連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

活発な予測される震災対応医療論議と現実の高齢者医療対応

2011-11-26 17:01:42 | 健康・病気

昨夕の、高齢者医療の、厳しい拒絶の現実で右往左往した当事者として、社会を考えた。

現実ではない、現実味を持った予測としての震災に

どう対応するかという研究会が盛んに行われている。

金も費やされているんだろうな?

現実のお寒い医療事情は改善されずに、当事者次第。

人道上と、時間を犠牲にして対応するか、

労働環境が守られる範囲の対応とするか。

医療従事者は、労働の一環としてはたらいている。

不慣れな、技術の実行は、危険を伴い、裁判沙汰になる様なことが発生する率は高い。

受診拒否もやむを得ないかと、寂しい気持ちが居座っている。

震災被災後の患者となった人は、生産能力のある人がほとんどだし、

医療対応の、経済的にもメリットは有り、大きいのですよね!

高齢者、認知症の気配が漂う患者とは違う対応となるのが、

今の経済がらみの社会対応人情かもしれませんね。

まあ、私は、高校時代に”ムイシュキン公爵”の生き方を手本としようとおぼろげに思ってきてきたので、等しく向き合っていきちたいと思います。

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かかりつけの病院がない高齢者は忌避される!

2011-11-25 19:29:55 | 健康・病気

大病院から断られ続けた後に、

当院SBDCでいともあっさりと引き受けて感謝されている。

当院は、名取川沿いの、田園が広がる仙台市太白区に位置している。

本日は、診療時間外に貧血で救急搬送された高齢者はタール便=消化管出血!

それから受け入れてもらえる病院を探すのに50分を要した。

時間外というだけではなかった。

60代初めに鬱になり、短期間高血圧の既往で、現在は内服薬なしで

家族と暮らしている73歳の男性。

今朝、元気がないということで午後にかかりつけ医の往診があった。

数年前に入院した精神科の病院に紹介し、

血圧低下するほどの重症貧血ということで当院に紹介され、

午後4時30分過ぎに救急者で搬送されてきた。

診察で、臭気から直ちに排便を確認し、一目瞭然のタール便!

当院の対応では予後不良と判断し、近隣から電話をかけた。

時間外緊急対応可能な消化器の医師がいると思しき大病院に電話。

熊野堂病院を経ての患者では当院は対応できません!

さんざん説明を要求した果てに、ただいま緊急対応していますので対応出来かねます!

消化器内科の医師が出て、薄ら笑いながら、時間外緊急対応はしません!

うちは救急病院ではありません(端的で、時間をとられない対応でありがとう!)

断られたのは、宮城社会保険病院、仙台赤十字病院、東北公済病院、仙台市立病院、

救急病院でなかったのは、JR東日本病院、仙台逓信病院、長町病院

東北労災病院、仙台オープン病院に電話して断られたら、輸血して月曜まで生命が確保できていたら、またその時に考えよう、と医療に対する情けない気持ちのなかで、

東北労災病院で対応してくれることになり、責務を果たせた安堵感で帰宅した。

血圧が低下している状態の50分は長かった。

元気がないのが、精神的問題でないと見抜いて、かかりつけの初診医が

紹介先を、精神科以外の消化器内科に依頼していてくれれば、

3時間は早く処置が始まっていた。

病院の電話対応は、非常時対応なし!

だらだらして、重症と感じたらぬらりと避ける平穏時対応。

スタンスが違う不快な、救急感なしの救急担当看護師、医師。

重症疾患に対応できる医療者は限定的。

免許を持っていても、重症対応不可能な、医師、看護師は、

過半数以上と感じた。

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医療監視

2011-11-24 12:55:22 | 日記・エッセイ・コラム

本日は、医療監視の日

昨年の指摘で、穿刺針の容器を直接床に置けという指示が出た。

容器の高さは27cm。

血液付着、二次感染を防ぐ目的で、

注射筒からワンタッチで針を外す、というのが今の医療現場で、

床から27cmに、外した針を入れるための動作は、体を曲げなければならない。

昨年の指導は、

廃棄容器に、周囲にこぼすことなく針を廃棄するために

不要なストレスをあたえる変更であると指導と抗議したが、無視。

行政権力を行使された不快さが残った。

看護基準は、診療報酬の差がある。その差を認識した指導がない。

インシデント、アクシデント報告が少なすぎるという。対患者利に発生危険頻度を、

統計学的根拠を持った数値でのクレームとしてほしい。

ヒトとヒト。情報伝達は、人数に依存せず同じように周知できるか? 

NOでしょう。

45床で、外来平均受診者数も10名以下の病院に対して、

      市街地から離れた病院に対して

数百小規模の規模の病院と同じ情報伝達の煩雑さを要求されても、むしろ混乱を生じる。

今年はどうなんでしょうか?

2006年の看護基準の変更後から、苦難を極めている看護婦確保

にさらに今年は看護師確保に難渋した結果の診療報酬減を伴っているので

経済対価に見合った、看護の効率化を教育的観点から指導してほしい。

(百年河清を待つほどの要求?)

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絶対の孤独から生き延びるには?

2011-11-23 16:34:42 | 健康・病気

外見は、足は伸びている。

大学を卒業する年、36年前の春の日以来、どんどん硬く縮こまってきていた。

その日は、痛みが無く気持ちの良い日だった。

体全体をゆっくりのびのびとした瞬間、激痛が走り動けなくなった。

以後、右の仙骨から足に賭けて、しびれと時に痛みが走る状態が続いてきた。

病み痛むことに調和を取り毎日を生活をするにつれ、

姿勢はジグザグで、でも何とか軸は取って動いてきた。

2002年に太極拳に出会わせてもらってから

ストレッチを継続してきたら、

足の伸びる感覚が戻ってきた。

それに付随して、36年前の激痛が走った!

そして、36年前の明るい、穏やかな空気の中に、一人存在している私の光景が浮かんだ。

絶対の孤独の中で、踏み出して、

患者以外には、キリキリと向き合っていた自分がいました。

恩師、宇塚先生からは、”後家のがんばりはすてて、もっとゆったりしろ!”

宇塚先生と、患者に支えられて生き延びてきたなと思うことと、

気力だけでなく、復活してきた肉体で、

タフに、支えなければいけないものに向き合おうと思っています。

多くを失った被災者、孤独の中にいても、

閉じ籠もらず、生き延びる術が有るようにと祈らずにはいられません。

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フェルメールからのラブレター展;宮城県美術館

2011-11-06 21:22:15 | インポート

震災後、福島原発事故発生後、

潮が引くように世界が去って行った。

そうなのね という諦念で受け入れている。

今回の、オランダ アムステルダム国立美術館から

      アイルランド ナショナル ギャラリーから

      USA ワシントンナショナルギャラリーから

手紙という心通わせるテーマの作品が貸し出された。

天の配剤ともいうべきテーマに不思議な意志を感じる。

 

フェルメールの描いた絵を、国際学会に参加した合間に、

世界中に点在している36点の半数近くを見にする機会があった。

1970年代は、フェルメールの名は知らずに作品に接したのだが、

光に浮かぶ人物像の印象は記憶に残り、

その後世界の垂涎の作家と知っての再開、

ワールドカップがオランダで開かれた年のオランダで鑑賞した”手紙を読む青衣の女”は

修復後の世界初公開。

  学会で共に鑑賞した

  恩師宇塚先生は、旧式単眼顕微鏡で患者の標本を見続け、弱視となり

 今回の展覧会の絵は、心の中で思い出としてよみがえらせるばかり

   後輩の真理先生は、他界し、

   高橋先生は、福島原発事故の影響濃厚な相馬市で多忙を極め鑑賞できるか? 

心をめぐらし、時間の経過を感じながら

一人で鑑賞し、世界の支えを受け止めた。

2011110621130000 ミュージアムで購入したクリアファイルです。

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