気になりだすとあっちもこっちもなキヨちゃん２

　今は止めてしまったが、以前はお茶を作っていた。昔は２か所あり、途中から手が回らなくなって１カ所にし、結局コロナ前の年に完全に止めてしまった。
　と言うのも、場所が遠いのだ。まず車が入らない。よそ様の家に車を止めさせていただき、そこから結構な山道を歩くのだ。そこから、背負子などで背負って運んで行かなくてはならないし、茶摘みだけでなくまず１年に何度も草取りや肥料、切込みなどが必要なので、家から遠いのも問題なのだ。
　昔はお茶の他に栗を植えて収穫していたが、それは遠い昔にやめてしまい、今は萱だらけになっている。そして、その萱を刈って干しては畑の肥料にしている。
　さて、こんな茶畑だが、今は行くことも無理なキヨちゃん。切ったり干したり運んだりは近所のおじさんを雇っている。昨日も４日かけて作業してくれたとおじさんが集金に来たのだが、キヨちゃんはその状況が気になって仕方がない。いくらおじさんが説明しても、見てみないとどの程度刈って、どのくらい収穫できたのか、一度切った茶の木が今どの程度荒れてしまっているのか、邪魔にならないのかなどなど。
　当然、キヨちゃんは行けないし、私とて自分が行くだけで精一杯で、キヨちゃんを車いすやおんぶしては到底無理だ。そして一人で行くのも心細い。
　なので、たまたま休みだったくりりんと一緒に今日行って、動画を撮ってきた。

　　　　　

　まあ、こんな調子で色々気になるキヨちゃんである。


＊昔、歩いて運んでいた頃のキヨちゃん。

　　　　　

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