連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

パニック症候群

2007-06-21 10:41:13 | インポート

19日 朝の朝礼

院長宇塚善郎は、急性白血病が1960年台のような必ず死ぬ医療水準が続いていたら、パニック症候群になっていたかもしれない。1人の豆腐屋さんの妻が、死体を前に何とか助けてくださいと懇願されたのをきっかけに、日本初の集学的研究として取り上げられる治療法を急性白血病細胞のDNA解析からつくりあげ、その後も患者の要望に応えようとしてきたから、医療の進歩でそれ以前より良い成績を挙げられるようになってきたからパニック症候群にならなかった。

初心に帰って、今不治といわれる病気も治るために何か出来ないかと考えることにした。と。

昨日、複雑な染色体を持つ青年が、完全寛解さえ困難と思われたが一度は到達したが短期間で再発。両親はこの事実を受け入れることができなかったのだろう。次の治療を開始予定前日、突然退院を申し出てきた。このような仕打ちで医師は傷つけられ、懐疑的になる。このような家族には引きづられず、前向きにさらに進歩を目指し、信頼している患者、、家族に応えたいと努力をつづけること、正当性はこちらだと主張することでパニックなどを回避していくことになる。

医学常識で、治癒困難が現実となってきたら、掌を返すように豹変して、言葉をたたきつけて闊歩して去っていく態度の患者、家族。共同体の一員で生きるという言い方に変えれば、常識外といって、医師は気持ちを清浄化するしかないでしょうか!

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看護師不足、募集

2007-06-18 13:45:55 | 日記・エッセイ・コラム

産休、育休5人! この数は、大病院ではやりくりがつくたいした数でないかもしれない。しかし、

45床しかない病院ではとてつもなく大変な数で、看護師集めに精魂をすり減らしています。収入の大幅減少につながり、死活問題ですから。

安心して妊娠、出産可能な職場環境を維持し、日本の少子化の歯止めに貢献出来る環境であることは確かですが、今の医療保険制度では病院に対して、パッシングはあっても利点はない!

実労働看護師以外は、医療算定基準の数には入れないのです。

労働基準法に従った休職中の職員は定員外という視点。サービスを低下させないためという理由は有るのでしょうが、人数が多すぎたって、非能率、さぼりを生む体質を醸成するときもあるのを理解しないのか!

平成18年の医療法の改革、看護師:患者の比例配分による大幅な診療費の収益増をみこめるようになってから、大病院による看護師あさりで、中小病院は看護師不足であえぐことになった。

これは、厚生省の視点は、看護婦の数をケチって収益を上げようとしているから、看護師の数を満たししていない病院には収入大幅減少をきたす!というきわめて意地の悪い見方で改変をしたのだろう。

厚生省は、看護師の、労働人口と、診療報酬に伴う看護師の定員増加のギャップに気づかないのか?それとも、太刀打ちできないのは中小病院だろうから、病院の入院患者数を90万人から45万人に減少させるというひそか目標達成の第1歩で、しめしめと思っているのか?

働き甲斐のある、全人格的活躍が出来る小規模事業所で働こうという気概のある人!募集中

仙台血液疾患センター

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何で介護認定?

2007-06-17 15:00:16 | 健康・病気

特定疾患に認定申請は、住民票管轄の保健所。

そこで、介護認定も受けよと勧められるらしい。

元気に退院した男児の親から、介護書類を書いて下さいとの電話があった。

退院後の変化を見るための通院が必要だが、生活制限不要。身体障害なし。食事制限なし。通学制限なし。

医師の判断としては介護不要。

すると、親は、 ”では通院しなくて良いのですね! ”と念を押してきた。

介護認定すると、通院補助費が出るのだそうである。

身体ぴんぴん、すぐにでもスポーツ、走り回りそうな男児に対して、どのような介護を想定して申請書類を書くことを医師に強要してきたのか、理解できない。

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認可責任は大きい!

2007-06-06 23:53:14 | 日記・エッセイ・コラム

コムスンの認可取り消しが発表され、介護を要している人の不安が大きくなっている。厚生省が認可していなければ、混乱は生まれなかったはずである。

耐震偽造問題も、建築許可を建設省が出さなければ建築されなかったはずである。

この申請許可責任はどうなるの?

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弟55回化学療法学会:ICD講習会

2007-06-03 07:46:56 | 学問

専門医の呼称を継続するためには、5年毎に更新が必要で、必要条件を満たすためには学問の進歩に沿った勉強していることが義務付けられているので、学会のたびに日本全国飛び回ることになります。今回は地元で、交通費も、宿泊費も不要な参加費のみで経済的打撃は最小。

会長の渡辺彰先生には、抗菌薬臨床治験指導医になるために学会の重鎮、評議員として推薦していただいとこともあり、43年ぶりに学会を仙台に招聘出来たことを心からお祝いいたしました。

人間は微生物のまっただなかで長い年月生き延びてきました。

”耐性菌”は、院内で発生するというより、食料調達を安価にするために、食産業で大量に抗菌薬が使用され、耐性力を獲得した微生物は、食料原料から人に、そして人から人への感染という図式が講演されました。

人畜の広がり、グローバル化を化学療法学会でも、耐性菌の出現、予防のためには必要と訴え始めたことに、感染症、特に新たに脅威となる変異体の出現にさらされている現代を強く感じてきました。

個人の体力の強化、免疫力の獲得が必要。

新たな抗菌薬に時間を費やしている間に、次々と生き延びる変化を遂げる微生物。

この微生物の変化に対応する能力、免疫力は誰にでも備わっているはず。

再度強化するのは、適度な筋肉労働、運動、適度な睡眠時間、バランスの良い食事が基本のはず。でも、無頓着すぎて、金で買えると思っている人もいるかもしれません。が、どっこいそうはいかない現実が見え隠れし始めているのがきゅこのごろではないでしょうか。

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