先端は丸まっていた。
この山にもマムシグサは沢山あるが他の種類は見当たらなかった。そこでマムシグサの仏炎苞の付属体を見てみようと
そーとスカートを捲るように剥がしてみた。(なんか隠微な感じで胸がドキッとした)
中には白い棒のような1本延びていた。マムシグサは雌雄異株とあったがこれは雄だろうか?
800m峰 高山南峰の標識
大道山(山原)への2カ所目の分岐を過ぎた辺りからは、傾斜がきつい長い道が始まる。
最初にここに来た時は、薄い踏み跡と目印が少ない道で、登りは良いが下りは道を見失いそうで嫌だと思った。
それが昨年登ってみると、ジクサクのはっきりした道になっていたので歩く人が増えたのだと思った。
ところが今年は3度目で落ち着いていたのか、その2本の道がある事に気がついた。ナ~んだだった。
柏尾峠の標高が225mで高山南峰は800m。標高差575mだからきつい筈だ。
だがいずれにしてもその傾斜のきつい道は高山の南手前の南峰までで終りで、そこから高山は楽になる。
コアジサイか? コアジサイの群落?
高山南峰を下りだすと西側の斜面にコアジサイ(小紫陽花)と思われる小木が出て来た。葉はコアジサイにそっくりだし蕾は小さくて
定かではないが付き方がアジサイに似ている。多分コアジサイだろうと思っていたが、更に先に進むと同じ木が群落を作っていた。
そうなると急にコアジサイかどうか自信を持てなくなってしまった。
だって、これだけの群落のコアジサイなら 「高山のコアジサイ」 として知られているだろうが、そんな話は聞いた事が無い。
家で “高山 コアジサイ” で検索するとヒットしました。間違いなく静岡の高山です。
しかし中を開いてみると、いずれも静岡市葵区水見色にある 「高山・市民の森」 の記事でした。
残念というかシメタというか、若しこれがコアジサイなら 「竜爪・高山のコアジサイ」 ネット初登場の栄冠に輝く事ができる。
なんて想像してしまいました。
高草山のコアジサイ
参考までに、これが一昨年5月24日に写した高草山のコアジサイです。10本程度だったが中々良かった。
この花が群落を作っていれば、ボヤッと浮かび上がるような花園の中に一人佇むなんて素敵じゃないですか。
また宿題が出来てしまったようだ。
高山の鉄塔 真下から
高山の送電線の鉄塔は、ここより西の方向から良く見える鉄塔で、竜爪の山座固定に使っています。
鉄塔の場所は登山路より少し離れているが今日はここに来る目的があった。最初にここに来た時は鉄塔から再度登山路に戻り、
高山の北を巻く登山道で山頂に向かった。
昨年は鉄塔の先に山頂への道はないかと探したが分からず、登山道に引き返して途中から道と離れ上に向かって山頂に行った。
今回は鉄塔の下からの道が無くても強引に山頂に向かうつもりだ。
将来は植物園? ヒメイワダレソウ
何だろう鉄塔を過ぎた所にバラ線やロープで囲んだ所がある。名札らしき物が各所に下がっていたので、読んでみると “ハーブ”
とか “ヒメイワダレソウ” など書かれている。そのヒメイワダレソウのしたには赤い花が見えている。
ここの植物園でも開くのかしら? それにしても鉄条網はいただけないな。
因みにヒメイワダレソウを調べてみると 「地面を這うように広がり、ピンクの花をたくさんつけグラウンドカバーに最適」 とか
「雑草を駆逐するほどの繁殖力で手間も掛らず、あっという間に広がる小さな花が集まった花です」 とあった。
それならここは雑草で一杯なのだから最適かもしれない。だが載っていた写真と、ここの赤い花とは違うような気がする。
高山山頂 山名表示
鉄条網の横に着いている踏み跡を登り、林の中に入ると。ナ~ンだ。山頂の表示はすぐ先にあった。
登山道は送電線の点検路を利用しているので遠回りになっているのだろう。
高山山頂に10時8分到着。昨年は10時7分だから10分ほど早い到着になった。これは柏尾峠の農道歩きと、ここの近道が
影響しているのだろう。と云う事は脚力は去年より下がっていないと云う事だ。たまたまでも嬉しい事だった。
山名表示の下に今来た道をさして 「50m先 鉄塔下 展望地」 となっていたが眺めのいい場所があったけかな?
曇っていたので良く分からないまま歩いてしまった。