連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

教育者の対応がこれか!

2007-09-12 05:12:27 | 日記・エッセイ・コラム

学生の授業要望に対する解決策が、これでは、”訴訟対応”でなないか、と思う当時者になっています。

教育現場での、学生と教師の関係を、いかにとらえているのか?

金を払ってくれる人として、学生への へつらい が感じられて、

対応した学校側の見識に対して、落胆、失望、寂寥を禁じえませんでした。

学生横暴の助長を手助けしている、人間関係構築の機会を放棄させている 学校!

というわけで、”権力者”=学校側

         ”原告”=学生

         ”被告”=私

という図式になりますので、目下回答意思なし。

実態調査を要請したいと思っています。

内容は、声がききづらい  → 前の席たくさん空いているよ。

                   私語なんとかならないの!注意し続けていると、

                     時間がどんどんなくなる (心の中で)

                   ワイヤレスマイクを準備して!

内容がわからない → 今までの復習ではないのよ。

               勉学の意欲十分なら、予習、理解できなかったら復習して!お願い

字が下手、絵が下手 → 自覚していますが、こればっかりはね!

教科書どこをやっているかわかるようにして → 毎回講義開始に告げているでしょ。

                              途中でも言っているのよ。

                             講義に集中していて聞いてくれないかな!

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ことばをぶっつけられた

2007-09-12 04:54:10 | 日記・エッセイ・コラム

今年は、成人麻疹の流行で、大学の校外実習に際して、抗体価測定の強制通達が各施設から届き、学校側は対応に追われた。

来年度から、事前に測定し、実習への備えとすることに私が所属する施設はなった。

学生に対する測定法についての検討を要請された。

検査費用は、検査法によって3千円程度と1万円程度と異なる。

学生から徴収する費用負担軽減を事あるごとに検討されている時勢の中で、結局、学生には廉価なHA法の採択を答申した。

その決定後、『廉価な検査をしても、再検査が多くなるので、お医者さんの収入は同じになるわけで、うまくできていますね。』と、教育職にある人から言葉をぶつけられた。

医師を、金の亡者とカテゴリー分類している発言としか思えず、不快な会食の席であった。

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台風9号さなかの朝礼

2007-09-07 21:44:33 | 血液専門医宇塚善郎

激しい風と雨。

木々は東から西に大きくきしみ、雨は横殴りのさまが窓から眺められる中で

風に揺れる葦よりも、もっとおぼつかないのが人間の足と言われているのを実感しながら

車からの降りた短い距離の間に実感した。

毎日病院は、種々のことが起きているが、

その時起こす行動は、さまざまな人の記憶の鏡である!    との言葉が

天気も台風、

院内も妊娠ラッシュの看護師不足のパニック状態発生という台風に遭遇した

院長宇塚の今朝の朝礼。

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高齢者の余力

2007-09-03 02:08:27 | 健康・病気

血液の循環=組織への栄養供給

動脈硬化→組織への栄養供給不全にまっしぐら!

生活習慣によって、急激にアンバランスに、自分に取り込んでいる動脈硬化の結末は?

高齢化するとは、徐々に全身組織の活力は低下し、生物学的に死に近づくことで、生物学的にやむを得ない当然なこと。

生活習慣病を迎え入れ、高齢期に近づくのは、

認知症になってもいいやと容認することという自覚は必要でしょう!

余力の急激な、アンバランスな低下→肉体の低下、生活の質の劣悪化

過剰でない、バランスのとれた食事

ほどほどの労働

質の高い睡眠     ⇒ 言うは易く、行うは難し !

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高齢者の全身維持

2007-09-01 06:10:50 | 血液専門医宇塚善郎

高齢者は余力がないと認識していますが、

認知症といわれる状態になんとなく、しかも急激に突入された方を経験しました。

血液疾患で入院中に、これまでも度々自宅で転倒しやすかったのですが、今回も転倒。幸いに骨折はなく、打撲による疼痛にもめげず起居を行っていました。

8月15日に、院長宇塚が幼き日に心躍らせて鮎とりに励んだ栃木県の小倉川の”鮎”を夕食に出したのです。いつもですと、まっ先に”美味しかった。院長は……”とはつらつとした声が響いていたのがなかったので、鮎は好物でなかったかしら?と思っていた矢先に、家族から応答が半分ぐらいちんぷんかんぷんで、面倒くさいのがすぐ目を閉じてしまうとはなされたのが20日。

神経学的所見に局所症状は認められず、認識力の検査のための応答はゆったりとしてはいても間違いはないので、痛いというので動かないからだということで、

28日に整形外科受診を予定して実行しました(当院は単科なので車で15分以内の病院に。

それまでは、血圧は高く降圧剤を必要としていましたが、血圧が低めで、酸素飽和度(sPO2)も低下したので救急車で戻しますと連絡が入りました。

戻って5分も経過しない内に収縮期血圧は100以上、sPO2も間もなくほぼ100%に戻り、酸素吸入を中止しても低下しませんでした。

血液は、退院可能な状態に回復してきていたのと、本人は自宅に戻ればやる気が出るという発言があったので、神経学的精査後に判断しようということで30日、神経内科を受診。

同乗した救急車の搬送中に血圧低下、sPO2の低下を目の当たりにしましたが、目をつぶっていますが、救急隊の質問には間違えることなく名前、年齢、住所を応えている10分ぐらいの内に目的地に到着。

頭部のCT、MRI,MRI血管造影と検査を行いました。

この間、今まで経験したことのない血圧は低い値を示しました(80台)。

検査の結果は、脳には最近起きた病変は認められず、

CTではっきりしたのは、以前から徐々に進行した、年齢相応の脳の委縮。

MRIでは、ラクナ梗塞が多数。

血管造影で、内頸動脈、特に右が途絶。

かなり時間が経過したのち、内頸動脈の末端に血流があったことを示す所見。

→ 動脈硬化による血流不全。従来からあったもので新しい変化ではない!

 全身状態の変化は著明! これは、血圧を高くしてかろうじて全身の血流を確保。

 交感神経の緊張などで、高血圧を維持していたからで、

あるきっかけで無理をしない状態になると共に、血液の巡りが緩慢になり、酸素供給が不足し、傾眠傾向、移動による血流不全、心不全、血圧低下へと進展。

動脈硬化の病変は不変でも、活動能力の劇的な変化、すなわち、急速な認知速度の低下に=認知症といわれる状態 になることに改めて驚きました。

生活習慣病の予防、啓蒙をさらに強く言える契機となった、20年以上診療に従事した患者さんです。

  

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