連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

本末転倒?それとも?

2013-06-28 12:20:57 | 健康・病気

血液ガスを測定してくれと、看護師にいわれた。

私は”?”

”酸素投与するときには、血液ガスを測定しなければいけないので”と看護師。

酸素は、すでに10L/分の流量であった。

sPO2(酸素飽和度)が想定できず、末梢がチアノーゼなので開始したという。

その患者は、SLEで末梢循環不全を常に伴っているsPO2測定するためには工夫が必要だ。

血圧も測定できない程重篤だという。

触診で、血圧は触れる。

なので、橈骨動脈で、触診で測定すると、収縮期血圧は100mmHgほどである。

昨日から食事をしていないという。補液もしていないという。

看護師からの意味血液ガス測定を拒否したが、

上層部からの命令でに忠実に従っているということが判明。

管理職にある人物に、”医療職では、資格に沿った範囲内で行動するように訓練して頂きたい”と申し入れた。

バイタルサインの重要さを認識して測定のための技術を身につける。

経口摂取が出来ないとき、水分補給が出来なくなったら、静脈血管から最低限の水分、電解質を補給してほしい。

熱中症にならないために、こまめに水分補給を訴えかけているように、

自分で食事がままならなくなったら、

入院してるんだものの!

血管から水分補給に直ちに切り替えなければならないという

医療者としての気配りが働いてもいいのではないかしら。

血液ガス測定を強要する前に!

本日受診の若い女性。

”鉄欠乏と言われたのですが、鉄が高いので診断が違うのではないかと思うのです。”

持参のデーターの、血清鉄は、128。ただし、血清フェリチンは6。

当院の測定での、MCV 74.0

持参のデーターから、フェリチンは低いし、当院の測定した末梢血液からも

鉄欠乏性貧血が強く疑われるので、

少し質問。今までも、鉄欠乏性貧血と言われたことは?

       鉄剤の内服は?

彼女は、現在も鉄剤を内服しています。

測定は、内服開始後2日目のデーター。

データーシートを手渡した先生は、フェリチンの説明はされていないようであった。

血清鉄は、吸収後直ちに上がるので、血清鉄の値を知りたいときは、

当院では、前日から内服を中止してから測定します。

また。血清フェリチンの価を判定では、重視します。と話した。

今もらっている、医院で処方を継続しますと野ことで終診とした。

しかし、これは疑問解決のための受診。

何故、かかりつけの医師に訊かないのか?

最近、疑問発生者に対して質問する風潮が希薄。

当たり障りなく避けて、遠ざかるという傾向と符合するし、

医師に対する不信?医師は言ったとおりの薬を処方させる便利屋?

データーを手渡す風潮は、以前にもまして蔓延している。

これは、いかなる意味合いで渡すのか?

知識の無い患者が、浅はかな判断で右往左往する風潮を招いている。

手渡す側の説明も、知識がないと1回では飲み込めないだろう。

そのあげくが、意味もなく、医療費の浪費的、病院の渡り歩きを助長している。

ただ、医師のレベルも種々で有り、

不信感を抱かれてもしょうがない診療行為を行った医師は、

強調してマスコミ報道される。

極めて少数でも、代表のように受け止められているのだろうか?

すっきりしない、鬱鬱とした気分になる診療が続いた。

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予防的乳房切除からの感慨

2013-06-22 10:19:04 | 健康・病気

数年前、”生命保険加入を拒否された米国女性が、乳房を切除した”

「発病、死ぬという恐怖から逃れたかった」ためという理由からだったかと思う(記憶が曖昧)。

というTV報道から、がん遺伝子(この例はBRCA2)のは、

疾病回避のために活用されるだけではなく、

金の提供を必要とする生命保険会社などがいち早く取り入れる金銭感覚の鋭さに驚いた。

最近話題を提供した、アンジェリーナ・ジョリーの”予防的乳房切除”

感慨として、生を受けた人間を含めた生物は、寿命の長短はあるにしても

死は絶対的約束事項であるが、

死ぬかもしれないと思った事柄からは避けたいのだ!

そうだとすると、自殺者の気持ちは?  

自ら死ななければならないほど、救いがない世界にいるということか?

運命に逆らう行為でもある予防的切除。

神から授けられた命と考えるとき、

医療行為は、神への挑戦にあたるだろうか?

知らない気楽さの危険と

知ったがために味わう恐怖と

いずれをも避けるための行為は

許される範囲はどこまでか?

他者を傷つけ無いと言うことが最低限の許容範囲だとすると、

臓器移植は?

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神田明神

2013-06-16 23:06:28 | インポート

予定より早く御茶ノ水についたので、

毎年、父に連れられて練り歩いた神田祭を思い出し

神田明神を拝礼してきました。

父も私もお祭り大好き、年中行事実行型でした。

夏越大祓式(6月30日) に準備された茅の輪をくぐってきました。

0616

ICD講習会に参加するのが第1目的での、御茶ノ水訪問です。

今回は、環境にひそむ耐性菌のはなし。

野菜、ゴキブリ、

トイレのノズル、便座

座り込む人が増えたので、床も 

細菌をチェックする対象にしたそうです。

ゴキブリの12.2%に耐性菌検出。

便座より、トイレのノズルに耐性菌検出。

ノズルに細菌わんさか検出にやっぱりでした。

もちろん、会社に改善を申し入れるそうです。

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バラ ラファエルの花びら

2013-06-13 20:36:37 | 植物

スイカズラの甘い匂いが漂う霧の暗い道を楽しんで帰宅しました。

その先に、うれしい驚きでした。

長く待ち望んで咲いたラファエルの花は、つぼみから3日目で散り始めました。

その花びらは! さくら!というか、ハート形。

Photo_2

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ラファエル

2013-06-12 10:39:47 | 日記・エッセイ・コラム

ラファエルは、”癒やしの天使”としいわれているが、

現れる「トビト記」の正典としての扱いにより、奉賛しているのは、世界でも数少ないという。

ラファエルは、手に杖と水筒を持つ姿で描かれているらしい。

日本の仏像では、薬師如来様。左手に薬壺、右手は施無畏(せむい)印。

医者である私は、ラファエル、薬師如来にこだわる。

バチカンでは、ラファエルの間で、

フィレンツェでは、各所で。

幼き日に両親と死別している、画家ラファエルの絵は、優しく、おだやか。

河本バラ園作出の、”ラファエル”が咲きました。

20130610rafaer1_2

20130612rafaeru3 

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主治医

2013-06-11 13:50:12 | 健康・病気

高齢化社会に直面して、攻める医療から、みまもる医療への転換が必要と、かまびすしい。

血液専門医としては、攻めの医療を続け、

診断、治療の全経過に関わってきた。

今年3月、仙台血液疾患センターは閉院し、

新たに開院された富田病院では、3月から5月まで、84名が入院し、

40名が死亡退院されたという。

入院時は主治医が関与しているが、

その後は、主治医不在時は、たまたま勤務している医師が死亡を確認し、死亡届を書く。

私も、顔見知りになることもなく、看取ると言うにはほど遠い死亡確認をした。

これで良いのだろうか?と、考え続けている。

病院を出るときの見送りも、すべきか?

主治医で無いと言うだけでなく、関与の有り様に、納得できないから。

東北大学第3内科血液グループ時代を経て、仙台血液疾患センターでも、

薬石効なく、次第に状態が悪化するときは、全経過の治療を思い起こし、

現状の医療で、最善を尽くし、現在の医療レベルでは、

やむを得ない最期であったかと、自問自答しながら、

かなりの時期を患者と共に過ごした日々に思い巡らせながら、

再び病院も門のくぐることの無くなった最後の退院のときは、

何の疑問もなく必ず見送りをした。

20年間、診療を続けてきた患者に対して、経営権は変更したが、

同じ病院の外来で診療を継続しながら、

入院加療が必要になったときにはどすることが最善かと考えている。

仙台富田病院に搬送される前の主治医とのコミュニケーションはいかがであったのか?

在院期間が長くなって、困り果てた後なので、

転院先が、最期まで看取ってくれるのでほっとして、忘れ去られるだけなのだろうか?

患者を失った悲しみを、医療の進歩へとつなげてきた私にとっては

困惑の極みだ!

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漆の花器;高橋敏彦作

2013-06-02 21:59:11 | 日記・エッセイ・コラム

日常食器として”うるし”の器を使い慣れていて、

堅牢さになじんでいたので、

千葉琴玲をしのぶ、銀座教会ギャラリーの家族3人展で、

長女の夫の高橋敏彦作の、平型の形に魅せられて購入し、

花器として使い続けています。

Cimg0181いつもながら撮影が下手で。

背景は、新築祝いの千葉琴玲書

一重の花が好きな母が、刺し芽で増やして届けてくれた、サラバンド

20130601

薔薇に凝っている友人に誘われてバラ園に通ううちに、我が家のバラは?

大輪で真っ赤に咲き誇っていました。

高橋敏彦作品展の案内が届けられました。

神奈川県川崎市高津区の真樹庵で、 漆 です。

6月5日から6月10日  TEL 044-852-2529

懐かしい場所ですが、残念ながら、今回も出かけられません。

仙台でも、個展の機会が来ないかしら。

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