連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

国宝 唐招提寺金堂設立年

2010-12-31 15:35:37 | 学問

天平の甍 ”国宝”唐招提寺という番組は魅力的であった。

歴史遺産の年代を特定する作業は

推理小説のようなスリリングさに満ちあふれている。

今回は、年輪伐採年代法の作業が公開されていた。

最外年輪の部材捜し。

その後の年輪の幅の測定。

歴年標準パターンとの比較。

伐採年の特定。

伐採年以後に建立ということになるので、

天平の甍は、平安の甍になるかもしれないという結果であった。

日本では、歴年標準パターンは、ヒノキとスギにより作成されていた。

歴年標準パターンの作成過程は、緻密で、根気のいる作業であった。

大切な、価値ある、基準資料。失われないように!

消失の場合は、光谷拓実氏が再び現れなければ、

再現できそうもない、地味で、根気のいる作業。

日常診療の平凡な繰り返しに勇気をもらった番組でした。

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長谷川潾二郎展;宮城県美術館

2010-12-19 22:19:31 | ペット

タローに会いに行ってきました。片ひげのない眠り猫。

長谷川潾二郎の絵画態度を物語る伝説の1枚。

気持良さそうに眠るタロー。

タローの履歴書から、凛とした、わが意向を曲げない、潾二郎その人かな?

今、宮城県美術館に展示されている猫の絵は?という質問がありました。

猫は何匹?この数字は一致しません。

佐藤忠良展の1枚の挿絵にはたくさんの猫が描かれていました。

タロー関連で、

わが愛猫の眠りスタイルの写真がたくさん貼られたパネルがありました。

自慢したい猫は、思い出の中にあるぞと心の中に呟いて美術館をあとにしました。

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大活字本;視覚障害

2010-12-13 18:05:34 | 健康・病気

大活字本シリーズの一冊を購入。

普通サイズと比べて、字が大きい。眼で字を追っていく距離は長くなる。

1ページに組み込まれる字の数は少ない。

読みやすいかと言われると、

眼鏡をかけると視力低下の障害を感じないので、

読みやすいわけではなかった。

本の値段は通常より高かった。

点字図書館から、点字の手紙が届くので、

眼をつぶりながら、読むのだけれど、かかる時間はとてつもない時間。

慣れたとしても、要する時間は、

目明きの読書時間と比較すれば長くかかるだろう。

不便を忍んで実行して、理解できることが多い。

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特許

2010-12-09 14:48:08 | インポート

ノーベルレクチャー報道で、

ノーベル化学賞を受賞した鈴木章先生(北大名誉教授) は、

講演の最後に特許は取っていませんので、自由に使ってください。

日本が世界に誇る20周年をむかえたTRON プロジェクトも 

当初、坂本健先生(東大教授)の方針で無特許で、

フリーでオープンな普及を目指したと記憶している。

最近の講演でTRONをフリーでオープンなシステムと要約したと同じ方針。

青色発光ダイオードの原料としての安価な珪素を開発した

松岡隆志先生(東北大学)

いづれの先生も、地域の発展、学問の発展の拠点としての大学を意識して

特許申請をしなかったと思っている。

12月7日のNHKクローズアップ現代のデバイスラグ

そしてドラッグラグが起きる医療界の問題は

特許とか審査とかマネーに起因してくるのとは対極的だなと感慨を抱いた。

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