連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

慢性骨髄性白血病(CML)に対するベスタチン療法

2006-08-27 07:52:35 | 健康・病気

1988年からCMLに対してベスタチンを投与し、フィラデルフィア染色体陰性、bcr/abl陰性症例の報告を行い、その後故太田和雄先生が日本国内での追試を行ったが、参加施設のほとんどで見るべき成果が得られないということで中止された。

 健康保険適応外ということで、東北大学第3内科、仙台血液疾患センターでも、日本化薬からのサンプル提供を受けられない現状で、次々と投薬を中止せざるを得ず、イマチナブ(グリベック)発売のかなり前の当時の状況で、移植適応年齢からはるかに過ぎている患者は次々と急性転化となり死亡した。

 しかし、内服継続可能であった2例は、1例は現在も通院中で、かつフィラデルフィア染色体は陰性で、健康である。もう1例は、東京転勤となり、主治医は効果に疑問を呈し、投薬変更を考慮したが、染色体検査所見に驚き(正常染色体を確認して)、患者の内服継続の意志に沿った医療行為を行い、その後、時折患者からの連絡で依然として正常染色体を示している。

ベスタチン継続により生物学的抗腫瘍因子を徐々に強大にして、遺伝子異常を修復し今日まで活躍している2名がいることは、投薬継続に伴う種々の困難を乗り越えた主治医冥利に尽きます。

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原爆投下後の残務処理、家族を捜しての被爆

2006-08-04 09:10:19 | 健康・病気

3日のNHKクローズアップ現代で、広島原爆の61年目に解明された事実は、生命を奪うまで、遺伝子障害が進行し続け、発病し、そして白血病を含む悪性腫瘍死にいたることが、数値を持って示されていました。

原爆の衝撃、空から落ちてきた爆弾の灰を浴びた人は、原爆資料館の写真、丸山位理、俊夫妻の【原爆の図】の様相を呈したでしょうが、

地上におちた放射能をおびた爆弾の粉、灰は、人体にまといつき(入浴できる水も不足して洗い流すこともかなわなかったのではないかと)、飲み水にも、空気中にも漂って、外気と接する、皮膚、消化管、呼吸器から体内深く侵入し、近接で被爆し、DNA障害を起し、DNA障害は細胞に記憶され、障害は永続し、さらなる障害を拡大し、発病へと進展した事実が、科学的根拠、統計的有意差のある多数の発病者数で示されていました。

 私が衝撃を受けたのは、人細胞に対する低レベル濃度の照射実験で、死に至らない障害を受けた細胞が、障害情報を周辺の細胞に発して、その情報を受け取った細胞も同じ障害を記憶したという事実でした。多分、細胞分裂して増殖を続けた細胞も障害を記憶するのではと想起される事実。異状の始まりの拡大連鎖。

 低レベル被爆細胞の障害は、次の世代に受け継がれるのか?と言う人類存亡に関わる問題が、起きるているのか?ということを次なる科学と、時間による解明が待たれます。

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進学コースのために悩みを抱える高校生:ゆとり教育のつけ

2006-08-02 10:42:17 | 受験・学校

オープンキャンパス(四半世紀異常昔の私の学生時代にはありませんでした)で、高校生の質問を受けました。

問い:文系なので、生物しか勉強していません。受験はどうでしょうか?

   答え:生物も試験科目です。合格点を取ってください。

問い:生物しかとっていないので、食品栄養学科では、化学がわからないと大変と聞きましたが、どうしたらよいでしょうか?

  答え:合格してからでも良いので、化学を勉強してください。

  論理的に理解  するためには、基礎から必要なので

  高校の教科書が良いのではないですか。

高校1年生で、進路コースを決めて、習わないで過ぎてしまう科目がる。そのために悩んで、失われた取り返せない時間の後で、記憶力が落ち始めたところで、学習していかなければならないのが”ゆとり教育”のつけと感じた次第です。

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