連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

高橋和巳

2006-11-16 21:27:22 | 血液専門医宇塚善郎

院長が高橋和巳の名を出してきた。書評か何かから、”わが解体”を呼んだ読んで?マークを出しながら、知っていると質問された。

学生時代、彼の作品はバイブルのような存在で、邪宗門、非の器も呼んだし、羽仁五郎の都市の論理、吉本隆明、大江健三郎などの作品も読みまっくったと応えたことから、京都大学助教授退職、白川事件、公安委員長、通信傍受法へと話が発展。

年月による興味、記憶の霞を実感した、全共闘世代の私がいます。

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人生を楽しむためには

2006-11-16 20:49:35 | 健康・病気

在院期間の短縮のため

治らないから、好きな生活をしなさい

と主治医からいわれて、退院させられたら、

楽しい生活がおくれますか?

某総合病院で、治らないからと退院勧告を受けて、全身出血斑だらけで、捜し当ててて当院に来院入院されて3年が経過した、再生不良性貧血の患者が、初めて自然増加を示しました。

毎日毎日、血小板輸血をしても血小板数は10000以下でした。入院後2年目頃に、相性の良いドナーがみつかり、血小板輸血回数は激減し、貧血進行の程度も鈍ってきたので、退院となり、通院しながら、必要に応じて輸血治療を行ってきました。

血小板輸血をしないで3週間経過し、さらに数が増加していると、話したときの、驚きと、うれしそうなこと!

初診時、患者も家族もあきらめ顔でしたが、窮鳥ふところにいれば猟師もこれを拒ますのたとえどおり、2年もの長きにわたる入院生活を強いた、医者の粘りが通じた、粘り勝ち!

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健康診断 老人

2006-11-16 18:01:01 | 健康・病気

健康診断を毎年受けて、10年ぐらい前から、貧血を指摘されている方が入院されてきました。

”貧血ですが、軽度なので問題ありません” と、コメントされていたので、放置していたということです。整形外科も、内科も、受診歴はあったのですが、当院受診時は、死んだほうがましと思うほど痛い、と訴えておられます。臭いものには蓋をせず、岡目八目で、虚心坦懐に対面診断を心がけられていても7~8年は、無為にすぎたのでしょうか?それとも、紺屋の白袴よろしく、医者の不養生だったのでしょうか?

もう少し、早く診断するきっかけとなるコメントが健診結果で本人に通知されていたらば良かったのにと思います:望天望気正からず!。

当院のプロトコールMCMP で治療すれば、1コースで腰痛は改善し、自力で生活が維持できるまでに回復されるでしょうが、痛くないほうが、痛くなる前のほうが、治療後のQOLは高いレベルであったろうにと思います。当院の成績については、反響の高い雑誌に投稿するべく目下データーの検討に入っていますが、まだまだ数ヶ月を要します。

貧血、腰痛:という所見があれば、血液専門医は、多発性骨髄腫を疑って検査を開始します。しかし、専門外の医師は、ただちに念頭に浮かんで検査を開始する頻度の病気ではない、むしろ稀な疾患と、多発性骨髄腫は言えるでしょう。 

 専門外領域に対しては、無知の知を心がけねば、と自戒。

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