はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

花沢山と満観峰4

2009-10-14 09:11:34 | 低山歩き
 登山者も農家の人も誰も歩いていない農道だったので、汗で濡れたチョッキやブラウス
そして下着まで脱いで日に干す。
ゆっくり昼休みを取ったが、まだ濡れている服を着て出発する。

 山道の入口の案内板にここから用宗駅と山頂までの距離が書いてあったので写真に記録した。
山の道標は時間は書いてあるのが距離が書いてあるのは珍しい。
後で歩行速度や歩幅を計算してみよう。

 私の持っている簡易高度計では、山道の入口は標高は約100mを指している。
この高度計 出発時点で標高を合わしておく必要があり、今日は家で10mにセットしてきた。
これは標高を気圧で測定して計算しているので、最初にその日の気圧にあわせておくのだ。
そうしておく事により同じ標高でも天候により違う数値になるのを防いでいる。
先日の台風で確認したが台風が近づくにつれ家の標高が上がっていった。

 先ほどこの道を下ったときは滑りそうで小股で注意深く下ったが、
上りも小股で一歩一歩登っていく。
視線を下に落としていくので下りでは気がつかなかった花が目に付いた。
ホトトギスの花だ。写真を撮っておく。
少し登ると花茗荷の群落があった。今は花の時期ではないので花は咲いていないが
丸い紫の実を付けているのがある。
この花は花沢山では良く見かける花で特に花沢山の簡保側には大きな花茗荷があった。

 山道入口から約50分で山頂に着く。
道標の距離から歩幅と歩行速度を計算してみよう。
  区 間    距離  歩数  時間    歩幅  速度
用宗駅~入口  2.3   3000   30      76   4.6k
入口~用宗駅  2.3   3000   25      76   5.5k
入口~山頂   1.4    3000   50      46   1.7k
山頂 ~入口   1.4   3200   40       43   2.1k

 こうして見ると上りも下りも歩幅は余り変わっていない。
急な登りや下りだと歩幅はどちらも狭くなり道がなだらかになると歩幅は広くなる。
速度は当たり前だが下りのが早い。
ちなみに山頂で高度計は450mを指していたので山道入口からは300mの高度差がある事になる。
50分で300mの高度差と言うとかなりの急勾配なのだろう。
これだけの資料では言い切れないが私の山での歩幅はだいたい50cmと覚えておこう。

 山頂で休憩している時2組の二人連れが来た。朝からこの4人しか会わないとは
如何にこの山の不人気さがわかる。
人気のある満観峰なら山頂だけでも10人以上いるだろうに。
 
 日本坂峠に向かって下る。峠には1時10分に着いた。
予定ではこのまま駐車場に帰る積もりだったが、まだ時間は早い。と満観峰に向かった。
峠を越えると急に登山者が増えた。ここ満観峰~日本坂のコースは満観峰の中で
一番の人気コースで結構アップダウンはあるが登山者が多い。
鞍掛峠分岐から三角点に向けての急坂の階段は何時来ても辛い。
それでも花沢山と違い右手には時折富士山や静岡の街が見えるので気がまぎれる。

 満観峰に峠から丁度1時間で到着。山頂は10人前後の人が休憩している。
その中に朝会った剪定バサミを背負った人がいた。
「アレー朝会いましたね」どうも分からないようだ。
「花沢の駐車場を8時に出て朝市に寄っていたでしょう。その鋏で覚えています」
相手は私は覚えていないが朝会ったことは納得したらしい。
「この時間にここにいるという事は何所を登ってきたのですか?」と聞いてみた。
「草や木が登山道を塞ぐので切って歩いている」との事だった。
奇特な人がいるものだ。自分など草や木が邪魔になると
市役所などで切ればよいと思ってしまう。
反省はするがまだとても真似は出来ない。
休憩をしながら色々話をした。その中で旧東海道などがある宇津ノ谷峠より先にも
登山道が続いていて安倍川に出ることが出来るらしい。
丁度その周辺の地図を持っていると「日廻山コース」と書かれた地図を分くれた。
景色は悪いようだがいつか歩いてみよう。

 満観峰からの帰りは鞍掛峠から花沢駐車場に向かう一番楽なコースだ。
焼津から登る人はこのコ-スをとる人が多い。しかし時間も2時半を過ぎているせいか
上りの登山者には会わなかった。

駐車場に3時30分に到着。これなら妻に4時までに帰ると言った約束は守れそうだ。

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  何故か理由は分からないが写真が取り込めた。
  だが写真のサイズが大きかったり小さかったり。
  でも表示出来ないよりましだ。
  次は写真を複数表示するには どうすれば良いか
  悩みは尽きない
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