連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

高齢者医療の現場

2012-10-30 14:06:10 | 健康・病気

急性期の医療を行っている、専門性の高くない病院に、

知人の親が、酷暑の夏で体調を崩して入院しました。

親一人、子一人なので、万が一の場合には、手助けするという状況に陥ったので、

自然な流れで、病人の枕元での時間を過ごしてきた。

血液疾患を専門とは言え、高齢者の比率が高い急性期医療を担っている医師の私ですが、

高齢者医療の現実に、驚きました。

いろいろの説明を受けながら、経口摂取は不可能な状態で、一日の補液量は500ml.。

カロリーは、400Cal。日勤帯のみの補液。

見聞可能な、モニター、尿量、体温から、

骨粗鬆症、認知症以外の生活習慣病は認められず、

年齢相応の臓器機能を維持しているなと思って傍らに寄り添ってきましたが、

水分、カロリー不足による体力の衰えは日に日に進行し、

循環血液量不足による血圧低下、そして呼吸停止となりました。

呼吸が止まってという連絡後、静かに、看護師、医師が入室してきました。

53分でした。呼吸は、52分に止まりましたともうしあげたところ

『、死亡時刻は57分です。』と宣告されました。

思わず聞き返しました。

モニターの波形は、洞調律の規則正しいリズムを示していたからです。

医師が死亡時刻を宣告すると、看護師はモニターを止めました。

家族としては、意識が無くても一日でも長くとねがい介護休暇を取り始めたばかりでした。

医療現場は、それに応じてくれる雰囲気はありませんでした。

急性期医療に支障の無い範囲で、調節された期間内で死をプログラムされたような、

同じ医療という現場で働いていますが、驚きました。

呼吸停止、5分後の死。

臓器移植の現場では、良好な状態の臓器保持の立場からはありでしょうが!

若い医療者の、高齢者の生命に対する対応がここまでとなっていたのかという、

複雑な寂しさ、葛藤が渦巻いたまま1ヶ月が過ぎようとしています。

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喜びのお裾分けは、餓鬼へが最優先でしょうか?

2012-10-16 09:41:52 | 日記・エッセイ・コラム

収支のマイナスバランスを踏まえて、大きく体制を返還しようするなかで、

職員が帰宅後、病院内を見て回りました。

持ち場に雇用者が立ち入ることを忌避する気配が濃厚なのを感じているので、

帰宅後の立ち入り調査としました。

懐かしい品に、懐旧の念がわき起こってきました。

弱視の院長を思って、落としても壊れないティーポットは、Iさんの心遣い。

彼女の寿退社後、補充した人財は、仕事をこなせず、かといって解雇も出来ず、

パートながら、補充人員を雇用することにで、Iさんの仕事をなんとかクリア。

コーヒーメイカーは、N先生。

各部署で、欠員が出来ると、代替に仕事をこなし、新鮮、おもしろい、思ったより簡単!

軽々とこなしたくれた。

毎月届く沢山の本を、バックナンバー順に並べてくれたのはTさん。

雑誌のコピーも丁寧で、必ず元に戻してくれた。

それに引き替えYさんの通り一遍のちゃっかりしたおざなりぶり。

苦労した患者から、毎年元気で生活していますと届く産物を、

自分達が所属する職員に分けるときの浅ましさ。

Iさんは、院長先生への感謝の贈り物だという気持ちを込めて、まず先生に。

そして、感謝状も忘れずにでした。

少しでもぶんどり分を沢山で、院長先生には皆無。

10月に入ってからの、一連の変革に対する反応は、

人格の踏み絵さながら、落胆する驚きの連続でした。

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塩害からの復興新米

2012-10-14 21:55:08 | 東日本大震災

2011年3月11日、暗闇に流れた、耳を疑いにわかには信じられなかった津波で奪い去られ、塩害が残った仙台市若林区の新米です。

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東部道路より海岸よりは、作付出来ず、内陸部での実りです。場所により、収穫高は様々、大変だった!と言いながら届けてくれました。おいしく、ありがたく、しみじみとかみしめて味わいました。昨年は、田畑はすべて流されてしまったので、知りあいから分けてもらったといって、新米を届けてくれました。治癒した患者からの、元気でやっているよという味の便りです。慰められ、やる気を起こさせられます。

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