連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

流出文化財一時保管

2011-02-20 23:01:26 | アート・文化

20日は、偶然が重なり昼前から拘束されない時間が与えられた。

東京国立博物館で、≪仏教伝来の道  平山郁夫と文化財保護≫ を鑑賞してきました。

第2章  [アフガニスタン] バーミヤン の展示には、心がえぐられました。

作品は、すばらしいのですが、今ここにある流転をさせた人間の狭量さに胸が詰まりました。

カブール博物館の回廊にあったという「カーシャパ兄弟の仏礼拝」、

アフガニスタンのバーミヤン、フォラディの両遺跡の壁から不当にはがされた壁画片の数々。

同胞の祈りの心を無にすることのできる凶暴さ。

それに対し、資金を投じて 流出文化財 の一時保管、保護で、

いずれあるべきところに返還するという、偉大な構想。

薬師寺 玄奘三蔵院奉納の「大唐西域壁画」 絵身舎利 神々しく、

伽藍建立のために写経寄進に励んだこともあり、感慨深いものでした。

式能のチケットはすべて売り切れ当日券は無かったのは、幸いだったかな?

展覧会は、3月6日までだったので、無理をすればどちらも鑑賞可能だったかな!

久しぶりの、神 修羅、鬘、世話、鬼 の式能を堪能したかったというのも本音で、

日々あきらめていたことが叶ったら慾がでました。

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炎症

2011-02-18 12:57:40 | 健康・病気

炎症は、火が重なった字

大火事の後は、廃墟同然の一変した景色が広がりますね。

全身炎症の後の自分の体の変化を実感しています。

ひょんなことから始めた太極拳で、先生に

こんなに体が曲がっている人見たことが無いわ! と言われ驚いた私。

右手は、手首が曲がって伸びない。固有背筋は、はなはだしい左右不対称。

列挙すればきりがない。

そうなってしまったのは、学生時代に発症した、膠原病のため。

ここにもあるのか関節と存在感を示した、全身の間接の炎症。

原因のひとつである、自己抗体の産生。

延々と続いた炎症のなれの果てが、先の先生の発言につながっている。

変形は治らない!痛みが軽ければと思って過ごしてきた。

あまりにも下手な太極拳に、自分自身で辟易し、すこしづつ治そうとして

9年が過ぎ、最近やっと良くなってきたという実感が強くなってきた。

良くなったと思うと、また次の問題が出てきて、

皮下の、結合組織では、すさまじい業火が燃えさかっていたんだなと

耐えに耐えしのんでいた時期を思い出し、

まだかとうんざりする自分に対し、

手を緩めると、逆戻りするかもしれないよと 自分自身で叱咤激励している。

がちがちに硬く、窮屈な体から、

のびやかで、柔軟で、存在感を示さない軽やかな肉体をとりもどしたい。

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庭の剪定後の嘆き

2011-02-13 22:12:16 | 日記・エッセイ・コラム

年に一度 植木の剪定をしてもらう

すっきり きれいになるが、風情もなくなる。

毎年、失われるものがある。

一面に白く咲いていた、 銀杯草を 

雑草として根こそぎ引き抜かれ、 その後復活せず!

秋田から 運んできた カワラナデシコも 根こそぎはぎ取らrていた。

コンクリートが見えないようにグランドカバーとなっていたのに!

(理由は、石の囲いから外れていたから)

捜しに捜し 知り合いの庭にあるのをみつけ、ひと枝、手に入れ  挿木して

まだひょろひょろとしているが やっと 花筏とわかるまでになったのに

邪魔でないのに 切ることなかろうが!

今年は、 石が囲いの中にあった クリスマスローズが引き抜かれていた!

大株にしたかったのに!

仕事が忙しく休めないので、植木屋さんの仕事を指図できないがからといって

大事に育て上げようとしている 意図が理解できないなんて

生き物を扱う職人として センスなさすぎ!

今年も悲しい気分で すっきりきれいな 庭を眺めている。

 

 

  

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期末テスト採点

2011-02-06 19:19:42 | 受験・学校

期末試験は、講義の1巻で、

学生の理解度と、教師の教え方の成果を確認出来る好機です。

少し長めの文章に空欄を設け、文章が完成する文言を記入するというスタイルをとっています。

例えば

細胞が分裂して数が増すことを( )、細胞が特別な構造や機能を持つことを( )という。細胞が新しく物質を合成することを( )、分解することを( )という。

記憶があいまいで、頭から絞り出した言葉に出会うと、学生の思考法が垣間見てとれ、

学生の顔を思い出しながら、接し方に思いをはせながら、採点を続けます。

間接的ですが、学生との対話のひと時で、新学期に向けた準備の始まりです。

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